サッカー部

サッカー部 関東大学サッカーリーグ戦前期第6節 対駒大

2014年05月05日

5月2日 横浜市三ツ沢公園陸上競技場
遂に最下位転落
 全11節ある前期リーグ戦もちょうど折り返し地点だが、ここまで勝ち点をわずか1しか獲得できていない中大。悪い流れを断ち切りたいところだったが、この日も53分に先制を許してしまう。83分に11古橋匡梧(経2)の初ゴールで同点に追い付くが、終了間際の88分に勝ち越しゴールを奪われ1-2で敗戦。同日に行われた試合で12位の桐蔭横浜大が勝利したため11位だった中大は最下位に転落した。

 立ち上がり、まずチャンスを作ったのは中大。6分、左サイドを深くえぐった古橋が中央にクロスを入れるが、37矢島輝一(商1)はあと一歩のところでボールに触れない。その後は駒大のパスワークにほんろうされる。29分には右サイドを突破され、中央の混戦から最後は至近距離でシュートを打たれるもポストに当たり難を逃れる。その1分後、またしても右サイドを突破されシュートを放たれるが、今度は21置田峻也(商2)がファインセーブ、ゴールを割らせない。その後両チームとも決定機を作り出せず前半はスコアレスのまま終了する。


 後半に入っても試合は駒大ペースで進む。すると53分、試合が動く。CK後の混戦から最後は11番に押し込まれ、先制を許してしまう。何とか追い付きたい中大は60分、矢島に代えて9内田祐介(商2)、4渋谷亮主将(商4)に代えて35藤橋弘貴(商2)を投入する。攻勢を強めていきたいところだったが、ここでアクシデントが発生。68分、味方と衝突した3小出啓太(商3)が起き上がれず負傷交代を余儀なくされる。代わって15縣翔平(商2)が入ったが、中大としては最後のカードを切る形となってしまう。

 ピッチに悪いムードが漂うなか、それを振り払ったのはこの男だった。83分、25三島頌平(商1)の浮き球パスに反応した古橋がGKの飛び出しを見て冷静に流し込み嬉しいリーグ戦初ゴールを決めた。「今までズルズルと外し続けてきたので決められてよかった」(古橋)。

 しかし、試合はまだ終わらなかった。終了間際の88分、駒大に左サイドからクロスを上げられると、置田が相手FWと競りながらパンチングするが、こぼれたところを頭で押し込まれ再びリードを奪われてしまう。中大の最後の反撃も及ばず終了のホイッスルが鳴った。

 「先制されて相手に好きにやらせてしまった」(古橋)、「試合の入りに勢いがない」(渋谷主将)と言うように、今季の中大は勢いがなく主導権を握れない試合が続く。次節の桐蔭横浜大との試合では、主導権をしっかり握ったサッカーで初勝利をもぎ取ることができるか。

◆試合結果
●中大1-2駒大○

◆スタメン
GK 21置田
DF 22新藤菜央(商2)、5岡崎亮平(経4)、3小出→15縣、13高橋龍之介(総4)
MF 10砂川優太郎(法4)、25三島、20橋本龍馬(経2)、11古橋
FW 4渋谷亮主将→35藤橋弘貴(商2)、37矢島→9内田祐介(商2)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部