硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対東洋大2回戦

2017年04月19日

4月13日 神宮球場

佐野日大高卒3、4番アベック弾 理想的な試合運びで勝ち点1

 

▲今季リーグ戦初本塁打を放ち、笑顔でガッツポーズの保坂主将

 

    123 456 789 RHE

中 大=021 430 000=10100

東洋大=000 102 000=371

[中]伊藤、喜多川、花城-保坂

[東]片山翔、村上頌、福山、山下雅、上茶谷-西川、浦岡、佐藤

本塁打:[中]保坂(3回1点)、吉田(4回2点)

◆スタメン

1[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

2[遊]牧  秀悟(商1=松本第一)

3[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)

4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

5[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)

6[指]廣谷 真也(経3=日本大学第三)

7[遊]土谷 恵介(法4=前橋育英)

8[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)

9[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)   

P 伊藤 優輔(文3=小山台)

 

 先週の開幕カード同様、初戦を取って臨んだ2回戦。大工原の5打点の活躍や2本の本塁打などで効果的に得点し10得点。投げては伊藤、喜多川省吾(経3)、花城凪都(商4)、3投手の勝ちパターンの継投で強力東洋大打線を3点に抑え勝ち点をものにした。

 

 絶好調大工原のバットが止まらない。まずは2回、7番土谷の死球と8番飯嶌の今季初安打、五十幡の二ゴロで1死二、三塁のチャンスで先制となる左越え適時二塁打。「下位打線の4年生がつないでくれたので、絶対返したかった」と笑顔で振り返った。4回にも2死二塁から右越え適時二塁打、また続く5回にも2死二、三塁から中前適時打を放った。「あいつやばい」という声がベンチから飛び、盛り上がっている中、少し頬を緩めた。この試合4打数3安打5打点の大活躍で、打率.563、打点7で今季リーグ戦打率、打点ともにリーグトップに踊り出た。本人も「しっかりボールが見えているし、振りきれている」と手応えを感じている。

 

▲3安打5打点と大活躍の大工原

 

 3回、4番保坂主将に本塁打が飛び出す。日大戦よりもフォームをクローズドに変えて臨んだ試合でその成果を出した。「打った瞬間いったと思った」(保坂主将)と言う会心の当たりだった。三塁を回る前、スタンドの選手たちに向け拳を突き上げた。日大戦で連敗した後、真っ先にベンチ外の選手たちに「申し訳ない」と声をかける保坂主将の姿があった。この姿に「ベンチ入り、ベンチ外関係なくチーム全員で勝ちにいけるチームにしたい」と語った背番号1のキャプテンシーがうつっていた。4回には、牧のリーグ戦初打点となる右前適時三塁打、続く吉田が2点本塁打を放ち、3番、4番アベック弾となった。佐野日大高の先輩後輩である2人は、高校時代を含め初めてのアベック弾。保坂主将は「ずっと一緒にやってきているので嬉しい」とほほえんだ。

 

▲4回保坂主将との初アベック弾となる2点本塁打を放った吉田

 

 先発は伊藤。初回を三者凡退と上々の立ち上がりをみせると、テンポよく強力東洋大打線を抑えていく。しかし、4回簡単に2つのアウトをとったあと、連続四球で2死一、二塁とされると8番打者に右前適時打を打たれ失点。点を取った直後の回で、2死から四球が原因での失点だったために悔いの残るイニングとなった。6回にも連打と四球などで2死満塁のピンチをまねき、9番打者に右前適時打を浴び2失点したところで降板。6回2死一、三塁のピンチの場面で喜多川にスイッチした。喜多川は当たっている竹村(東洋大)を1球で左飛に打ち取り、続く7、8回も連続で三者凡退に抑える安定した投球を見せた。チームの守護神を任されている花城も最終回を圧巻の三者連続三振で切って取りゲームセット。理想的な試合展開で連勝し、勝ち点をものにした。

 

▲中大の絶対的守護神花城

 

 次戦は1週空いて亜大。優勝するために、鍵を握る試合となる。打線の勢いそのままに挑んでいきたいところだ。また鍬原拓也(法4)と高橋遥人(亜大)の両ドラフト候補投手の投げ合いにも注目が集まる。

 

◆コメント

保坂主将 

 日大戦の初戦とって気持ちが緩んでしまって勝ち点が取れなかった部分あったので、今日は気持ちを引き締めていこうと話した。早い段階で勝ち点を取れたのが大きい。来週空くのでしっかり準備したい

大工原 

 (3安打5打点の活躍)しっかり球が見えているし、振り切れている結果だと思う。打撃の調子を維持して連勝でいきたい

 

◆試合結果

中大10-3東洋大●(2勝)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部