硬式野球部
硬式野球部・東都大学野球春季リーグ戦対亜大1回戦
2016年04月22日
4月20日 神宮球場
自滅で逆転負け いまだ勝利なしのリーグ戦3連敗
▲2番手鍬原が押し出し四球を献上してしまう
123 456 789 RHE
○亜 大=000 002 012=571
●中 大=000 000 300=3100
[亜]山田義、高橋遥、中村稔-宗接 [中]伊藤、鍬原-田畑
本塁打:なし
◆スタメン
1[遊]松田 進(法4=国学院久我山)
2[二]新城 拓(文4=興南)
3[右]吉田 叡生(経2=佐野日大)
4[三]小河 諒(法4=桐蔭学園)
5[指]堀内 寛人(商2=県岐阜商)
6[一]土谷 恵介(法3=前橋育英)
7[中]飯嶌 幹太(商3=宇治山田商)
8[捕]田畑 瑛仁(文2=浦和学院)
9[左]大工原壱成(商1=桐光学園)
P 伊藤 優輔(文2=小山台)
先制され、一度は逆転するも、再逆転され、敗北。2005年秋以来の開幕3連敗を喫した。「やりようがない」。秋田監督のこの言葉が今の中大の全てを物語っている。安打がなかった松田主将にも初安打が出たが、今季初勝利にはつながらなかった。
▲先発の伊藤は6回2失点で勝敗つかず
序盤は投手戦に。先発の伊藤は走者を出すも要所を抑え、得点を許さない。伊藤を援護したい打線は、1~4回、得点圏に走者を進め、チャンスを作るもあと一本が出ず、得点できない。
両チーム無得点のまま、6回表、伊藤は1死二、三塁のピンチを招き、5番宗接に2点右前適時打を打たれ、先制点を許す。「あの場面が全て。踏ん張らないといけない」と伊藤は反省を述べ、6回で降板する。
▲3安打を放ち、気を吐いた吉田
2点ビハインドの中大は7回裏、9番大工原がリーグ戦初安打となる右越え二塁打を放ち、1死二塁のチャンスを作る。打順は松田主将に。食らいついて弾き返した打球は二遊間へ。きわどいタイミングとなったが、一塁へのヘッドスライディングが功を奏し、判定はセーフ。待望の初安打にベンチも最高潮の盛り上がりを見せる。その後、2死二、三塁とし、3番吉田が猛打賞となる二塁への内野安打を放つ。送球間に松田主将が二塁から本塁へ生還し、同点。続く4番の小河が勝ち越しとなる中前適時打を放つ。「4番の仕事ができてなかったので、打てて良かった」(小河)。抜群の集中力を見せ、3-2と逆転する。
しかしここからほころびを見せてしまう。2番手、鍬原拓也(法3)が8回に同点にされると9回に1死満塁のピンチを招く。この場面で亜大がスクイズを仕掛ける。相手打者は空振りしてしまうが、その投球を捕手田畑が後逸。勝ち越しを許してしまう。その後、制球が定まらなくなった鍬原は押し出し四球を出し、万事休す。3-5で開幕3連敗を喫した。
この3試合で投手陣が出した四球は27。明らかに多い量である。オープン戦では好調を見せ、勝利を重ねていたチームはリーグ戦で未勝利。次戦は背水の陣で臨む覚悟だ。「次負けたら終わりという気持ちでやっていきたい」(小河)。戦国東都。チームはこれまでにない逆風を浴びながら勝利をつかみにいく。
◆コメント
秋田監督
送りバントを自分のおでこに当ててるようじゃしょうがない。中大が勝てないのはそこ。(調子の上がらない松田は)主将で守備の要、外すわけにはいかない。下位で打たせるより1番の方がきっちりやると思ってね。昨日はバッティングピッチャーをやったが、(復調のきっかけは)自分で見つけるしかない
小河
下級生のときにも4番を経験していたので、特別な気持ちというのは持たなかった。自分たちから崩れていることが多いので、しっかりと引き締めたい。次負けたら最下位という可能性も見えてくるので、連勝できるように頑張りたい
鍬原
自分のせいで負けた。それだけです。逆転してもらって強い意識でマウンドに立ったが、逆に空回りした
土谷
打線はつながって得点できたが、守備のリズムがよくなかったと思うので、改善していきたい。結果はどうであれ、2安打できたのはよかった
吉田
勝ち切れないのがチームの甘さ。開幕戦は体調不良で欠場したが、信念を持ってやれている。(同点適時打は)1球目大振りになった後、清水コーチに「コンパクトにいけ」と指示が出た。バットにボールを当てる意識に切り替えた
伊藤
6回の勝負所で抑えることができなかったことがすべて。変化球に頼らず、もっとストレートを使っていけばよかった。やっぱり先発として、先制点をもらうまで踏ん張らないといけない。次戦も登板があるかもしれないので、しっかりとその時は自分の仕事をしたい
大工原
(公式戦初安打の場面は)前の打席でフライを打ち上げてしまった。低い打球を打とうと、いい形で打てたと思う。後ろに松田さんやいい選手がいるので、なんとかつなごうという意識だった
◆試合結果
●中大3-5亜大○
※0勝1敗
記事・写真:「中大スポーツ」新聞部