サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦後期第7節対慶大

2014年10月20日

10月19日
味の素スタジアム西競技場
土壇場でつかんだ勝利
 前節6失点と大敗を喫した中大。リーグ戦も残り5試合となり、1部リーグ残留に向け全ての試合に負けは許されない。「次は絶対0で抑えようと言っていた」(佐藤監督)の言葉通り、慶大との攻防戦を無失点で制し、2-0で念願の勝利をつかんだ。

1アシスト1ゴールの活躍を見せた砂川

 前半はお互いに均衡を崩せない展開だった。開始5分、2縣翔平(商2)が中盤で慶大のプレスをかわし、前線の23翁長聖(経2)へアーリークロスを出す。中大はシュートを放つが枠の上に外れる。続く10分には相手に右サイドを攻め込まれ、カウンターからクロスを上げられる。慶大はヘディングを打つが、これは後期開幕戦以来の出場となる1前田将(経4)の好セーブで阻止。
 好機を見せるも決めきれない展開が続く。20分、34早坂翔(経1)がドリブルで持ち込み右サイドの11古橋匡梧(経2)へパス。しかし相手DF陣の素早い守備によりゴールへは繋がらない。23分には慶大のパスミスを奪い、ゴール前で9内田祐介(商2)がシュートを放つも相手GK正面。中大が攻め込む展開が続く。28分、5岡崎亮平(経4)のロングパスに古橋が合わせ、難しい位置からのループシュートを放つ。これがゴールへ入るように見えたが、もう少しのところで相手DFがクリア。その後37分、慶大にまたも右サイドを攻められシュートを許すが、前田のセーブに助けられる。慶大の堅守に悩まされ0-0で前半を終えた。

先制点を決めよろこびを表す縣

 前半の均衡を何としても破りたい後半。開始直後、慶大のファールにより中大はFKのチャンスを得る。キッカーは10砂川優太郎(法4)。壁に弾かれたこぼれ球に早坂が詰めシュートを放つが、ゴール左に外れる。47分、慶大のクロスを6鴨池陽希(商1)が頭でクリアし慶大にCKを与える。慶大のCKを前田が弾いたものの、こぼれ球を拾われゴール前での混戦となる。慶大にゴールを狙われる苦しい時間帯が続く。流れを自分たちのものにしたい中大は、早坂に代えて17飯干雄斗(経2)、内田に代えて19矢島輝一(商1)を投入。この後、試合の流れは中大へ。64分、鴨池と砂川のワンツーでボールをゴール前まで持ち込むが、相手DFに阻まれる。続けてCKを得るが中大のヘディングは相手GK正面。「調子の良い選手はどんどん使っていきたい」(佐藤監督)。79分には古橋に代えて37石井光(経1)を投入。
 その3分後、長い均衡を破ったのは中大だった。砂川のCKに縣がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。「1週間CKの練習をやっていた。上手くいってくれたので良かった」と砂川。縣のゴールによって勢いづいた中大は、集中力を欠いた慶大DF陣の隙をつき幾度となく好機を演出する。そしてアディッショナルタイムには、今試合1アシストの砂川のミドルシュートが相手GKの頭上を越えゴール。2-0の後期リーグ戦初の無失点で試合を終えた。

 リーグ戦も残り4試合。今節の勝利で1部リーグ残留に向けわずかな希望が見えた。「監督からも(今日の勝利は)五分の一に過ぎないと話があった。次も必ず勝てるように(したい)」(4渋谷亮主将・商4)。次は東国大戦。この試合を残留への足掛けとしたい。
◆試合結果
○中大2
-0慶大●
得点者:縣、砂川

◆スタメン
GK 1前田
DF 6鴨池、5岡崎、12小出啓太(商3)、2縣
MF 34早坂→17飯干、10砂川、8三島頌平(商1)
FW 11古橋→37石井、9内田→19矢島、23翁長

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部