硬式野球部

硬式野球部・東都大学野球秋季リーグ戦開幕直前特集②村川翔太投手

2016年09月05日

復活を懸けるエース、村川翔太 

▲今春の入替戦で投球する村川

 開幕まであと2日! 今日は下級生のころから威力のあるストレートとキレのある変化球で、戦国東都の強打者を抑えてきたサウスポー、村川翔太(商4)を紹介します。  2年秋から頭角を現し、3年秋には防御率2.44、チームトップの4勝を挙げる活躍で、チームの躍進に貢献しました。しかし、今春は防御率3点台、0勝2敗と振るわない成績に終わりました。大学最後のシーズンである今秋、復活を懸けるエースの投球がチームの成績に直結することは言うまでもありません。

――春季リーグ戦を振り返って

村川「リーグ戦で勝てずにチームに迷惑をかけたのが一番。本当に苦しかった。(今春)けがもしていたので余計に」

――どこをけがされていた?

「左ひじをけがしていて、痛みがある中で登板していました。でも順調に回復してきて、夏のオープン戦もしっかり投げられている。けがもあったので、上手く切り替えられなかった。自分が、がらっと雰囲気を変えていくべきだったのにそれができなかった」

――入替戦については

「1戦目負けてしまったが、落ち込むことなく逆に開き直って、もう一度取り組みを見直したり生活面を改善したりした。朝にみんなで体操もやったりして初心じゃないけど、そういう気持ちを忘れずに取り組んだ。個人としてはチームの、ピッチャー陣の足を引っ張ってしまった。下級生が助けてくれて、なんとか残留できたので、今度は自分がしっかり引っ張っていきたい」

昨秋の村川。エースらしい投球でこのようなガッツポーズが今季も見られるか

――取材直前で見たオープン戦でフォームが今春に比べて少し変わっているように感じましたが、この夏取り組んでいることは

「力を込めるところや投げる前後を変えた。体幹トレーニングをしっかりして毎日でも投げられるようにトレーニングしている。あとは投げ込みもできるようになってきたので、打者を打席に立たせて、より実践に近い形式で投げている」

――今年、日本球界に復帰した和田毅投手(福岡ソフトバンクホークス)と同じ浜田高校ですが、同じサウスポーとして真似していることはあるか

「とにかくボールのキレを真似している。特に自分の一番の球種であるスライダーはより近づけるようにしている。あと、マウンドでの落ち着きも参考にしている。しっかり勝てる投手として必要だと思うので」

――これから始まる秋季リーグ戦に向けて

「とにかく優勝。個人としては春に良くなかったスライダーを修正して、チームに貢献できるように、任された試合をすべて勝てるように頑張りたい」

 大学最後のシーズン、今春に味わった悔しさ、苦しみを払しょくできるようにこの夏修正してきました。中大のエースが悲願のリーグ優勝に向けて輝きを見せる姿を見せられるか。今年も村川の投球に目が離せません!!

村川翔太プロフィール

むらかわ・しょうた 平成6年6月7日生 島根県出身 浜田高卒 171㌢・72㌔ 左投左打

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部