硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦対青学大3回戦

2014年10月25日

10月23日 神宮球場
最終戦を快勝で締めくくり、リーグ戦3位で終了
リーグ戦ベストナインには中大から4選手が選出

先発の山手

本日、1勝1敗と未消化だった青学大3回戦が行われた。2回に羽山弘起(商4)の適時二塁打で2点を先制すると、7回には小河諒(法2)の適時打などで4点を挙げ、青学大を大きく突き放した。投げては先発の山手幹(商3)が5回まで無失点で投げ抜くと、村川翔太(商2)が2回無失点の好救援を見せる。そして最後は畦地郷資(商3)と花城凪都(商1)が8、9回を抑え6対0で快勝。リーグ戦を3位で終えた。
また、リーグ戦終了後の閉会式ではベストナインとして一塁手・羽山、遊撃手・松田進(法2)、外野手・福田将儀(商4)、指名打者・金子大喜(文4)の4名が表彰された。

 悪天候の中行われた秋季リーグ戦最終戦。先発を任された右腕・山手は初回を2奪三振無失点に抑える上々と立ち上がりを見せた。2回には無死から連打で走者を二人背負うが、後続を凡打に打ち取り先制を許さない。

 打線は3回、2回まで完璧に抑え込まれていた青学大先発・岡野を捉える。先頭の7番・山田直(文2)が安打で出塁すると、続く8番・東隆志(法4)が四球を選び、この試合初めてのチャンスを手にする。そして一死一、二塁、1番・羽山が捉えた打球は右中間を割る適時二塁打となり2点を先制する。

3回、先制適時打を放ち二塁上でガッツポーズする羽山

 援護をもらった山手は4回、安打と味方の2失策で2死満塁と一打逆転のピンチを招くが、相手打者打球を二塁・新城拓(文2)が好捕。この試合最大の山場をしのいだ山手は5回まで無失点の快投を見せると、6、7回を村川が投げ7回まで青学大に反撃の隙を与えない。

 打線は3回の先制以降、チャンスをつくれず追加点を上げることができなかったが、7回に先頭の山田が2本目となる安打を放ち出塁すると、続く東の犠打が失策を誘い無死一、二塁に。そして9番・松田の打球を相手が失策し、山田が生還。相手の連続失策で1点を追加した。その後四球で無死満塁とすると、2番・新城が左翼に犠飛を放ち1点を追加。さらにその後も小河諒(法2)の右翼への適時打、代打・金子の左翼への適時打で2点を追加し、この回4得点と青学大を大きく突き放した。

 6対0とし迎えた8回、マウンドには畦地がリリーフで登板する。畦地は丁寧な投球で三者凡退に抑えリードを守ると、9回には3番手花城が打者4人で締め試合終了。最終戦を6対0の快勝で締めくくった中大はリーグ戦を3位で終えた。

 春は最下位争いをきん差で勝ち抜き5位、秋は優勝争いを演じるも一歩及ばず。目の前で駒大の胴上げを見せつけられた。まさに「戦国東都」をジェットコースターのように駆け抜けた一年間。それだけにこの一年間でチームが得たものは大きい。
 「いつか優勝できると思いますよ」。秋田監督は試合後、そう確信を口にし神宮を後にした。その「いつか」を来季に。中大硬式野球部はまた新たなスタートを切った。