サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦後期第6節対専大

2014年10月12日

10月12日
Shonan BMW スタジアム平塚

再スタート図るも敗戦

 白須監督が一時休養のため、GM佐藤健氏を監督代理として迎え、新たな一歩を踏み出した中大。1敗も許されない状況下の中挑んだ専大戦は、2-6と相手の勢いを止めることが出来ず、2部降格の危機的状況のなかで、痛い1戦となった。
 中大のキックオフによって始まった前半。開始5分、23翁長聖(経2)がミドルシュートを放つも、ゴール上に外れる。直後にボールが奪われ、ゴール前に運ばれるが、5岡崎亮平(経4)が体を張って阻止。しかし相手の勢いは止まらない。9分、相手は積極的にシュートを放ち、中大DF陣も必死に食らいつく。そして10分、コーナーからパスを受けた相手が放ったシュートが決まり、中大は先制点を奪われた。さらに13分、キーパーをかわした相手がゴール。専大は一気に2点を奪った。その後も相手の勢いは止まらず、積極的にシュートを放つ。38分、中大にFKのチャンスが訪れるが、ヘディングでかわされてしまう。前半は、相手にペースを奪われたまま終了した。

後半68分、得点を決めた早坂

 同点に追いつきたい後半。49分、11古橋匡後(経2)が相手ゴール前に攻め込みシュートを狙い、中大に流れが来たと思われた。しかし52分、右サイドからのロングパスを相手はそのままゴール。追加点を奪われた。さらに60分、相手の放ったシュートはポストに当たり、一時はピンチを免れたが、跳ね返ったボールをすかさずシュート。ここでも追加点を許してしまう。「ゴール前の1対1の場面で相手に劣っていた」(34早坂翔・経1)
 ここで、4渋谷亮主将(商4)にかわり早坂、65分には、15右高静真(文3)にかわり32小形聡司(経3)が入る。すると68分、古橋のパスを受けた早坂がゴールを決め、1点を奪い返す。早坂は、「差がついてしまったので、点を取っていこうと思っていた。後半は、チーム全体でそういう気持ちがあった」と振り返る。
 しかしその後、専大が猛攻撃が再開。積極的にシュートを放たれるも、21置田峻也(商2)が、何度もこれを阻止する。そして85分、翁長のサイドからのクロスを岡崎がパス。こぼれたボールをすかさず小形が押し込みシュート。中大は2点目を追加し、最後までねばりの姿勢をみせる。「サイドからクロスがくると分かっていた。後ろに岡崎さんが見えていたのでこぼれてくるのを待った。それを触っただけ」(小形)。
 なんとか2点を奪ったものの、アディショナルタイムにさらに1点を奪われ、試合は2-6で終了。中大は相手に計23本のシュートを放たれ、相手の勢いを止めることはできなかった。

2点目のゴールを決めた小形

 高い得点力を誇る専大相手に守備の対応で追われる結果となってしまった中大。「序盤の2失点が今年の悪い点が早々にでてしまった。そこが耐えられないと、ああいう形になってしまう」と佐藤監督代理はふりかえる。一方で「最後の2得点は意地を出したという事で次につながるかな。先週までだとそのまま終わってしまっていた。後半追いつこうという気力が出来た」と前向きな姿勢もみせた。
 渋谷主将は、「白須さんのもとで主将としてやらせてもらって戦ってきて、チーム全体で信じてやってきたので、こういう結果は選手たちも責任を感じている中で、白須さんのためにも健さんと一緒に戦おうという気もしでやったんですけど、それがこういう結果になってしまって悔しい」と、気持ちをあらわにする。次節に向けては、「前を向いて一緒に信じて戦うという事が一番だと思うので、下を向いてるやつや、後ろを向いてるやつを一人も出さないで、とにかく全員前を向いて戦えるように一週間準備して次は絶対勝つ」と意気込んだ。
 結果こそは負けてしまったが、新たな課題、成長点が見つかった、収穫の多い試合であった。監督が代わり、不安定なチーム状況ではあるが、監督代理をはじめ選手らはまだあきらめていない。ここからの立ち上がりに注目だ。
◆試合結果
中大2-6専大○

◆スタメン
GK 21置田
DF 13高橋龍之介(総4)、3木村圭佑(文4)、6鴨池陽希(商1)、5岡崎
MF 4渋谷亮→34早坂、8三島頌平(商1)、15右高→32小形、
FW 11古橋、38岩渕諒(商3)→9内田祐介(商2)、23翁長