硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦 対日大2回戦

2016年09月27日

9月15日 神宮球場

開幕から4試合連続2ケタ被安打で開幕4連敗

▲打線がつながらず落胆するベンチ。左から2番目は松田主将

          123 456 789 RHE

中 大=200 000 001=3112

日 大=010 020 21X=6120

[中]伊藤、在原、喜多川―保坂

[日]東範、大和田-八田、佐藤健人

本塁打:なし

◆スタメン

1[中]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)

2[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)

3[左]吉田 叡生(経2=佐野日大)

4[三]小河  諒(法4=桐蔭学園)

5[遊]松田  進(法4=国学院久我山)

6[捕]保坂 淳介(商3=佐野日大)

7[指]安本 龍観(商3=天理)

8[二]新城  拓(文4=興南)

9[右]國吉 竜也(経2=習志野)   

P 伊藤 優輔(文2=小山台)

 開幕からいまだ勝ちがない中大。何としても勝利を挙げたい中大は初回に松田主将の2点適時三塁打が飛び出し、幸先よく先制する。しかし、リードをなかなか守ることができないのが、今年の中大。野選や失策が失点に絡み、5回裏に逆転されてしまう。攻撃陣も1点差の6、7回に犠打を失敗。投手陣も追加点を取られてしまい、3-6と敗北。今春と同じ開幕2カードを落とす結果となった。

▲先制の適時三塁打を放つ松田主将

 「どうやって勝てばいいか…」(松田主将)。リーダーがそんな弱音を吐くのも無理はない。最高の形で先制をし、流れを引き寄せたにも関わらず、終わってみれば逆転負け。幾多のミスが勝敗を分けた。    2点リードの2回、1死一、二塁の場面で三遊間よりの遊ゴロを松田主将が三塁へ送球。三塁手の小河諒(法4)が三塁を踏めばアウトを稼げるにも関わらず、踏むことができず、野選となってしまう。その直後に犠飛を打たれ、失点する。5回には一、二塁のピンチの場面で右翼手の國吉が打球を後逸。結局、この回に逆転を許してしまう結果に。

▲了海のリーグ戦初安打は二塁打

 攻撃陣のミスも見られた。6回無死一、二塁で保坂が犠打を失敗。続く7回には代打の了海航(商1)がリーグ戦初安打となる二塁打を放ち、無死二塁のチャンスを作るもまたも、1番に入った飯嶌が犠打を失敗し、チャンスをつぶしてしまう。11安打を放ちながらも拙攻が多く見られれば流れも悪くなり、リズムは作れなくなる。

 悪夢がよみがえる。今春もあっさりカードを落とし続け、気付けば8連敗を喫していた。「野球だけではなく生活や考え方、根本的なところから変えていかないと。他人任せが強い。そこが結局ここってところで力を発揮できない要因」と清水コーチは苦言を呈した。次戦からは王者亜大とのカードとなる。この試合のようなプレーが出てしまえば、間違いなく勝利をつかむことはできない。今季こそ「優勝」を目指してきた中大。先のことを考えるのはまず、今季初勝利をつかんでからだ。窮地に立たされている中大の挽回を何としてでも期待したい。

◆コメント

清水コーチ

松田が引っ張らないといけないチーム。野球だけではなく生活や考え方を変えていかないといけない。精神的に強くならないといけない。(3年生の)保坂や土谷は来年チームを引っ張る意味でもリーダーシップを発揮してほしい

松田主将

春も同じように負けていて、粘っていきたいけど、どうやって勝てばいいか…。きっちり先頭出すこととかをやっていくしかない。(応援してくれている人たちに)申し訳ない気持ちでいっぱい

小河

早いうちに追加点を取れずに伊藤を楽に投げさせてやれなかった。(1週空けて亜大戦)春も差はなかった。普通にやれば勝てる

伊藤

調子も悪くなくストライクを取れていたが、どれも先頭を出して点を取られた。1週空くので次もいい投球をできるようにしたい

了海

ストライク3つ振る気持ちで打席に入った。バットの先だったのでサードの頭超えろと思って走った。次戦亜大に勝てれば流れ来ると思うのでチーム一丸となって倒しにいく

◆試合結果

中大3-6日大○

※2敗

記事・写真:「中大スポーツ」