硬式野球部

硬式野球部 春季オープン戦対富士大

2015年04月03日

3月27日 中大G

開幕投手は譲らない!エース快投で完勝

 プロ野球開幕を本日に控え世間がにぎわう中、中大も春季リーグ戦開幕に向けて今日からオープン戦を3日連続で行う。1日目の相手は富士大。昨年度は春季、秋季共に北東北大学野球リーグを制するなど、全国大会常連の強豪チームだ。試合はリーグ戦開幕投手として期待される山手幹(商4)が快投。打線も効果的に点を奪い、6ー0で完勝した。

 先発のマウンドに登ったのは、昨年度から主戦力として登板している山手。初回をわずか10球で三者凡退に打ち取る。  山手を援護したい打線はその裏、先頭打者が打ち取られるも、2番・山田直(文3)が右前安打で出塁。二死二塁となって4番・小河諒(法3)のゴロを捌いた二塁手が一塁へ悪送球。その隙に二塁走者の山田が生還し、幸先よく1点を先制する。

 2回、山手は二死から安打で走者を出す。次打者に投じた4球目、一塁走者が盗塁を敢行。しかし本日スタメンマスクを任された冨岡央玖斗(文3)が持ち前の強肩で刺し、流れを渡さない。  その裏、一死から四球と死球で好機を演出。二死となり1番・新城が左前適時打を放ち追加点を挙げる。中大は3回にも神里和毅主将(法4)が三塁打で出塁すると、5番の小川拓真(商4)が犠飛を打ち上げ、序盤で3点のリードを奪う。

 3回まで30球を切る球数で相手を封じた山手を、バックが盛り立てる。4回、先頭打者が放った一二塁間への強烈な打球に一塁手の小川が飛びつき好捕。6回には左翼手の山田がファールエリアへの飛球をフェンスにぶつかりながら捕球するなど、ガッツあふれるプレーを見せた。

 2人の好守が打線にもいい流れをもたらす。6回裏、一死走者なしから7番・佐藤匠(文4)が逆方向への打撃となる左前安打で出塁。続く松田進(法3)が、ワイルドピッチで二塁へ進んだ佐藤を還す左越え適時二塁打を放ち4点目を挙げる。勢いは止まらない。二死二塁となり、ここで途中出場の土谷恵介(法2)が右中間を破る適時三塁打で5点目。さらに続く山田が中前適時打を放ち、この回3点を挙げ富士大を突き放す。

 山手は7回を投げ、相手打線を被安打わずか2に抑える好投で無失点。開幕投手へ大きく前進した。課題の制球もこの日は安定。直球、変化球を低めに集め、持ち味の打たせて取る投球が冴え渡り、相手打線に的を絞らせなかった。7回70球という球数が、山手の好調ぶりを何よりも物語っていた。

 山手の後を任され、8回から2番手として登板した畦地郷資(商4)は味方の失策で走者を出したが、1回を無安打無失点に抑えた。

 中大はその裏代打攻勢に転じる。先頭打者に堀内寛人(商1)を送り出すと、堀内は強烈な中前安打を放ち出塁。続く打者には同じく1年生の吉田叡生(経1)を代打へ。投ゴロに打ち取られ、結局この回は得点には至らなかったものの、新戦力の台頭を予感させた。

 9回は鍬原拓也(法2)がマウンドへ。二死から三塁打を浴びピンチを迎えたものの、力強い速球を武器に後続を断ち、試合終了。前半から主導権を握り、6-0と相手を圧倒した。

 エースの好投が光り、打線も効果的に得点を奪うなど、投打に充実の内容。明日(対中央学院大戦)、明後日(対帝京大戦)も中身の濃い試合をこなして、リーグ戦に向け弾みを付けたい。

◆試合結果
富士大=000 000 000=0
中 大=111 003 00×=6