硬式庭球部

硬式庭球部・全日本学生室内テニス選手権大会

2015年12月04日

12月3日 江坂テニスセンター

 

大和田『冷静さ欠き』インドア2年連続初戦敗退

 

 年内最後の学生大会である全日本学生室内テニス選手権大会、通称インドア。男子シングルス予選免除の大和田秀俊(法2)は、初戦で染矢(関大)に4-6、6-4、2-6のセットカウント1-2で敗れ大会から姿を消した。9月のリーグ終了後から調子を上げてきたものの、この日は冷静さを欠き思うようなテニスを発揮できず。昨年に続く初戦敗退となった。

 

 

▲敗北が決まり試合後に相手選手と握手をする大和田

 

 募る苛立ちを隠し切れなかった。セットを奪った第2セット以外は終始相手のペース。普段は見られないようなミスショットが勝負所で多発し、怒りのあまり自らの足元にラケットをたたきつける場面も少なくなかった。「頭に血が上っていて冷静さを欠いていた。らしくなかったと思います」。全日本学生ランキング14位の大和田に対し、相手の染矢は5位(2015年11月21日時点)だが、全国屈指のレベルを誇る関東リーグに比べれば関西勢は格下。「勝たなくちゃいけない相手」に悔しい敗戦となった。

 ジュニアの頃から室内のハードコートで練習を積み重ね、「大好き」と語るほど相性のいいコート。しかし相手の程よく荒れたボールにペースを乱され、第2セットの第6ゲームまで一度も相手のサービスゲームをブレイクできなかった。「思ったより飛んできたり、飛んでこなかったり。波があった」。

 

 

▲得意のコートを制することは出来なかったが、調子は上がってきている

 

 それでも9月のリーグから調子は右肩上がり。10月の全日本選手権大会では予選を突破し、本戦でも1勝を挙げベスト32に食い込んだ。月村隼人コーチ(平25卒)も「全日本がいいきっかけとなり良くなってきた。不調だったリーグから心のもやもやが消えてきている」とエースの復調に目を細める。また「力のある選手」と評価した上で「ポジションや打点を変えず、自分のテニスをぶらさず勝負してほしい」とコメントした。

 次回の学生大会は5月の春関だ。「3年生になるのでシードをしっかり守り優勝を目指したい」(大和田)。上級生となる来年度、タイトル奪取の意欲を見せた。

 

◆大会結果

男子シングルス

 

予選1回戦

○齋藤和哉(法1) 2-1 ●長田(法大)

(7-5、6(3)-7、6-0)

予選2回戦

●斎藤 0-2 ○西脇(明大)

(0-6、1-6)

 

本戦1回戦

●大和田 1-2 ○染矢(関大)

(4-6、6-4、2-6)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部