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経済学部教授 鳴子 博子が、2022国際女性デー記念シンポジウム「フランスのフェミニズムを再考する―大革命期からパリテ法まで―」に登壇します

2022年02月21日

経済学部教授 鳴子 博子が、2022国際女性デー記念シンポジウム「フランスのフェミニズムを再考する―大革命期からパリテ法まで―」に登壇します。

詳細は下記をご覧ください。

2022国際女性デー記念シンポジウム「フランスのフェミニズムを再考する―大革命期からパリテ法まで―」

【日  時】2022年3月5日(土)17時~20時
【場  所】オンライン開催
【参 加】一般参加可 申し込みはこちら
【使用言語】日本語・フランス語(同時通訳)

主催:日仏女性研究学会
共催:日仏会館・フランス国立日本研究所、ジェンダー法政策研究所
協力:公益財団法人 日仏会館:日仏女性研究学会

参考

シンポジウムの詳細について

第一部「フランスの女性運動の歴史」
第二部「フランスのフェミニズムとパリテの理念」
第三部「インタビユー、レジャーヌ・セナック氏に聞く、日仏現代のフェミニズムの諸問題」
第四部「討論・質疑応答」

パリ政治学院のセナック氏と三浦まり氏(上智大学)を討論者に迎え、講師として鳴子博子教授(中央大学)、マルコ・ソッティーレ氏(椙山女学園大学)、永澤桂氏(横浜国立大学他)、辻村みよ子氏(東北大学名誉教授)の4名が報告します。

鳴子教授の報告について

第一部冒頭の鳴子博子教授の報告「フランス革命期における女性の『能動化と排除』―ヴェルサイユ行進から革命共和女性協会まで―」は、フランス革命期の民衆女性の集団的な直接行動に注目します。1789年10月にパリの食糧難を打開しようと引き起こされたヴェルサイユ行進は、フランス革命の進展にどれほどの貢献をなしたのか、そしてこの行動は、先駆的フェミニズムと位置づけられるのかを論じます。1793年は、ヴェルサイユ行進後、私領域、生活領域に留まらず、能動化して公領域、政治領域で活動した女性たちにとってターニングポイントとなりました。パリでこの時期、活動した女性だけの唯一の民衆協会が革命共和女性協会です。彼女たちの活動がすべての女性結社の禁止や公領域からの女性の排除の契機となったのはなぜかを検討します。これらの分析は、現代のフェミニズムやジェンダー平等の問題にも通底する根源的な意味を有しています。

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