硬式庭球部

硬式庭球部 関東大学テニスリーグ対明大戦

2014年09月09日

9月9日 有明テニスの森
粘り見せるも及ばず
 リーグ第4戦の相手は明大。名門の早大や慶大にもひけをとらない選手が揃う強敵だ。
 ここまでリーグ3戦で2勝7敗のダブルス。先日敗れてしまった早大戦や慶大戦を北澤監督は「ダブルスで乗り切れないと厳しい」と振り返っていただけに、ものにしたい3戦となった。第1ダブルスの鈴木大介(法4)・小坂絢太(商3)組は相手エースペアの多彩な攻撃に翻弄され2-6、2-6でストレート、負けを喫した。
 古田海人(商2)・西條一真(商2)組は第1セットをもぎとるも経験の差か、その後も上手く攻め立てることができず第2セット、最終セットを落としてしまい敗戦。
 0-2となり何とか1勝したい月村拓馬(経4)・杉浦勝貴(経3)組だったが第1セット、第2セットともにタイブレークまでもつれる接戦をものにできず6-7、6-7でダブルス3敗の結果に終わってしまった。
 流れを変えたいシングルス。「(状態が)良いので使いたかった」(北澤監督)という林聖哉(経2)は第4シングルスとして今リーグ戦初出場を果たした。第1セットは相手に主導権を握らせない展開でタイブレークまで持ち込むも粘りきれず、第2セットもやりたいことをさせてもらえず6-7、1-6で敗戦となってしまった。
 ここまでリーグ戦3戦3勝と勢いにのっている武内直人(商3)、ダブルスに続いての出場となった杉浦、鈴木、リーダーとしてチームを引っ張ってきた中川航主将(法4)も1セットとることが出来ずストレート負け。この時点で0-8となってしまった。
 意地を見せたい第1シングルスにはここまでの3戦と同じく大和田秀俊(法1)が出場。調子を上げているだけに周囲からの期待も大きい大和田はこの日も第1セットを先取する。しかし第2セットでは相手エースの巧みな攻撃に対応できず落としてしまい勝負の行方は最終セットへ。大和田はブレイクされても慌てることなく対応し接戦にもつれるも6-1、3-6、7-5で勝利し一人気を吐いた。
 リーグ第4戦は1-8という結果に終わった。北澤監督は「ダブルスはこちらに分があると思っていたので、ダブルスを落とした時点で勝負が決まってしまった。」と敗因を語った。早大戦以来の出場を果たした中川主将は「全体的に見て今日の相手は実力的に上。シングルスを戦う選手のモチベーションに関わってくるダブルスの結果が直接的に影響してしまった。」とやはり全体的に見た敗因を監督と同じように語った。

 11日にはリーグ最終戦である法大戦が行われる。ここで負けると入れ替え戦にまわってしまう。「このままでは負けてしまう。何かを変えないといけない」(北澤監督)。4年生は最後のリーグ戦となる。「ミーティングではいつも通りではなく、いつも以上のパフォーマンスを。思い切りよく、相手のミスからではなく自分からもぎとるようなテニスをしようと話した。個人としては怪我などで悔しい思いをしてきたのでこのまま引退したくはないし、もっと長くテニスをやりたいという気持ちはある。法大戦に勝って1部残留という結果で後輩にバトンを渡したい」(中川主将)。最後の法大戦で集大成を見せつける。
◆試合結果
●中大 1ー8 明大○
【ダブルス】
●NO1:鈴木・小坂 0(2-6、2-6)2 小野・深田
●NO2:古田・西條 1(6-4、3-6、3-6)2 奥田・弓立
●NO3:月村・杉浦 0(6-7(7)、6-7(6))2 澁田・西脇

【シングルス】
○NO1:大和田 2(6-1、3-6、7-5)1 小野
●NO2:鈴木 0(4-6、2-6)2 弓立
●NO3:中川 0(3-6、3-6)2 熊倉
●NO4:林 0(6-7(10)、1-6)2 伊藤
●NO5:武内 0(0-6、3-6)2 諱
●NO6:杉浦 0(3-6、4-6)2 澁田