硬式庭球部

硬式庭球部 関東大学テニスリーグ第4戦対法大

2015年09月07日

9月5日 有明テニスの森公園

健闘及ばず…遠い上位校からの1勝

 前回の試合で初勝利を収め、第4戦の相手は法大。確実にリードを奪いたいダブルスが1ー2で負け越し、悪い流れのままシングルスも2-5と突き放された。最終戦を残し既に3敗。今回も1部上位校から勝ち星を挙げることができなかった。

▲第1セットを先取した古田(右)・松浦ペアだったが…

 古田海人(商3)・松浦優太(法3)ペアが戦う第3ダブルスのコート周辺には、たくさんのギャラリーが詰めかけた。第1ダブルスの大和田秀俊(法2)・山佐輝(法1)ペアがストレート負け。杉浦勝貴主将(経4)・小坂絢太(商4)ペアが務める第2ダブルスは、第1セットのタイブレークを制した勢いそのままに杉浦主将・小坂ペアがストレートで勝利を収めた。1勝1敗。「最低限」の勝ち越しは、古田・松浦ペアにゆだねられた。  「(ダブルスは)僕ら次第」(古田)。そう意気込んでいたペアは幸先良く第1セットを先取するも、第2セットは相手のコーナーを突いたショットが上回りセットカウント1-1。粘りを見せたい2人だったが最後はファイナルセットは2ー6と力尽きた。  ダブルスは1-2とリードされ、苦しい状況。シングルス陣に挽回を託した。

▲リーグ3勝目を挙げた齋藤

 これまでの3戦は主に第5シングルスとして出場していた武内直人(商4)が「不調」と判断され、代わりに第2シングルスで比較的「変則的なテニスをする」(月村隼人コーチ・平25卒)小坂が起用された。しかし相手の杉本はインカレベスト4の強敵。3-6、1-6で敗戦した。第6シングルスの田中凛(商1)も相手の嫌らしいテニスに苦戦しストレート負け。  この時点で4敗。背水の陣に追い込まれた中大だったが、第5シングルスの齋藤和哉(法1)がファイナルセットに及ぶ激闘を制し、チームとして2勝目を挙げた。

▲タイブレークにもつれた第2セットを獲得しガッツポーズを見せた杉浦主将

 この日最もハードな試合が行われたのは杉浦主将が登場した第4シングルス。第1セット、第2セット共にタイブレークにもつれる長期戦となった。1-1で迎えたファイナルセット、0-3となった第4ゲーム直前のことだった。「これ以上動いたらつってしまう」。ベンチ前で仰向きになり、トレーナーに足の状態を見てもらう杉浦主将。片手バックハンドから緩急をつけてくる相手リズムを乱された影響か。試合時間もすでに3時間を超え、ダブルスも出場している杉浦主将の足は想像以上に追い込まれていた。その後、試合を続行するも「つる経験があまりないので雑にやってしまった」とミスが響き、ファイナルを1-6で落とし敗戦。5敗目を喫し、チームとしての敗戦も決まった。

 そんな中、第2シングルスの古田はストレートで快勝。途中から「足がつっていた」が、短期戦に持ち込もうと開き直った。「3本以上ラリーしない」という積極的な攻撃で敵を牛耳った。

 ダブルス1ー2、シングルス2ー4で3ー6という結果に終わった。  「断片的に見ると第3ダブルスの古田・松浦に負担が掛かっているように見えるが、ダブルスはどれも大事。ダブルス1の大和田・山佐も簡単に負けると、その後の雰囲気に影響が出る」(月村コーチ)    すでに3敗を喫し王座が遠のき、忍び寄る入替戦の影。「実績からいって入替戦にも準備しないといけない立場」(月村コーチ)。次戦の明大戦は、勝敗以上に内容が問われることになりそうだ。

◆試合結果

●中大 3(ダブルス1-2、シングルス2-4)6 ○法大

ダブルス

NO1:●大和田・山佐 0(0ー6、1ー6)2 大友・杉本

NO2:○杉浦主将・小坂 2(7ー6(3)、6ー3)0 小林・長田

NO3:●古田・松浦 1(6ー4、1ー6、2ー6)2 山田・塚越

シングル

NO1:●大和田 0(4ー6、2ー6)2 大友

NO2:●小坂 0(3ー6、1ー6)2 杉本

NO3:○古田 2(6ー4、6ー2)0 長田

NO4:●杉浦主将 1(6(3)ー7、7ー6(4)、1ー6)2 村上

NO5:○斎藤 2(4ー6、6ー4、6ー2)1 小村

NO6:●田中 0(1ー6、1ー6)2 塚越

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部