硬式野球部

硬式野球部 春季オープン戦対東洋大

2015年03月18日

3月14日 東洋大G

勝利への執念見せるも引き分け

 宮崎で行われた春季キャンプを終え、関東では初実戦となった本日の試合。キャンプでは予定されたオープン戦8試合のうち、4試合が天候不良により中止になってしまったため、実戦不足が懸念された。本日の相手は同じ東都リーグに所属する東洋大。名門とはいえ、相手は2部に所属しているだけに、1部チームの意地を見せたい試合となった。しかし打線が相手先発投手に苦戦。投手陣の好投は光ったものの、勝ち切れず1-1の引き分けに終わった。

 中大の先発は花城凪都(商2)。右腕は初回から厳しいコースに直球、変化球を投げ分け、相手打者を抑える。しかし3回表に一死から遊撃手の松田進(法3)のエラーをきっかけに満塁のピンチを招き、押し出しで1点を先制される。球審の厳しい判定にも苦しんだ。
 援護したい打線はその裏、一死から3番神里和毅主将(法4)が四球、4番小河諒(法3)が死球で一、二塁の好機を作る。しかし5番小川拓真(商4)は遊撃ゴロ、6番泉澤涼太(商4)も空振り三振で無得点に終わる。

 花城は5回にも一、三塁のピンチを作ってしまうが、後続を断つ。結局この回でマウンドを降り、5回を自責点0の1失点。4つの四球を出してしまったものの、粘りの投球で先発投手としての役割を果たした。スタメンマスクを任された妹尾蓮(経4)のリードも光った。
 打線もその裏、反撃に出る。3番神里主将の内野安打に、相手遊撃手の送球ミスが絡み一死二塁の好機。ここで4番の小河が左中間を切り裂く適時二塁打で1-1の同点に追い付く。

 6回からは在原一稀(商3)が登板。2回を投げ2本の安打を浴びるも要所を締め無失点に抑えた。8回は右肘のけがから復帰した松村遼(商3)が登板。走者も出したが2つの三振を奪い無失点。打線も8回裏、先頭の今村優太(商3)が遊撃の失策で出塁すると、代打の和田丈(商4)が犠打で確実に送り、一死二塁とする。しかしともに守備から途中出場の土谷恵介(法2)は一飛、冨岡央玖斗(文3)は三振と勝ち越すことができない。

 このままでは終われない中大。同点のまま迎えた9回裏、先頭の新城拓(文3)が放った打球は遊撃へ。気迫のヘッドスライディングで内野安打とする。犠打と暴投で一死三塁、サヨナラ勝ちの期待が高まったが後続が続かず、1-1の引き分けに終わった。

 非公式戦となるオープン戦だったが、最終回に勝利への執念を見せた新城をはじめ、チームの雰囲気は良好。2部チーム相手に勝利はならなかったが、実りある一戦となった。

◆試合結果
東洋大=001 000 000=1
中  大=000 010 000=1