硬式庭球部

硬式庭球部 秋季リーグ決勝トーナメント展望

2014年11月27日

1年の総決算へ

 グループリーグ3戦、プレーオフを制して決勝トーナメント進出を果たした中大AチームとBチーム。今週末の11月22日からいよいよ決勝トーナメントが始まる。

チーム展望

 中大Aチームは夏リーグのメンバーが中心となる。インドアインカレも控える大和田秀俊(法1)がこのリーグ戦も、第1シングルスとしてチームを引っ張る。勝ち進めば、来年1部昇格の同じ1年生でエースとなる沼尻(日大)や、現役大学生最高の選手ともいえる今井(早大)との対戦が予想される。夏リーグと違いシングルスから試合が始まることもあり、ここでの1勝が大切になるだろう。  また同じくシングルスで出場が予想される武内直人(商3)は夏リーグで持ち味のストローク、サーブにさらに自信を付けた。「もっと打って勝てるようになりたい」と言うように相手を押し切るテニスで大和田に負けない活躍を見せてもらいたい。  この秋リーグの、夏リーグと最大の違いとなるのがシングルスとダブルス両方へのエントリーができない点。そこで3年生以下で夏リーグのシングルス、ダブルスで、唯一両方に出場の杉浦勝貴主将(経3)がどちらに出場するのかがポイントとなるだろう。夏リーグのシングルスでは、勝利したすべての試合で第3セットまでもつれ込み勝利を収める粘り強さ。ダブルスでは「リーチの長さを生かしてぎりぎりのボールに食らいつく」ことのできる点が強みである。  そして夏リーグでは出場がなかったものの、期待をされているのが豊泉淳也(経1)だ。身長165cmと小柄なものの、夏関予選でも勝ち上がりを見せるなど、主にダブルスで結果を残している。夏リーグでは毎年2年生の台頭が多い。来年の活躍、来夏のリーグ戦での初出場に向けて、まずは秋リーグでの活躍が期待される。  ダブルスで結果を残す小坂絢太(商3)、今年飛躍を遂げた古田海人(商2)、西條一真(商2)の2年生コンビもいる。1部リーグで厳しい戦いを経験した今シーズン。その経験を活かして、昨季残した3位という結果を越える成績が期待される。

 Bチームはチームキャプテンを務め、3年生の中では唯一リーグ戦で1年次から出場する須田昌賢(法3)を温存しつつ決勝トーナメントに進出。1つ勝てば中大Aとの対戦もある。2年生、3年生の勝利はもちろんのこと、予選では1年生も活躍。玉城翔平(文1)、菱田亘槻(経1)は予選に全て出場。豊泉と同じく新進以降の活躍が期待される。初戦は一昨年まで5年間、入替戦で悔しい思いをさせられた日大Aが相手となる。勝利すれば中大Aとの試合が予想される。

選手リスト
中大Aチーム 中川航(法4) 鈴木大介(法4) 月村拓馬(経4) 杉浦勝貴主将(経3) 小坂絢太(商3) 岡本尚也(文3) 武内直人(商3) 松浦優太(法2) 古田海人(商2) 西條一真(商2) 大和田秀俊(法1) 豊泉淳也(経1)

中大Bチーム 須田昌賢(法3) 平井綾悟(商3) 中谷広(経3) 葛西礼央奈(経3) 石尾崚(経3) 林聖哉(経2) 菱田亘槻(経1) 玉城翔平(経1) 西野目敏貴(文1) 武田隼人(経1)

大会全体展望

中大両チームが順調に勝ち進めば、準決勝で対戦となる早大Aが優勝候補筆頭。今井、栗林、松崎といった夏リーグで力の差を見せつけられたインカレ出場者を残しており、戦力の充実具合は圧倒的だ。もう1つの山では本直の慶大Aと法大Aが勝ち進むと予想される。法大は夏リーグで第1シングルスの竹内が抜けたものの、ビックサーバーの大友や杉本、小村、中島と早大に負けない顔ぶれ。慶大はインカレ優勝のエース近藤が引退。夏リーグでは谷本、上杉など主力のシングルス、ダブルス兼任が多かったことから、どのようなオーダーを組んでくるのか予想が難しい。その中で期待される谷本は、慶應チャレンジャーでシングルス、そして上杉と組んだダブルス共に予選を勝ち上がるなど結果を残している。準決勝まで勝ち進んだ場合、決勝もしくは3位決定戦でどちらかと対戦することになると予想される。

◆試合日程

11月22日 決勝トーナメント1回戦
11月23日 決勝トーナメント2回戦、順位決定戦
12月13日 決勝トーナメント準決勝 順位決定戦
12月14日 決勝トーナメント決勝  3位決定戦

11月22日は、中大Aチームが中大テニスコート、Bチームが日大テニスコートで10時より試合を行います。