硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球新人戦準決勝対国学大

2014年08月23日

8月23日 神宮球場
完封リレーで快勝し、決勝に進出

先発の村川

 昨日の新人戦1回戦に勝利した中大は国学大との準決勝に臨んだ。1回に新城拓(文2)と小河諒(法2)の連続適時二塁打で2点を先制すると、先発の村川翔太(商2)が8回2/3を無失点に抑える好投を見せた。8回にも山田直(文2)の適時打と新城の犠飛で追加点を挙げた中大が4-0で快勝し、決勝進出を決めた。決勝は青学大と行われる。



 先攻の中大は1回表「初回に得点できるようにと、まず出ることを意識した」という先頭打者の山田直が左翼への二塁打で出塁すると、続く松田進(法2)が初球で犠打を決め1死三塁とする。ここから新城、小河がそれぞれ右翼へ適時二塁打を放ち、2点を先制した。

 準決勝の先発は2年生左腕の村川。1回は2死から連打を浴び一、二塁のピンチを招くが、三振で切り抜ける。2~4回は無安打で抑えるが、5回に2本の安打と四球で2死満塁とされる。ここも内野ゴロで得点を許さなかった村川は、6~8回をそれぞれ三者凡退に仕留める完ぺきな投球を披露した。

8回、犠飛を打つ新城

  追加点が欲しい中大だったが、2回以降は走者を1人しか出せず好機を作れない。そんな中、8回にこの回先頭の冨岡央玖斗(文2)が中前打で出塁する。1回以来の無死の走者を犠打で確実に二塁へ進めると、山田直の左翼への適時打で待望の追加点を手にした。左翼手の失策の間に二塁へ進塁した山田直はその後相手投手のボークで三塁まで進む。四球を挟み1死一、三塁で新城が右翼へ犠飛を放って4点目を入れた。

 先発の村川は4-0で迎えた最終回のマウンドにも上がった。内野ゴロ2つで2死を取るが次打者に三塁打を許したところで降板。惜しくも完封とはならなかったが「今日の投球は自信につながった」と素晴らしい投球を見せた。村川の後を受けた2番手は、昨日の1回戦で延長10回から登板し勝ち投手となった在原一稀(商2)。三振で抑え、完封リレーを達成した。



 打線は少ない好機を確実に得点につなげ、先発投手も好投で応えるという理想的な試合展開で勝利した中大。明日は優勝をかけて青学大との決勝戦に挑む。


◆コメント

山田直
村川ががんばってくれた。(決勝は)いつも通り思い切ってやって優勝できたら。

村川
完投完封というのは頭になく、目の前の一人一人に集中して投げた。意識していたのは各回の先頭を抑えること。変化球を低めに集めることができたので、結果的に三振にもつながった。

新城
(先制適時打は)2ストライクに追い込まれたので、三振と内野フライにならないようにと思って振った。(明日の決勝は)思いっきりやりたい。

小河
4番だったので打点を意識した。(1回の適時打は)当たりは悪かったが得点につながったので良かった。

 

◆試合結果

中 大=200000020=4
国学大=000000000=0


写真・記事:「中大スポーツ」新聞部