硬式野球部

硬式野球部 東都大学野球春季リーグ戦対駒大1回戦

2014年05月20日

最終カードの初戦を落とす

エースに代わりマウンドに上がった鍬原

 4月から始まった春季リーグ戦も最終カードを迎えた。その相手は昨秋最下位の駒大だ。残留をかけ絶対負けられない試合の先発はエースの島袋洋奨主将(商4)に任された。初回に3点を先制されるが、攻撃では野手が好機を作る。それをなかなか活かせず、そのまま敗戦を喫した。また、本日の青学大と拓大の試合は青学大が勝利したため、これによって中大の自力での最下位脱出の可能性は消滅した。

 この試合先攻の中大は初回、福田将儀(商4)が内野安打で出塁すると、小河諒(法2)の遊撃への進塁打で進塁。しかし続く神里和毅(法3)が三振に終わり、初回に先制することができなかった。
 その裏、島袋主将は先頭打者に内野安打を打たれてしまう。次の打者が犠打で送ると、続く打者に四球を許す。さらに右方向へ安打を打たれると1死満塁のピンチを招いた。絶対に抑えたい場面で島袋主将は立て続けに2つの四球を許し、さらに犠飛などで3点を先制されてしまう。
 島袋主将はなかなか調子を上げられず、2回途中で降板した。エースに代わって登板したのは鍬原拓也(法1)。3回に先頭打者に中前打を打たれると犠打などで得点圏へ進塁されるが、しっかり投げ抜いて4回まで無失点に抑えた。
 4回の攻撃、2死の場面で「打てる感じはあった」と神里が二塁打を放つ。それに続こうと金子大喜(文4)が放った打球を相手の三塁手が失策し、その間に神里が進塁。続く泉澤涼太(商3)の打球も同じように失策し神里が生還。ここで流れが中大に傾いたがこの回1点に留まった。 

本日2安打の神里

 5回、投手は在原一稀(商2)に交代する。在原は1イニングを無失点に抑えた。その後6回からは石垣永悟(商4)が登板した。7回に先頭打者に内野安打を打たれると犠打で送られ、続く打者に右中間に適時打を打たれてしまう。駒大に4点目を許したものの、追加点は1点に抑えた。
 攻撃では7回に先頭の泉澤が中堅越えの三塁打を放った。しかし駒大の今永を攻略することができず、無得点に終わった。好機を作る場面であと一本が出ずに敗戦した。

 大事な試合を落とし最下位を回避するのがいっそう難しい状況に立たされることになった中大。しかし最終戦まであきらめず、次戦に向けて切り替える。
◆コメント

秋田監督
これでは勝てない。とにかく転がせば得点の可能性は高かった。(島袋主将は)なんとか復活してほしいと期待している。負けないように臨みたい。

島袋主将
ストライクを取ることができなかった。早くチームに迷惑をかけない投手に戻りたい。

神里
左対策をしてきた。ケースを想定してのバッティングもやってきた。変化球も多かったが打てる感じはあった。もう負けられない。


メンタルが弱かったし、勝負の差が出た。明日勝つしかない。投手陣は要所を抑えていて良かった。明日も同じ展開になると思う。投手陣が頑張って勝ちたい。

鍬原
負けて悔しい。それに尽きる。点を取られなかったことは良かった。前回の反省で追い込んでから甘くならないように投げた。最低1勝しないといけなくなったのでまず明日。そして自力で残留するためにも明後日勝つのみ。

在原
一勝を目標で、先を見ずに今しか考えないという気持ちで登板した。0点に抑えられて良かった。勝たなきゃいけないし、こういう悪い流れを切り替えていきたい。

石垣
逆点をしないといけない場面だったので、絶対に1点をやれない、かつ流れを持ってこないと勝てないと思いマウンドに上がった。切り替えないといけない。球が甘かった。後がないので、勝つしかないと思い自分に、チームに何が足りないのか考えながら過ごしてきた。もう一度考え直してやるべきことをやるしかない。

◆試合結果

中大=000100000=1
駒大=30000010×=4

次の試合は東都大学野球春季リーグ戦対駒大2回戦(5/21 10:30~ 神宮球場)です!

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部