硬式庭球部

硬式庭球部 関東学生新進テニス選手権大会 ダブルス準々決勝

2015年02月28日

2月19日 慶応義塾大学テニスコート

中大勢新進ダブルス連覇ならず

 悪天候により、予定より2日延びた男子ダブルス準々決勝。西條一真(商2)・古田海人(商2)ペアはタイブレークにもつれこんだ第1セットに競り負け、主導権を相手に譲ったままストレート負けを喫した。目標を「優勝」に定めていたペアは、昨年の同大会で優勝を果たした月村拓馬(経4)・杉浦勝貴主将(経3)ペアに続く中大勢連覇を逃し、ベスト8で姿を消した。

 

 相手の澁田・西脇ペア(明大)は2回戦で武内直人(商3)・須田昌賢(法3)ペアを破っての準々決勝進出。「武内さんたちから相手の戦略を聞いていて、どんなときにロブとかストロークを使うのか、具体的に頭の中で考えていた」(西條)。満を持して今大会第1シードに挑んだ。 第1セット序盤から積極的に攻めた。1-1の第3ゲームでは、鮮やかなリターンエースで最初のポイントを奪い、ブレイクチャンスを迎えた。結果的にはブレイクには至らなかったものの、快調な滑り出しを見せた。第6ゲーム、第7ゲームを互いにブレイクするも、試合は膠着(こうちゃく)状態に。サービスゲームを互いにがっちりキープしたまま、第1セットはタイブレークに突入する。しかしダブルフォルトなどのミスが目立ち、リードを許す展開に。奮闘及ばず4-7でタイブレークを落とし、第1セットを相手に譲った。

 第2セットは第2ゲームでブレイクに成功し、2-0。しかし第3ゲームをあっさりブレイクバックされ、相手のギアも一段上がる。相手の正確なショットに翻弄され、1ゲームも獲得できないまま2-6で試合終了。セットカウント0-2で西條・古田ペアの敗退が決まった。

 スコアだけ見ればストレート負けも、西條は「勝てるチャンスはあった」と振り返る。古田も「ファーストセットを取りきれていたら、こっちのほうが有利になっていた」と語った。  それでも大会を通じてみれば、「今日は風の影響もあったが、(前の)2回戦はサーブの調子が良かった」(西條)と冬場に重点的に取り組んできたサーブに手ごたえをつかんだ。さらに「先輩の応援が心強かった」と西條。古田も「他の大学よりも声出しして応援してもらって、とても心強かった」と、自分たちを鼓舞してくれたチームメイトへの感謝の気持ちも忘れなかった。
  約2ヶ月後には関東学生テニストーナメント、通称「春関」が始まる。目標は「優勝」と2人は口を揃えた。「春関までに攻撃のバリエーションを増やしたい」(西條)。さらなる成長を期す2人からますます目が離せない。

◆試合結果
●西條・古田 0(6(4)-7、2-6)2 ○澁田・西脇(明大)

◆大会結果◆
男子シングルス
ベスト16=古田
男子ダブルス
ベスト8=西條・古田ペア
ベスト16=武内・須田ペア