硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対国学大1回戦

2017年05月02日

5月1日 神宮球場

終始主導権を握られ完敗…大事な初戦を落とす

 

▲失点を許し、下を見る鍬原

 

    123 456 789 RHE

国学大=101 200 000=4103

中 大=010 000 000=150

[国]山岡-横井

[中]鍬原、喜多川、花城-保坂

本塁打:なし

◆スタメン

1[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

2[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)

3[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)

4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

5[指]堀内 寛人(商3=県岐阜商)

6[一]河合 泰聖(法3=龍谷大平安)

7[遊]牧  秀悟(商1=松本第一)

8[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)

9[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)   

P 鍬原 拓也(法4=北陸)

 

 亜大から勝ち点を奪い、現時点で2位の中大。中2日で、対するは首位を走る国学大。優勝を懸けての大一番だったが、疲れからかエース鍬原は国学大打線に序盤につかまり降板。あとを受けた中継ぎ陣が無失点に抑えるも、相手先発山岡の前に内野ゴロの間の1点のみに抑えられた。

 

▲一時同点のホームを踏んだ保坂主将を迎えるベンチ  

 

 一試合目の途中に強雨や落雷の影響で中断するなど、試合開始予定より約2時間遅く始まったこの試合。先発鍬原は立ち上がり、2者連続三振のスタート。抜群の安定感を誇る今季、今日も難なく初回を切り抜けるかと思われたが、3番打者に安打を許すと、四球を挟み、続く打者に中前に打球を運ばれ先制を許す。その後の投球も中2日の登板の影響か上手くリズムに乗れず、4回途中4失点で降板した。試合後、「徐々に体が開いてしまった。変化球が入らず組み立てに苦しんだ」と自身の投球を振り返った。2番手には喜多川省吾(経3=前橋育英)が登板。「試合になったら疲れなどは言っていられない」とこの日も自責点0で抑え、続く花城凪都(商4=興南)も国学大打線の勢いを止める好リリーフを見せた。

 

▲二塁手土谷の好守備で5点目は阻止

 

 何とか投手陣の頑張りに応えたい打撃陣だったが、終盤までわずか2安打に抑えられる。迎えた最終回。先頭の牧が二塁打で出塁、その後1死一、三塁の好機。今季幾度となく粘りの攻撃で逆転してきた中大。この日も「逆転の中大」に期待が懸かったが、最後までホームが遠かった。

 

▲亜大3回戦で本塁打含む3安打、今日も2安打の堀内

 

 優勝へ向け、初戦を落とした中大は苦しい展開となった。先発の柱である伊藤優輔(文3=小山台)の負傷離脱により、明日以降も投手陣の負担は計り知れない。だが、前カードの亜大戦も初戦を落としてから2試合連続逆転勝利と全員野球で勝ち星を積み上げてきた。今日、唯一複数安打を放ち打撃好調の堀内は「もう下にいくことはない。とにかく上だけをみて明日から連勝を目指し、勝ち点を取りたい」。望みを繋げるためにもまず、明日勝って勝敗を五分に戻したい。

 

◆コメント

鍬原

 ストレートが狙われているのが分かりながら変化球が入らず組み立てに苦しんだ。(体調は)まだ今日はベストではなかった

堀内

 (相手の山岡は)いい投手。早いカウントで勝負することを意識していた。とにかく上だけをみて、明日から連勝を目指したい

喜多川

 (2死満塁で前橋育英高の同期の工藤との対戦)こういう場面で勝負出来てうれしい。あいつにはよく当てられていたので、次は空振りに抑えたい。明日は絶対に勝つ

 (打撃の調子)徐々に上がってきている。(明日へ)優勝が懸かっているので、チーム一丸で勝ちたい

 

◆試合結果

中大1-4国学大○(1敗)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部