広報・広聴活動

商学部が「産・官・学・金」のスキームで奥多摩三村(檜原村・小菅村・丹波山村)の地域課題解決に取り組む

2025年02月12日

 中央大学商学部では、2019年4月から「ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム(SEP)」というPBL(※)型の学修プログラムを設置し、地域の活性化をめざして奥多摩三村(東京都檜原村・山梨県小菅村・山梨県丹波山村)の地域課題解決に取り組んでいます。(※)PBL : Project Based Learning
 

 中央大学は、株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループおよび株式会社きらぼし銀行と、2021年3月から「包括連携に関する基本協定」を締結しており、SEPの趣旨に賛同した株式会社きらぼし銀行は奥多摩三村へ「企業版ふるさと納税」による寄附を2022年度より行っています。
 これにより中央大学商学部のSEP所属の約100名もの学生は、奥多摩三村を通じて株式会社きらぼし銀行から、活動に必要となる交通費や商品・サービス開発等費用面での援助のほか、授業内でのサポートや成果発表の機会提供など様々な支援を受け、これまでにない新しい「産学官金」のスキームで奥多摩三村の地域課題解決に取り組んでいます。

■2024年度の活動内容

 学生は、各村への訪村を重ね、住民や事業者の方とのコミュニケーションを通じて地域課題を特定しました。また課題解決のために、実際の商品・サービスなどのソリューションを企画・開発し、販売することも行っています。さらには、持続可能なビジネスを構築するため、2024年にNPO法人「ソーシャル・アントレプレナー」を立ち上げ、学生自身で事業推進・管理にも取り組んでいます。

【主な活動内容(一例)】

檜原村
・村のシンボルであるヒノキのおがくずを活用したドリップコーヒーの企画・販売
・観光客誘致を目指した限定おみくじの開発・販売
小菅村
・森林の働きを循環させるために主伐期を迎えた木材を活用した製品を企画・制作
・ジビエ肉を使った新たな商品開発・出店
丹波山村
・特産品のはちみつの認知向上を目指したマーケティング施策の実施
・地芋の生産維持を目指した地芋アイスクリームを企画・販売      ・・・ほか多数

【イベント出展】

・協賛企業のきらぼし銀行と共同で、「川崎国際環境技術展」、「優しい木と『緑』のひろば」、「東京味わいフェスタ 2024」へ出展し、多くの方に活動を知ってもらうことができました。

【プロジェクト報告会】

・半期毎に大学と各自治体,きらぼし銀行が参加するプロジェクト報告会を開催し、学生が活動成果を報告します。参加者から地域貢献や持続可能なビジネスという視点からフィードバックを受け、学生は今後の活動に取り組みます

■商学部「プログラム科目」

海外企業へのインターンシップ、地域の課題解決を目的とした商品・サービス開発に挑戦できるPBL型の講座や、公認会計士などの職業会計人を目指す講義も整え、キャリア形成に直結する実践学修ができるよう環境の充実を図っています。
<3種類のプログラム科目>
・グローバル・プロフェッショナル・プログラム
・ソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラム
・アカウンタント・プログラム
(詳細)https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/commerce/point/program/

■関連プレスリリース

中央大学が株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ及び株式会社きらぼし銀行と「包括連携に関する基本協定」を締結
(詳細)https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2021/03/53629/

<本件に関するお問い合わせ>           
 中央大学商学部                 
  Email:c-gk-grp[アット]g.chuo-u.ac.jp           
   
<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
  Email:kk-grp[アット]g.chuo-u.ac.jp

※[アット]は「@」に変換して送信してください。