サッカー部

サッカー部 第56回中筑サッカー定期戦

2014年08月06日

8月3日
味の素フィールド西が丘
伝統の一戦を制す
 中大と筑波大との歴史ある定期戦は今年で56回目を数えた。現役戦を前に行われた2軍戦では筑波大が勝利し、OB戦は中大が勝利。1勝1敗で現役戦が行われた。前期リーグ戦を11位で終え、不振にあえぐ中大はここで勝利して後期リーグ戦に向けて弾みをつけたいところ。しかしこの日も前半に先制点を許す展開となる。だが、後半に2ゴールを挙げ逆転し、そのまま逃げ切り勝利を収めた。

 試合開始直後、中大はいきなりチャンスを迎える。2分、17山口紘範(法3)のパスを9内田祐介(商2)が反応、シュートを放つも惜しくも枠を外れる。14分には6渡辺大斗(商4)の中盤での激しい当たりが相手のパスミスを誘う。そこを12翁長聖(経2)がゴールを狙うもここも阻まれる。
 均衡が破れたのは28分だった。DF陣のパスミスから中盤でボールを奪われロングシュートを決められてしまう。何とか追いつきたい中大は前半終了間際にペナルティエリア付近でFKのチャンスを得る。山口の強烈なシュートはここもネットを揺らすことができない。0-1で前半を終える。

 追い付きたい後半。4渋谷亮主将(商4)は「最近の練習試合では後半に勝負をかけることができている」チームに焦りはなかった。48分にはGK1前田将(経4)が1対1の場面で積極的な好セーブを見せチームを盛り立てる。中大に流れが傾いてきたところで11小形聡司(経3)と8三島頌平(商1)を投入する。すると67分、左サイドからのクロスがこぼれたところを小形が反応。GKの手を弾く鋭いシュートが決まり同点に追いつく。
 さらにその9分後の76分、途中出場の15矢島輝一(商1)が「出たらすぐに決めようと強い気持ちだった」とクロスから折り返されたボールをボレーで押し込み逆転に成功する。
 その後も気迫の守りで得点を許さず2-1で逃げ切った。DF陣を束ねた5岡崎亮平(経4)は「走り足りないという課題の中、フィジカルの向上はやってきた。最後は勝てるというのは自分たちの自信にもなった」と手ごたえを感じた。

 「今年は下級生が押し上げてくれている。上級生もそれに負けじといい雰囲気。今日も前期だったらズルズルやられていたので粘れて良かった」(渋谷主将)とチームの調子は上がってきている。後期は巻き返しに期待したい。

◆試合結果
中大2-1筑波大●
得点者:小形、矢島

◆スタメン
GK 1前田
DF 7橋本龍馬(経2)、5岡崎、2木村圭佑(文4)、10新藤菜央(商2)→13鴨池陽希(商1)
MF 6渡辺、4渋谷→8三島、17山口→飯干雄斗(経2)、12翁長、14右高静真(文3)→11小形
FW 9内田→15矢島

記事:「中大スポーツ」新聞部