硬式庭球部

硬式庭球部 関東大学テニスリーグ1部2部入替戦 対専大

2015年10月07日

10月3日 中大テニスコート

1部残留決めた シーズンラスト「最低限の目標達成」

 リーグ本戦を5位で終えて、昨年に続き1部残留をかけた入替戦に挑んだ中大。対戦校の専大は、2部2位で1部復帰を狙う。  ダブルス3本が勝利すると、それにつづいてシングルスも6本すべてで勝利、さらにすべてストレート勝ち。専大を9-0で完全に抑える形で「最低限の目標」(杉浦主将)としていた1部残留を決めた。

▲中大ダブルス勢を率いてきた杉浦主将・小坂ペア

 一番最初に勝ちを決めたのは、第2ダブルスに出場した杉浦勝貴主将(経4)・小坂絢太(商4)の4年生ペア。「最初に勝って流れを作ろうと決めていた」(杉浦主将)。

▲喜びをあらわにする須田

 リーグ戦5戦で勝利のなかった第1ダブルスには、大和田秀俊(法2)のペアに須田昌賢(法4)が起用された。「須田の取り組みと須田の4年間の気持ちに期待を込めて」(月村コーチ・平25卒)の起用。第1セットをタイブレークでものにし、第2セットも6-4で奪う。「僕達のダブルス次第だったので。来年の後輩に向けて最低限の仕事ができた」と須田。大和田も「お互い高めあえて、自分がミスしても支えてくれたから勝てた」と感謝した。

 波に乗って迎えたシングルス。まずはリーグ戦全出場の斎藤和哉(法1)が失ゲーム0で勝利、シングルス勢を勢いづける。  武内直人(商4)が第5シングルスで出場。3年間リーグメンバーに選出されている武内は、6-2、6-1で勝利。3年間の経験を入替戦にぶつけた。

▲0-4からセットを奪い返す粘りを見せた杉浦主将

 リーグ戦と同様、第3シングルスで起用された杉浦主将。いきなり4ゲームを連取される展開にはおもわず「僕だけ負けるんじゃないかと」。しかし、そこから相手に1ゲームも渡すことなく勝利。主将としての意地を見せた。

 シングルス5本の勝利が決まり、残るはエース大和田の第1シングルス。コート脇で、メンバー全員が試合を見守る中「みんながずっと信じて、戦ってくれて(いい雰囲気で)僕に必死で回そうとしてくれていた」と、感謝の気持ちで最後の1勝を挙げた。

▲大和田の試合を部員全員が見守った

 リーグ戦の目標でもあった王座進出、今年度の実現はかなわなかった。「新チームはまとまれば、王座を目指せるチーム。そのために1部残留を決めるのが僕らの最低限の仕事」(武内)。4年生が引退し、王座進出という目標を引き継ぐ新しい代は、すでに1部で2年プレーし、残留をかけた入替戦を2度乗り越えているメンバーだ。その経験を、1部上位校の座の獲得に、さらには王座進出に生かしたい。

◆試合結果◆

○中大 9-0 専大●

(ダブルス3-0、シングルス6-0)

ダブルス

NO1:○大和田・須田 2-0 大塚・山西●

(7-6(9)、6-4)

NO2:○杉浦主将・小坂 2-0 矢崎・ヘルナンデス●

(6-1、6-2)

NO3:○古田海人(商3)・松浦優太(法3) 2-0 野口・永田●

(2-6、6(4)-7)

シングルス

NO1:○大和田 2-0 ヘルナンデス●

(6-4、6-3)

NO2:○古田 2-0 山西●

(6-2、6-4)

NO3:○杉浦主将 2-0 大塚●

(6-4、6-0)

NO4:○斎藤 2-0 備前島●

(6-0、6-0)

NO5:○武内 2-0 野口●

(6-2、6-1)

NO6:○菱田亘槻(経2) 2-0 油布●

(6-1、6-2)

中大の一部残留決定

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部