硬式野球部
硬式野球部 東都大学野球秋季リーグ戦対亜大3回戦
2014年09月05日
初回に打者12人の猛攻で8点!亜大から8季ぶりの勝ち点挙げる

先制打を放った神里和毅(法3)
~1勝1敗のタイで迎えた第3戦。初回から打線が奮起し、打者12人の猛攻で8点を奪った。投げては先発の山手幹(商3)が6回まで3安打1失点の好投で流れを作った。最終回に追い上げられるも、序盤のリードを守り切り9-5で勝利。亜大から2010年秋以来の勝ち点を挙げた。
先発は開幕投手も務めた山手。「疲れはあったが、(3戦目までもつれたら)自分がいくつもりで準備していた」。初回の先頭打者に安打を許すと、犠打と四球で1死一、二塁のピンチを作るが中軸を抑えて切り抜ける。
2戦続けて先制点を許す展開であったが、この試合は先に主導権を掴んだ。その裏、先頭の新城拓(文2)が右越え二塁打で出塁すると、続く福田将儀(商4)の犠打に相手の失策が絡みチャンスが広がる。ここで「何としても打ちたかった」と神里和毅(法3)が3球目をはじき返し適時打。わずか10球で先制点を奪った。その後も攻撃の手を緩めず、小河諒(法2)、佐藤匠(文3)の連続適時二塁打、さらに四球と犠打を挟んで松田進(法2)の適時二塁打で計6点。さらに打者一巡して福田の2点適時三塁打で8-0。この回6本の長短打を浴びせて、試合を優位に進めた。

6回1失点の好投を見せた山手幹(商3)
~2回以降も山手はテンポの良い投球でアウトを重ね、相手打者を翻弄する。4回、四球に味方の失策も重なり1点を失うと、なおも1死二、三塁のピンチを迎える。しかし、三振を奪って2死とすると、続く打者にはこの日最速となる139㌔の真っすぐで一直に抑えた。
失点した直後の攻撃。先頭の福田が相手の守備の裏をかいたセーフティーバントを決めると、盗塁と神里の安打で無死1、3塁とする。ここで小河の打球は浅い中飛だったが、福田が果敢にタッチアップ。間一髪セーフとなり、相手に傾きかけた流れを再び取り戻した。
5、6回と山手が無失点に抑え、7回からは石垣永悟(商4)が登板。真っすぐ主体の投球で8回まで無失点に抑える。
勝利まであとアウト3つとなった最終回。亜大に意地を見せられ、3安打に失策が絡み4点を奪われる。それでも最後の打者を右飛に打ち取り逃げ切った。
「入学してから1度も亜大から勝ち点を取っていなくて、悔しさしかなかった」(福田)。悔しさをバネに、力に変えた。昨春の3回戦では完封負けを喫したが、今日は投打がかみ合い、亜大から8季ぶりの勝ち点を手にした。次カード以降へ向けて「1点を取って、1点を守り切る野球をやっていく」と島袋洋奨主将(商4)は語った。6連覇中の王者から勝ち点を奪い、目標とする優勝へ幸先の良いスタートを切った。
~◆選手コメント
秋田監督
8点取ったら取られると思ったので、早めに追加のもう1点が欲しかった。山手は苦しい中でよく投げた。勝ちがついてよかった。
島袋主将
開幕のカードが決まって、亜大から勝ち点取ることを目標にやってきて、頑張った結果が秋に出た。
神里
今までの2試合貢献できていなかったので、何としても打ちたかった。当たりはよくなかったがヒットになってよかった。
佐藤匠
昨日の負けは忘れて、今日は絶対勝つと話し合っていた。(スタメンの)チャンスをもらってチームに貢献できてよかった。
山手
初回の得点が心強かった。大量得点のおかげで楽に投げられた。
小河
ヒットも出て、打点も挙げられたので、これを機に切り替えていく。勝ち点を取ったが、隙を見せずに戦いたい。
松田
流れに乗って、ヒットを打てた。守備から流れを持っていけるように自分の役割を果たせれば。
石垣
最終回は自分のリズムが崩れてしまった。次任された時はしっかり守らないといけない。
福田
自分の持ち味を発揮できた。初戦から積極的にできている。
新城
とにかく積極的に振ることで結果が出ている。次(国学戦)が大事になる。
◆試合結果
亜大 000 100 004=5
中大 800 100 00×=9
記事・写真=「中大スポーツ」新聞部