社会・地域貢献

教養番組「知の回廊」2005年度

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(一部、権利問題等により、ダイジェスト版のみを公開している番組もございます)。

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「銀河系の中心へ」

人は何故、星空を見上げ宇宙に思いを馳せるのでしょうか。それは、人が宇宙から生まれてきた存在であり、星空への好奇心は人々の根源的な欲求なのかも知れません。しかし、宇宙の謎はまだまだ尽きることがありません。星々はどうやって生まれるのでしょう?銀河系の中心はどうなっているのでしょう?それに答えてくれるのが現代の科学技術であり、『X線天文学』です。今回は最先端の『X線天文学』によって明らかにされた宇宙の姿に迫ります。

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「自分探しをする若者たち
『フリーター』って良くないことですか?」

近年、雇用形態の変化や深刻な不況が原因で、無職の若者が増えています。ところで、一般の人たちの『フリーター』、『ニート』に対する認識と、当人たちの意識や考え方とは、必ずしも一致していないのが現状です。彼らの働かない、働けない理由は何なのでしょうか?そして、教育や行政に求められるものは?番組では20代の若者の座談会や、NPO法人「育て上げネット」の取材を通して、この問題を考えていきます。

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「スローライフにはじまる地域づくり」

最近よく耳にする『スローフード』という言葉、グルメに関する印象がありますが、本来は「食」を通した精神的な活動や、ライフスタイルの見直し、といったことを指しています。番組では、イタリアの都市開発の現状や、2002年に全国に先駆け『スローライフ宣言』をした静岡県掛川市の市民活動を見ながら、『スローライフ』、『スローフード』について理解を深めていきます。

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「大相撲ことば対談」

「仕切り直し」「懐が深い」「独り相撲」等々、普段何気なく使われている「ことば」には相撲用語に由来する言葉が数多くあります。今回は日本相撲協会相撲教習所の大山進親方をお迎えして、相撲用語のより深い意味や、その由来について語っていただきました。

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「Ecological Economics
-共生と競争のバランス-」

これまで人間の経済活動は地球環境と切り離されて考えられてきました。しかし今日の市場経済は地球環境に重大な影響を与えており、それが経済活動に反作用を引き起こすことが明らかにされています。人間は今後どのようにこの課題に取り組むか、真剣に考える必要があるのです。番組では「生態学(ecology)」と「経済学(economics)」異なる2つの学問体系をどのように融合していくのか、経済学の再検討を通じてその可能性を探っていきます。

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「闇への情熱~梶井基次郎の世界」

「川端康成が『伊豆の踊子』の校正をやっている時、梶井基次郎がその校正を手伝っているんです。そのとき梶井基次郎の発案で、川端康成が少年時代に書いていた『十五歳の日記』という作品があるんですが、それを是非入れなさい、とアドバイスしたんですね。それで川端も過去の作品を思い出してそこに収めた。そして『十五歳の日記』を思い出させてくれたことを大変感謝した。そういう関係でもあるんです。」(渡部先生談/本編より抜粋)

※渡部芳紀 教授は、2011年3月に本学を退職しました。