大学院

【究める Vol.2】教員紹介 実積寿也(総合政策研究科)

2019年06月18日

「究める」では、大学院に携わる人々や行事についてご紹介します。第2回は総合政策研究科の実積寿也教授にお話しを伺いました。


総合政策研究科

実積 寿也  教授

じつづみ としや

教員紹介


専門分野 

通信経済学、通信政策


担当科目 

演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)~Ⅰ(4)・ⅡⅠ

学術研究Ⅰ~Ⅳ

特殊研究Ⅰ・Ⅱ(情報通信政策研究)

応用ミクロ経済学

研究テーマ

情報通信やインターネットをめぐる様々な政策課題に対して経済学的なアプローチから分析を試みています。最近は、インターネット利活用の基本原則であり競争政策とも密接に関連する論点であるネットワーク中立性や、GAFAなどの巨大ネット事業者に対するプラットフォーム規制のあり方、近年急速に進歩しつつある人工知能(AI)の経済インパクトなどについて研究を行なっています

論文・著書・学会発表

『OTT産業をめぐる政策分析:ネット中立性、個人情報、メディア』

[論文]

  • 「ネット中立性規制Ver.4へ―ネットワーク中立性3.0の世界」『情報法制研究』 3, pp.29-43, 2018年
  • 「メディアとしてのブロードバンド産業の分析:構造変化とコンテンツ振興政策への含意」『情報通信学会誌』 33(3), pp.7-21, 2016年.
  •  「ネットワーク中立性と品質情報開示―経済学的観点からの分析―」『電子情報通信学会論文誌』 J98/B(10), pp.1030-1037, 2015年.

[著書

  • 『OTT産業をめぐる政策分析:ネット中立性、個人情報、メディア』共著(勁草書房)
  • 『通信産業の経済学 2.0』(九州大学出版会)
  • 『ネットワーク中立性の経済学:通信品質をめぐる分析』(勁草書房)

受験生のみなさんへ

情報収集のアンテナを高く掲げ、身の回りの社会や経済活動に関心をもち、自身が追及すべきと信じる研究テーマを見つけてください。正しい疑問を持つことが研究の第一歩であり、修士・博士号取得の最短コースです。