硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球春季リーグ戦対駒大2回戦

2015年05月14日

5月13日 神宮球場

専大に並んだ!リーグ首位タイ、優勝に拍車をかける6連勝

前日に行われた1回戦では乱打戦を制し逆転勝ちを収めた中大。この日行われた2回戦では初回から試合の流れを有利に作り、15-8で6連勝。3つ目となる勝ち点を奪った。その結果リーグ首位の専大と並び、春季リーグ戦優勝にぐっと近づく形となった。

先攻の中大は初回、先頭の神里和毅主将(法4)が内野安打で出塁すると続く新城拓(文3)が四球で出塁。後続の小河諒(法3)が中前打で好機を広げると、4番小川拓真(商4)が左中間へ適時三塁打を放ち走者一掃。さらに松田進(法3)の適時打で1点を追加し、この回早くも4点の先制に成功した。小川は「左中間、中堅方向を狙っていたので、意識通りに打てた」と振り返った。

▲自ら先発を申し出たという山手幹(商4)

先発は昨日に引き続き山手が務めた。「昨日悔しい結果だったので今日は気合いが入っていた」と自ら志願しての登板。ところが1回裏、四球を与え2死一塁の場面で迎えた駒大の4番打者に右方向への本塁打を許してしまう。「この1球だけが今日の悔しいところ」と山手は振り返った。初回2点を失った中大だが、その後は山手の粘投で2回から6回を無失点に抑えた。

攻撃では3回表、打撃好調の松田が今季第3号となる本塁打を放ち、追加点を奪った。さらに5回表、先頭泉澤涼太(商4)が安打を放つと、松田が四球で出塁。続く吉田叡生(経1)がリーグ戦初となる右前打を放つ。塁を進めて無死満塁の状況で迎えた打者は山田直(文3)。中堅手の前に落ちる適時打で好機をしっかりとものにした。なおも1死満塁で神里主将は四球を選び押し出しで1点を追加。さらに続く新城が右方向へ適時打を、小河が犠飛を打ち、この回5点を追加した。

▲大学入学後初の安打を放った吉田叡生(経1)

しかしこれだけでは終わらなかった。7回表、中大の攻撃は一番神里主将から始まった。神里主将が四球で出塁すると、新城の犠打が上手く内野安打となって無死一、二塁に。続く小河が左方向に適時打を放って1点を追加しなおも無死一、二塁が続く。ここで頼れる4番小川の適時二塁打で2点を追加した。さらに後続の泉澤も左中間に2点適時二塁打を決め、無死二塁と好機は広がり続けた。後続の松田が遊ゴロで1死二塁になると、飯嶌幹太(商2)の右前打で1死一、三塁となる。さらに山田の犠飛で確実に得点し、最終的にこの回も5得点の猛攻を見せた。

▲生還しベンチでチームメイトと喜びを分かち合う山田直(文3)

一方守りでは7回、先発山手から伊藤優輔(文1)に交代。相手の先頭打者に単打を許す。さらにその打球を左翼手の山田が逸らし、その間打者が三塁まで進んでしまう。続く打者にも四球、さらに適時打を放たれると、その後も四球などで4点を奪われてしまう。しかし最後は三振で抑えるなど、1年生ながら堂々とした投球を見せた。

さらに最終回、投手は在原一稀(商3)に交代し、野手も河合泰聖(法1)に代わるなどフレッシュなメンバーへと託される。死球や安打、野手の失策などなかなか決まらない苦しい場面が続き2点を失うも、最後は二者連続の三振を取り、試合を締めくくった。

この試合を勝利した中大は、32年ぶりの6連勝を果たした。優勝へ向け勢いが付いた中大は、来週に最終カードである亜大戦を控えている。最速だと、この亜大との2試合に勝利し、かつ専大が拓大に1試合でも負けた時点で中大の優勝が決まる。もし中大と専大がともに連勝か2勝1敗した場合は、再来週の火曜日の優勝決定戦へと持ち越される。「打ってくれると信じている」(秋田監督)と一つ一つの試合を見据えていく。

◆コメント

秋田監督 初回の4点でよし、と思った。5点、5点はよく打った。これで連勝したので最終戦2つ勝てばわからないのでまた全員で勝ちに行く試合をしたいと思う

神里主将 打線はいい。亜大は隙があまりないチーム。自分たちができることをしっかりやっていきたい。負けたら優勝はないので勝つしかない

松田 初球からどんどん行こうと思っていた。狙っていたので、いいところに抜けてくれてよかった。チームの状態は本当にいい。2つ勝って優勝争いに加わりたい

山手 初回のホームランの1球だけが悔しい。負けたら優勝もなくなると思って、もう勝つだけ。自分が投げるときはしっかり試合を作れるようなピッチングで勝利に導けるように頑張りたい

小川 うまくかみ合っている。一人一人がやるべきことを、実力以上を出そうというよりはできることをやろうとしている結果だと思う。一つ一つ意識してやれたことが勝ちにつながっている

◆試合結果

中大 401 050 500=15

駒大 200 000 402=8

次の試合は東都大学野球春季リーグ戦対亜大1回戦(5月19日10:30~ 神宮球場)です!

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部