硬式庭球部

硬式庭球部 関東学生テニストーナメント大会

2014年05月13日

一年生が活躍を見せる

5月5日~12日 有明テニスの森公園、亜大テニスコート

 一年間の大学硬式庭球、シーズン最初の大きな大会である関東大学テニストーナメント大会。シングルスでは新星、大和田秀俊(法1)が4回戦進出を果たし今後の活躍が期待される一方で、主力選手が早い段階で敗退してしまう結果となった。

 大和田は一次予選からの出場ということでノーシードであったが、本選では1、2回戦ともに危なげないテニスを見せる。3回戦では昨年王座出場の慶大で、今大会最上位となる第8シードの谷本と対戦。「ムキになったところもあり、なかなか欲しいところでポイントが取れなかった」と話したものの試合を優位に展開。第2セット5-3とあと1ゲーム取れば勝利となったサービスゲームでブレークを許したものの、次のゲームを取り6-2、6-4で勝利した。4回戦では第1セットをとったものの、その後3-6、1-5となかなかキープを出来ず相手に押されるゲームで敗戦となった。大和田は「大学のテニスをやられた。無駄なポイントを与えないテニスをする」と、さらなる飛躍を誓った。

 他のシングルス、ダブルスでは今年より昇格する1部リーグ王者である早大の選手に力の差を見せつけられた。今年もチームの中心となる鈴木大介(法4)はシングルス、ダブルスともに2回戦で早大の選手に敗れ敗退。中川航主将(法4)もダブルスで早大ペアに敗れると、昨年のインカレベスト16に続く結果が期待されたシングルスでもまさかの2回戦敗退となってしまった。また2月の新進で優勝した月村拓馬(経4)・杉浦勝貴(経3)ペアも早大相手に敗れるなど、王者が大きく壁として立ちはだかった。月村コーチは「仲がいい意味でも悪い意味でも良い今年の中大。大和田の結果に全員がもっと奮起してもらいたい」と今後の結果に期待している。

 成長を見せた選手も現れた。古田海人(商2)は昨年リーグ戦では出場がなかったものの、今大会ではシングルス、ダブルス両方で2回戦まで進出。北澤監督も「ダブルスのペアである西條一真(商2)と共にのっている選手」と期待を寄せている。また昨年のリーグ戦で活躍した武内直人(商3)や須田昌賢(法3)は「結果は出ていないが、練習は自主的に頑張っている。勝つにはどうしたらいいか考えていってほしい」(中川主将)と更なる成長を求められた。

 8月に秩父で開催される夏関、インカレそしてリーグ戦と夏には大きな大会が続く。そこで成績を残せるようチーム全体での底上げが求められる。「どこの大学も頑張っているから勝つのは大変」(北澤監督)だが、昨年悲願の1部昇格を果たした粘りと努力があれば可能であるに違いない。

◆大会結果
男子シングルス4回戦
●大和田 1(6-3、3-6、1-6)2 ○小村(法大)

男子シングルス3回戦
○大和田 2(6-2、6-4)0 ●谷本(慶大)

男子シングルス2回戦
○大和田 2(7-6(2)、6-4)0 ●仲村(亜大)
●鈴木 0(5-7、2-6)2 ○松崎(早大)
●中川 1(6-2、3-6、0-6)2 ○本藤(専大)
●古田 1(7-6(4)、2-6、4-6) ○熊倉(明大)

男子シングルス1回戦
○大和田 2(6-1、6-3)0 ●小坂絢太(商3)
○鈴木 2(6-3、6-2)0 ●小堺(亜大)
○古田 2(6-3、6-2)0 ●豊野(筑波大)
●岡本尚也(文3) 1(7-6(5)、1-6、3-6)2 ○吉開(筑波大)
●武内 1(6-1、4-6、5-7)2 ○高山(亜大)
●松浦優太(法1) 0(2-6、2-6)2 ○田中(亜大)

男子ダブルス2回戦
●鈴木・小坂 0(3-6、4-6)2 ○岡村・梶(早大)
●月村・杉浦 0(3-6、4-6)2 ○河野・栗林(早大)
●古田・西條 0(5-7、2-6)2 ○杉本・山田(法大)

男子ダブルス1回戦
○鈴木・小坂 2(6-1、6-2)0 ●花木・伊藤(筑波大)
○古田・西條 2(4-6、7-5、10-8)1 ●須田・林聖哉(経2)
●岡本・松浦 1(7-5、1-6、1-10)2 ○吉開・豊野(筑波大)
●中川・武内 0(2-6、2-6)2 ○村松・岩崎(早大)