硬式庭球部

硬式庭球部 関東学生トーナメント大会2日目

2015年05月06日

5月5日 有明テニスの森公園

シングルス、ダブルスともに大和田が次戦へ

2日目を迎えた春関本戦。シングルス2回戦、ダブルス1回戦が行われたこの日、中大からはシングルス5人、ダブルス3ペアが出場した。

昨年初めて出場した春関で、ベスト16の戦績を残した大和田秀俊(法2)は、第10シードで出場した。小林(法大)との対戦は序盤こそ競り合うものの、第2セットは大和田の安定した攻撃が得点源となり、リードを許さずストレート勝ち。終始大和田ペースの試合展開で、危なげなく3回戦へと駒を進めた。

▲力強いバックハンドを繰り出す大和田

杉浦勝貴主将(経4)は、この春関2回戦突破で、インカレシングルス本直(予選免除)決定を狙う。第1セットは切詰(明大)のペースでゲームが進み、自身のペースに持ち込めず終える。第2セットは杉浦主将のリードで始まるが、2セットで決着をつけたい相手の猛追にあう。それでも7-5と僅差でこのセットを獲得。第3セット、3ゲームの差を追い上げた杉浦主将だったが、「守りに入ってしまった」というプレーが、疲れていた相手を勢いづかせ、4-6で相手にセットを奪われた。4時間に渡る試合を「ロングゲームに持ち込めれば相手にも疲労が出ることはわかっていた。今回はそれに期待しすぎた」と振り返り、「本直を逃したのは悔しいし、情けない」とやりきれない表情を見せた。

▲フォアハンドで攻める杉浦主将

古田海人(商2)はストレート負けで2回戦敗退が決まった。「勝てない相手ではなかった。他の部員にも色々なアドバイスをもらって挑んだ。けれど自分のテニスは思うようにできなかった」と悔しさをにじませた。

小坂絢太(商4)、斎藤和哉(法1)もそれぞれストレート負けを喫した。春関本戦は、1回戦突破でインカレ予選の出場権を得られる。それを受けて「今までより積極的にフォアハンドで攻めることができた。インカレに向けても自信になった(小坂)」と自分のプレーを評した。また、斎藤も「インカレ予選は勝ち抜いて、本戦に上がりたい」と今後の目標を口にした。

ダブルスは松浦優太(法3)・豊泉淳也(経2)組が小倉・古田(慶大)組に接戦を演じた。第1セットは松浦・豊泉組が余裕を持ったプレーで先取。しかし第2セットは後のない相手に奪われ、勝敗の行方は10ポイント先取のスーパータイブレークに持ちこまれる。互いに一歩も引かず続いたシーソーゲームだったが、最後まで粘りを見せた相手に軍配が上がった。

大和田・山佐輝(法1)組は、大和田がシングルスでの勝利で調子を上げている中での対戦となった。第1セットをタイブレークで制し、第2セットは譲ったが、スーパータイブレークをものにした大和田・山佐組がフルセットの試合の末、2回戦出場を決めた。

▲ダブルスで息の合ったプレーを見せる須田・武内組    

須田昌賢(法4)・武内直人(商4)組は途中中断をはさんでの試合となった。完全に相手のペースに飲まれた第1セットは1-6で落とす。しかし、第2セットではリードしていた相手からリードを奪う意地を見せ、タイブレークまで持ち込んだ。だが「勝てるという自信の強さが相手の方がより強かった(武内)」と、相手の勝負所での思い切ったプレーに押され、タイブレークを落とし、敗退が決まった。試合を終えた二人は「技術の差ではない気持ちだったりの差を、夏までにどう埋めていくか(須田)」、「もっと自分のプレーに自信を持ちたい(武内)」と、もうすぐやってくるシーズンを見据えて言った。

◆試合結果

シングルス2回戦

●杉浦主将 1(3ー6、7ー5、4ー6)2 ○切詰(明大)

●小坂 0(6(6)ー7、2ー6)2 ○岩崎(早大)

●古田 0(4ー6、2ー6)2 ○巽(早大)

○大和田 2(6ー4、6ー2)0 ●小林(法大)

●斎藤 0(5ー7、5ー7)2 ○高田(慶大)

ダブルス1回戦

●松浦・豊泉 1( 6ー1、3ー6、※14ー16)2 ○小倉・古田(早大)

○大和田・山佐 2( 7ー6(4)、2ー6、※10ー4)1 ●鈴木・吉見(明大)

●須田・武内 0( 1ー6、6(5)ー7)2 ◯今・切詰(明大)

※第3セットはスーパータイブレーク

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部