硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集③鍬原拓也選手

2017年09月11日

見据えるのは頂点だけ エースが挑むラストシーズン

 

 9月5日に開幕した東都大学野球秋季リーグ戦。立正大との最初のカードはいよいよ明日! 東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集、第3回は鍬原拓也(法4=北陸)です。エースとして、最上級生として迎える最後の秋。チームの優勝のため、フル回転も辞さないと意気込む鍬原に、今季の意気込みを聞いてきました!

 

鍬原拓也① ▲自身のプロ入りもかけ、勝負の秋に臨む

 

――まずは春季リーグ戦を振り返って

鍬原 70点くらい。今年の中大は、他のチームと比べて1年生が多い。なかなか結果は出せるものじゃないし、緊張もあったと思う。自分としても勝ちたいところで勝つことができなかった。7勝5敗と勝ち越せたが、単独の2位じゃないというところが70点かなと。

 

――奪三振数が増えた、意識は

鍬原 意識はしていない。ただ、直球は狙っていても、甘くなければ前に飛ばされないと思う。ファールでカウントを取って、最後に直球や変化球の配球があって取れた三振だと思う。

 

――保坂淳介主将(商4)の存在は

鍬原 やはり大きい。

 

――この夏の収穫は

鍬原 打者を見て投げられている感じはある。自分の苦手な立ち上がりもここ最近は良くなってきていると思う。

 

――投手陣のリーダーとして

鍬原 東海遠征から、個人に投げる前にテーマを持たせて、投げさせている。自分でテーマを持つことで、それをやろうとしているぶん、自信や自覚も出てくる。言った以上はやらないといけなくなるし、それが結果につながっていると思う。

 

――巨人3軍とのオープン戦

鍬原 3軍といえどやはりプロ。驚いたのは、際どい球を振ってこないこと。甘い球があれば、1軍に行ったことがある選手ならヒットにされる。それが、プロと大学の差だと実感した。

 

鍬原拓也② ▲投手リーダーとして後輩への声かけも欠かさない

 

――自身とプロとの距離

鍬原 中大に進学したころは現実味があまりわかなかった。本当に行けるのかなと、夢のまた夢のような感じだった。今は、本当に行けそうな感じがして、逆に夢なんじゃないかなと。

 

――春は体調を崩した

鍬原 体調を崩してチームに迷惑をかけた。疲労をためないように、体調管理をしているつもり。

 

――期待を寄せる下級生

鍬原 投手陣に関しては全員に期待している。期待しているぶん、口調が強くなったり、厳しく怒ったりもある。下級生が頑張れば、4年生も頑張ると思う。みんなに期待したい。

 

――改めて、秋の目標

鍬原 年間10勝、全大学からの勝ち星、この2つを達成したい。

 

――母・佐代子さんはプロについて

鍬原 自分の小さいころからの夢で、それをずっと見てきた。今、叶いそうなところまで来ているので、悔いの残らないようにやってほしいと。プロに行けても、行けなくても、その夢はずっと追い続けてほしい。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部