国際寮から発信するダイバーシティー〜車椅子寮生が企画する留学生とパラスポーツを通じた寮生交流イベント〜

【20か国・地域118人の外国籍寮生と一緒にパラスポーツでの大会イベント】
　中央大学国際教育寮は2022年で設立３年目を迎えます。開設から２年間はコロナ禍の影響を大きく受け、多数の留学生が入国できず、寮には留学生がわずかにしかいませんでした。しかし、３年目を迎えた今年は入国や入寮が可能となり、現在までに20か国・地域118人の外国籍寮生が入寮しています。当日は日本人学生も含め100人超規模でのイベントを予定しており、寮設立以来最大規模のイベントになります

【東京パラリンピックでも注目を集めたボッチャでチーム対抗戦】
　今回は昨年のパラリンピックで日本人選手が金メダルを獲得したことでも注目を集めたボッチャを通した大会を行います。ボッチャは障害や性別を問わず誰もが楽しめるスポーツです。留学生と日本人学生を混合としたユニットでのチーム対抗戦を行います。

【車椅子寮生によるダイバーシティへの願いから企画されたイベント】
　前述の通り、今年より多数の留学生が入寮し日本人学生と共同生活を送っております。とはいえ、言語や文化の壁から寮生全員が打ち解け合えるほどの関係にはまだなっていないのが現状です。一方で、私持田は車椅子で生活しておりますが、これまでの大学や寮での生活は寮生が支えてくれたからこそ楽しい毎日を過ごすことができていると日々感じております。そこで、ボッチャを通して、寮生に障害やパラスポーツに興味を持って頂くとともに、留学生と一緒になって競技楽しむことで交流を深める手助けにしたいと考えます。
　今回のボッチャ大会は、障害や国籍など私たちの間にある様々な壁を乗り越えて多様性を楽しめる未来を創っていけるようにとの思いから開催します。

【中央大学の目指すビジョンの先駆けに】
　中央大学ではChuo vision 2025において、「教育・研究・社会貢献・国際連携、文化・スポーツ活動等に取り組み、躍動感あふれ、ダイナミックな事業を展開する大学をつくりあげること、変化する大学の姿を絶えず発信し、次代に向けたさらなる発展の原動力とすること」を目指す姿として掲げています。微力ではありますが、中央大学国際教育寮と寮生から目指す姿への一歩を皆様にお見せしたいと考えます。