サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦前期第10節 対国士大

2014年05月27日

5月24日
川口市青木町公園総合運動場
悪夢の5分――まさかの逆転負けを喫す
 前期リーグ戦も残すところあと2節。しかし、中大は勝ち点5の11位と未だに不振が続いている。何かを変えなくてはいけない――全員がその気持ちを持って国士大戦に挑んだ。前半をスコアレスで終え、後半30分に11古橋匡梧(経2)が待望の先制点をマークする。勝利は目前だった。だが、国士大に一瞬の隙を突かれ同点に追い付かれると、立て続けに追加点を奪われ逆転を許してしまう。反撃も実らず試合はそのまま1-2で終了、「もったいない敗戦」(白須監督)となってしまった。
 前半では今季のベストとも言えるプレーを見せる。国士大に対してボールを保持しながらチャンスを作り出し、組織的な守備で相手に攻撃の機会を与えない圧倒的な試合運びだった。攻撃も1分の9内田祐介(商2)のシュートを皮切りに、内田のタイミングの良い抜け出しや古橋の左サイドからのクロスで好機を生み出していく。しかし、ネットを揺らすまでには至らず、0-0で前半を終えた。

 後半に入っても流れは中大にあった。48分、ミドルシュートを打たれるが1前田将(経4)が好セーブ、ゴールを割らせない。52分、今度は39鴨池陽希(商1)のクロスから17飯干雄斗(経2)がダイレクトボレーを放つもGKに弾かれる。その3分後、PAのすぐ外からのFKを10砂川優太郎(法4)が直接狙ったが惜しくも枠を外れる。その後何度かピンチを迎えるが、前田のセーブと相手のミスで失点を許さない。すると待ち望んだ先制点が生まれる。75分、砂川がバイタルエリア付近でボールを受けると、裏へ抜け出した古橋へ絶妙なパス。「いいパスが来たので、流し込むだけだった」(古橋)とこれを落ち着いて決め、中大が試合を動かす。それまで主導権を握っていた中大は、このまま試合を終えれば勝利できるはずだった。しかし、その油断が命取りとなってしまう。82分、セットプレーから同点に追い付かれると、87分にはバックパスを狙われ最後はオウンゴールで2失点目。わずか5分間で一気に逆転されてしまった。前節のような劇的ゴールがそうそう生まれるはずもなく、1-2で試合は終了。勝ち点を積み上げることはできなかった。

 「それまでゲームを支配していたのに得点して受け身になったのがまずかった。ああいう場面でも積極的にボールに行く気持ちを見せなくては」と、白須監督はこの敗戦を悔やんだ。

 前期リーグ戦最終節は6月15日。その間には全国大会出場を懸けた一発勝負のアミノバイタルカップも控えている。「(全国大会が)地元でやるということもあるし、出場することはプラスになると思うので、何としても勝ち進んで全国大会出場を決めたい」(古橋)。リーグ戦の悪い流れを断ち切り、アミノバイタルカップでは飛躍を遂げられるか。
 

◆試合結果
中大1-2国士大○
得点者:古橋


◆スタメン
GK 1前田
DF 15縣翔平(商2)、3小出啓太(商3)、5岡崎亮平(経4)、39鴨池
MF 35藤橋弘貴(商2)、25三島頌平(商1)→4渋谷亮主将(商4)、17飯干→6秋元佑太(商4)、11古橋→34山口紘範(法3)
FW 9内田、10砂川

記事:「中大スポーツ」新聞部