4月6日 神宮球場
9回に驚異の粘り見せるも 開幕カードで勝ち点落とす…
▲小野寺の本塁打がチームに火をつけた
123 456 789 RHE
日 大=040 611 000=12170
中 大=100 000 006=7121
[日]田村孝、東、植谷、田部-東海林寛
[中]鍬原、伊藤、小林奨、鳥養、喜多川-保坂
本塁打:〈日〉田中達(4回1点)、松田(4回3点)〈中〉小野寺(9回1点)、大工原(9回2点)、吉田(9回1点)
◆スタメン
1[左]飯嶌 幹太(商4=宇治山田商)
2[右]大工原壱成(商2=桐光学園)
3[三]吉田 叡生(経3=佐野日大)
4[捕]保坂 淳介(商4=佐野日大)
5[指]内山 京祐(文1=習志野)
6[一]河合 泰聖(法3=龍谷大平安)
7[二]土谷 恵介(法4=前橋育英)
8[遊]牧 秀悟(商1=松本第一)
9[中]五十幡亮汰(法1=佐野日大)
P 鍬原 拓也(法4=北陸)
1勝1敗で迎えた日大との3回戦。今季初の勝ち点を挙げたい中大はエースの鍬原を中1日でマウンドに送った。しかし、その鍬原が2回4失点でKOされ、リリーフした投手陣も大量失点。11点を追う9回には小野寺祐哉(経2=白鴎大足利)の本塁打などリーグタイ記録となる1イニング3本の本塁打で6点を返したが及ばなかった。
▲中1日の登板となったが、2回でKOされた鍬原
自慢の速球がことごとくはじき返された。日大1回戦で142球を投げ完封、チームを勝利に導いた鍬原。「疲れもあったし、(直球の)球威も落ちていた」(鍬原)。2回、連打で無死一、二塁とされ、続く打者の犠打を保坂が野選。無死満塁とピンチが広がると、田中達に適時打を浴び同点。その後も上川畑の適時打などでこの回4失点、3回以降もリリーフ陣が捕まり12点を奪われた。
▲リーグ戦初本塁打を放った大工原。
保坂主将の適時二塁打で先制して以降、追加点が取れなかった中大は11点ビハインドの9回に意地を見せる。先頭の小野寺が本塁打、「打った瞬間入ったと思った」(小野寺)。さらに連打で無死一、三塁とし、大城幸泰(商3=糸満)の犠飛で1点。そして、2番・大工原がリーグ戦初となる2点本塁打を放つ。「代打がつないでくれて、いつも出ている自分も刺激になった」(大工原)。続く吉田も本塁打を放つなど土壇場に6得点。しかし、小野寺が中飛に倒れ万事休す、序盤の失点があまりにも重すぎた。
▲リーグタイ記録となる1イニング3本塁打目を放った吉田
開幕カードの勝ち点を落とした中大。しかしリーグ戦はまだ始まったばかり、最終回の粘りは必ず次につながるはずだ。「まだ1カード目。しっかりと切り替えて来週勝ちに行く」と保坂主将も前を向く。逆襲のため、次週の東洋大戦こそは勝ち点を挙げたいところだ。
◆コメント
保坂主将
投打がかみ合っていない。序盤で主導権握られてしまったのが敗因。最終回の攻撃を次のカードにつなげられるといい
鍬原
自分が勝てないとこういう結果になる。反省すべきところは反省して次は勝ち切れるようにしたい
吉田
(本塁打は)つなぐ意識の結果。1週間負けを認めて、相手を意識しながら練習したい
小野寺
打った瞬間入ったと思った。素直に嬉しかったし今までやってきたことが正しかったと証明された気がした
大工原
同級生3人が代打でつないでくれたので、いつも出てる自分も刺激されて本塁打につながった。(次週へ)最終回0点で終わっていたら悪い印象だけど、自分も本塁打が出たりいい形が出来て次につながる
試合結果
●中大7-12日大○(1勝2敗)
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部