サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦後期第5節対早大

2014年10月08日

10月7日
中央大学多摩キャンパスサッカー場
最後まで攻めあぐね敗戦
 前節の国士大戦で5失点の大敗を喫してしまった中大。今節の相手である早大は前期リーグ戦で競り負けている。ホームの利を活かしたい中大グラウンドでの試合となったが、相手のディフェンスを最後まで崩すことが出来ず0-2で敗北した。

サイドからチャンスメイクする23翁長聖(経2)

 前半は互いに落ち着いた攻めを展開していく。5分、ペナルティエリア付近で10砂川優太郎(法4)がFKを得るも、早大のヘディングに阻まれてしまう。8分には23翁長聖(経2)からパスを受けた8三島頌平(商1)がミドルからチーム初シュートを放つも枠を外れる。さらに5岡崎亮平(経4)のロングフィードからサイドへの展開を軸に攻め立てる。16分には砂川がサイドを突破し、クロスボールを上げるも、走りこんだ味方が合わせることが出来ず、決めきれない時間が続く。
 均衡が破れたのは23分。早大は前線でボールを受けたFWが中大DF陣をかわしてシュートを放つ。ボールは弧を描きながらゴールへと吸い込まれ、早大が先制点を挙げ0-1となる。
 すぐさま追いつきたい中大は26分、16秋元佑太(商4)のパスカットから、広く空いたサイドでパスを受けた砂川がクロスを上げる。ところが、またしても相手DF陣に阻まれてしまう。
 35分、早大は右サイドから左サイドへ綺麗に展開されたボールを中央へクロス。中央でこぼれたボールを相手OFが押し込み、これが決まってしまう。早大は2点目を挙げ、0-2と差をつけられてしまう。
 前半終了間際の43分、13高橋龍之介(総4)が空中戦を競り勝ち、そのまま中央へクロスを挙げる。しかしそのボールに誰も合わせることは出来ず、前半終了。相手のカウンターに遭い、2点ビハインドで後半に臨む。

2失点を喫したものの再三の好セーブを見せた置田竣也(商2)

 攻めの姿勢を貫くことが必要不可欠になった後半。中大は開始早々こそFWでボールが収まらない時間が続いたが、そのFW38岩渕諒(商3)が前線でボールを奪い、ドリブルで運んでシュートを放つ。これが相手GKに防がれるも、そのこぼれ球を秋元がシュート。しかしこれもGKに阻まれてしまい、決定機を逃してしまう。
 その後、ボールを支配できない時間が続く中大は64分に31青柳駿平(商4)、32小形聡司(経3)を投入する。75分にはペナルティエリアから少し遠いところで受けた砂川が強烈な右足のシュート。しかし、これも枠を外してしまい我慢の時間帯が続く。83分には6鴨池陽希(商1)が相手ゴールキックをヘディングでクリアすると、そのままサイドを駆け上がり好機を見出すが、パスは回らない。試合終了間際には高橋のスローインに途中から出場した9内田祐介(商2)が反応し難しい体勢からシュートも、枠を捉えることが出来ない。結局後半0-0で最終スコア0-2で試合終了。チャンスを作ったものの、決めきれず敗戦を喫した。
 決定機は作ったものの、最後まで相手の組織力の高いDF陣を崩しきれないという試合展開であった。特に中大グラウンドでの試合ということで多くのギャラリーが脚を運んだが、勝利で応えることは出来なかった。「いつもと違う雰囲気で絶対に勝たないとという気持ちはあった。0点では勝てない」(三島)。次戦はリーグ戦において優勝争いの軸となっている専大だ。ゲームキャプテンを務めた岡崎は「自分たちが劣っているとは思っていない。現状最下位で、残り全部勝たなければならない。次の試合はその1試合目だと思って、残り1試合1試合を頑張りたい」と先を見据えた。2部降格回避に向けて負けられない戦いは続く。
◆試合結果
●中大0-2早大○

◆スタメン
GK 21置田竣也(商2)
DF 6鴨池、5岡崎、3木村圭佑(文4)、13高橋
MF 16秋元、8三島→32青柳、17飯干雄斗(経2)
FW 10砂川、23翁長聖(経2)→31小形、38岩淵→9内田

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部