硬式庭球部

硬式庭球部 全日本学生テニス選手権大会 ダブルス編

2015年08月25日

8月15日~18日 岐阜メモリアルセンター

杉浦・小坂ペア惜敗で2回戦止まり 古田・西條ペアも第1シードに完敗

 インカレの男子ダブルスには杉浦勝貴主将(経4)・小坂絢太(商4)ペアと古田海人(商3)・西條一真(商3)ペアが本戦に出場。両ペア共に1回戦こそ突破するも、2回戦では強豪ペアに屈した。

▲2回戦、ファイナルセットまで持ち込んだ4年生ペアだったが…

 「無駄なゲームを与えすぎた」(杉浦主将)。初戦突破を果たした杉浦・小坂ペアの試合後の表情は曇っていた。第1セットこそ6-1で取るも、第2セットは7-5と苦しい展開に。2度許したブレイクは、いずれも杉浦主将のサービスゲームだった。「負けるときや競るときは僕のサービスゲームが取れないとき」と猛省した。  2回戦の相手は大友・杉本(法大)。春関ではベスト8を阻まれた相手ということもあり、リベンジに燃えていた。しかし第1セットは「相手がどう出てくるか考えすぎた」(小坂)と後手の展開に。さらに大友の強烈なサーブにも苦戦。3-6で落とした。しかし「(サーブを)途中から返せるようになった」(杉浦主将)と次第に対応。第2セットは6-2で獲得し、勝負の行方はスーパータイブレークへ。終盤粘りを見せたが、4-10で敗戦。4年生ペアのインカレは2回戦敗退で幕を閉じた。

▲リターンをネットにかけてしまう古田。第1シードに力の差を見せつけられた

 予選負けもラッキールーザーから本戦出場を果たした古田・西條ペアは1回戦を6-4、7-6(6)で突破。シングルスの疲れも残っていた古田は「若干足が動かなかったが勝って良かった」とコメント。調子は悪かったという西條は「海人がよく動いてくれてやりやすかった」と感謝した。  「失うものは何もない」(西條)という気概で挑んだ今井・河野ペア(早大)との2回戦。序盤から第1シードの力に圧倒され、2-6、2-6のセットカウント0-2で敗退した。サービスゲームを一度もキープできなかった西條は「力の差を見せつけられた」と肩を落とした。  古田はリーグ戦でも単複で出場する可能性があり、自覚も十分だ。「格上の相手にも勝たないといけない。全勝します」。西條はリーグ戦まで残り少ない中で「分析や戦法を突き詰めたい」と戦術面でも勝機を見出す。

 リーグ戦までにできること。チームでもダブルスのリーダー格である小坂は、チームの雰囲気作りが大事だと語る。「あとは士気を上げることだけ。少ない時間を詰めていきたい」。昨年は1部校とダブルスで決定的な差をつけられただけに燃えている。杉浦は早大、慶大、法大、明大との1部4校との差を今大会で痛感した。「結果だけ見ても上位4校とは差がある。(リーグ戦までは)調整というよりがっつり追い込む」と語った。  5位に終わった昨年は入替戦を制し辛くも1部に残留した。今年の目標はもちろん、王座出場。そのために「できることを全てやる」(杉浦主将)。長く遠ざかっている大舞台に、近道はない。

◆大会結果

男子ダブルス1回戦

○杉浦主将・小坂 2(6-1、7-5)0 ●稲熊・小塩(名工大・愛知大)

○古田・西條 2(6-4、7-6(6))0 ●石島・前川(同大)

男子ダブルス2回戦

●杉浦主将・小坂 1(3-6、6-2、4-10)2 大友・杉本(法大)

●古田・西條 0(2-6、2-6)2 ○今井・河野(早大)

記事・写真 「中大スポーツ」新聞部