硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦 対東洋大1回戦

2017年04月13日

4月12日 神宮球場

これぞエースの投球! 鍬原14奪三振、完封勝利

▲5回表のピンチをしのぎガッツポーズの鍬原

    123 456 789 RHE

東洋大=000 000 000=041

中 大=001 010 01X=371

[東]飯田、村上頌-西川、田中悠

[中]鍬原-保坂 本塁打:なし

◆スタメン

1[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)

2[遊]土谷 恵介(法4=前橋育英)

3[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)

4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)

5[二]内山 京祐(文1=習志野)

6[一]小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)

7[右]大工原壱成(商2=桐光学園)

8[指]西山伸之助(経2=聖光学院)

9[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)

  P 鍬原 拓也(法4=北陸)

 1戦目に勝利をあげるも、2連敗で勝ち点を落とした開幕カードから1週間。相手は東洋大。勝ち点を取るためにも大切な初戦。先発の鍬原が序盤から圧巻の投球。打線も少ない好機を得点に結びつけ、見事勝利を収めた。

▲先頭で三塁打を放つ大工原

 昨日の試合が雨で流れ迎えた初戦。マウンドに上がるのは、中大のエース鍬原。先週の日大3回戦では疲れからつかまり、2回で降板する悔しい投球だったが、しっかりとこの日に調整してきた。「序盤は、シンカーも直球も狙いすぎ、決めにいきすぎてダメだった」と振り返るが、前半5回まで得点圏に走者を置いたのは1度だけ。その5回表の東洋大の攻撃も1死三塁のピンチだったが8番西川、9番津田を連続三振で抑える。その後は相手に付け入る隙を見せず、7回から8回にかけては5者連続三振。許した安打はわずか4、大学では初めてという14奪三振の完璧な投球で鍬原は今季二度目の完封。カードの初戦を白星で飾った。

▲先制の中犠飛を打った西山

 相手先発、飯田の前に初回、2回と好機をつくれずにいた中大だったが、3回先頭の大工原が右越えの三塁打を放つ。大工原は今日2打数2安打で今季の打率を5割にのせた。続く無死三塁と先制の好機。打席には先週の日大3回戦で代打で登場し、初打席初安打を記録した西山。そして今日、初スタメンを勝ち取った西山が清水監督の起用に応える先制の中犠飛を放つ。さらに、5回に下位打線で満塁の好機をつくると相手の失策により得点。8回も相手の野選でダメ押し点をあげる。この日の鍬原には十分すぎる効果的な得点だった。少ない好機だったが、相手のわずかな隙をついての得点は、数字以上に重くのしかかっていた。

▲初スタメンを勝ち取り2安打の小野寺

 この日は、先週の日大戦から打線をガラリと変えてきた。中でもこの日、日大3回戦で代打本塁打を放った小野寺が2安打を打ち、初スタメンで結果を残しアピールに成功した。昨季出ていた4年生が抜け、新しく入ってきた1年生も結果を残し、チーム内での競争は激しくなっている。エース鍬原を中心に守り勝った勢いを大切に、先週取り逃がした勝ち点を奪いたい。   ◆コメント

清水監督  

 (試合前選手に)1カード落としたけど、今日は今日で頑張ろうと伝えた。(明日へ)勝ち点が大事。みんなでとりにいく

鍬原

 1戦目に合わせて調整してきた。序盤はシンカー、真っ直ぐともに狙いすぎてダメだった。後半は腕を振って投げることができた

大工原  

 (2打数2安打と当たっているが)打撃は運がいい感じ。(明日へ)隙を見せず相手を飲み込みたい

小野寺

 得点は取れなかったが、いい感じに攻めることができた。気を緩めず、勝ちに貪欲にやっていきたい

◆試合結果

中大3-0東洋大●(1勝)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部