硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対亜大2回戦

2016年09月30日

9月29日 神宮球場

「魔の4回」最後まで響き、完封負け 

▲昨日殊勲打を放った飯嶌幹太(商3)だが、今日は好機で打てず空を仰ぐ

      123 456 789 RHE

中 大=000 000 000=040

亜 大=000 400 00X=490

[中]伊藤、在原、喜多川、花城-保坂

[亜]嘉陽-頓宮

本塁打:なし

◆スタメン

1[右]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)

2[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)

3[左]吉田 叡生(経2=佐野日大)

4[三]小河  諒(法4=桐蔭学園)

5[遊]松田  進(法4=国学院久我山)

6[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)

7[二]新城  拓(文4=興南)

8[捕]保坂 淳介(商3=佐野日大)

9[中]大城 幸泰(商2=糸満)   

P 伊藤 優輔(文2=小山台)

 昨日、今季リーグ戦初勝利を飾った中大。勝った勢いそのままに連勝して勝ち点を得たかったが、相手の亜大は今春王者。中大打線は亜大、先発嘉陽のまえに4安打に抑えられ、また投手陣も先発した伊藤優輔(文2)が突如乱れたところを攻め立てられ4点を奪われるなど、全く隙を与えてもらえずに敗れこのカード1勝1敗のタイに。勝ち点は明日の第3戦に持ち越しとなった。

 あまりにも大きなイニングとなった。4回、伊藤が先頭打者に右前安打を打たれる。犠打に死球を挟み、迎えた1死一、二塁のピンチ。打席には昨日本塁打を打っている正随。初球、ストライクを取りにいったところを捉えられ先制の2点三塁打を浴びる。そこから2者連続の四球、ここで伊藤は降板。「先頭を出してから打ちとらないと。先頭を出してから自分はまだまだ弱い」と伊藤。今季開幕投手を任された右腕は未だに苦しい投球が続く。中大のこれまでの6試合、先発は鍬原拓也(法3)と伊藤が任されてきた。昨日、鍬原は138球の熱投でチームに白星をもたらした。同じ先発投手として鍬原に続きたかったが、4回途中でマウンドを降りる結果に。中大の上位進出はこの右腕の復活なしでは難しい。次回以降少しでも納得のいく投球を期待したい。

 伊藤の後にマウンドに上がった2番手の在原一希(法4)も直後2者連続適時打を浴び2失点。その後3番手の喜多川省吾(経2)が1死満塁のピンチを切り抜けたが、重い4の数字がスコアボードに映し出された。この回以降は喜多川、9回には花城凪都(商3)も復活のマウンドに上がり無失点に抑えた。結果的に4回の4点が今日の試合の勝敗を分けた。

▲4回途中でマウンドを降りる伊藤

 打線は、全選手が初回から凡打になりながらも粘りの打撃で攻略の糸口を探したが、最後まで相手投手にねじ伏せられた。4安打に抑えられる中で、下級生のころから試合経験のある7番の新城拓(文4)が2安打と今春苦しんだ打棒の調子は戻りつつある。しかし、今日出塁したのは下位打線のみ。上位の1番飯嶌から5番松田進(法4)まで誰一人として塁に出ることが出来なかった。今季中大打線は6試合で計47安打放つが、1試合平均2得点。あと1本が出ずに残塁が目立つ。接戦になればなるほど1本出るか出ないかの差が浮き彫りになる。残りの試合で好機をいかにものにできるか、打線の奮起が鍵となる。

▲8回、先頭打者として二塁打を放つ新城

 明日の3回戦は今季のリーグ戦全体を占ううえで大きな一戦となる。負ければ、春同様の残留争いに。勝って勝ち点を得れば、一気に上位もうかがえる位置に。まさに、中大にとって大一番。昨日のサヨナラ勝ちのように最後まであきらめない気持ちで勝利をつかみたい。

◆コメント

秋田監督

今日のことは振り返りたくない。明日やるしかない。(明日は総力戦?)ピッチャーがいないからね。可哀想だけど鍬原に頑張ってもらうしかない

新城

先に点を取られて引いた試合になってしまった。安打が出ない時期が続いたが、初心の気持ちを思い出してやって、よくなった。勝ち点を取れないと苦しいのでみんなで力を合わせて勝ちたい

伊藤

3回までは打たせて取ることができた。先頭を出してから自分はまだまだ弱い。昨日鍬原さんのいいピッチングを見て気合いが入っていたのに悔しい。

喜多川

(3回3分の2を無失点)4年生は最後の大会。いつも内野で声を掛けて下さるので感謝している。昨日クワさん(鍬原拓也・法3)で勝ったけど、伊藤もなかなか調子が上がらないから中継ぎが試合を作れないと負ける。

花城

マウンドに感触は良かった。いつでも投げることができるように準備はしていた。投げれなかった時期はつらかったが、走り込みやウエートトレーニングをして調整していた

◆試合結果

中大0-4亜大○ ※1勝1敗

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部