硬式野球部

硬式野球部・夏季オープン戦対帝京大

2015年08月20日

8月16日 中大G

小河が逆転サヨナラ打

 中大Gに帝京大を迎えて行われたオープン戦。中大は8回まで12三振を喫するなど抑え込まれたが、9回に3四死球で満塁とすると小河諒(法3)が逆転サヨナラ打を放ち、2×-1で勝利した。

 先発はエースの山手幹(商4)。1回と2回は三者凡退に抑えるが、3回の先頭打者に右翼へ本塁打を浴び1点を失った。1死後に安打と盗塁で追加点のピンチを迎えるが、ここは外野フライで切り抜けた。

 

▲先発の山手

 打線は2回に先頭の4番・小川拓真(商4)が四球を選び、初めて走者を出す。次打者の三振の間に小川が盗塁し1死二塁と同点の好機を作るが後続が続かなかった。その後3回から5回までパーフェクトに抑えられ、反撃の糸口すらつかめない。6回、先頭の8番・山田直(文3)が中堅へチーム初安打を放ち、ようやく2人目の走者が出る。しかしここも後続がつなぐことができず、二塁にも進めないまま攻撃が終わってしまった。その後も4連続三振など代わった投手にも対応できず、8回まで1安打1四球12三振と打線が沈黙した。

▲チーム初安打を放つ山田直

 山手は5回と7回にも安打や味方の失策などでピンチを招くが、得点は許さず7回打者28人105球、安打6(うち本塁打1)四死球0三振8失点1でマウンドを降りた。2番手として8回からは松村遼(商3)が登板した。先頭打者を四球で歩かせたが、次打者が犠打を空振りした際に捕手の保坂淳介(商2)がけん制で一塁走者を刺すとリズムを取り戻し、9回までの2回を無失点で抑えた。

 このままでは終われない打撃陣は9回裏、この回から登板した投手から三振1個を挟んで3つの四死球を選び、1死満塁とサヨナラの絶好機を演出する。ここで打席に入った小河が2球目を打ち返すと、前進守備の二塁手の横を抜けて2人が生還し、逆転サヨナラ勝利となった。

▲逆転サヨナラ打を放つ小河

 結果として勝利はしたものの、帝京大に2安打13三振に抑えられた中大打線。東都の強力な投手陣から得点をもぎ取るには、課題の見えた試合となった。

◆試合結果

帝京大 001000000=1

中大  000000002×=2×

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部