中央大学サイエンスセミナー

2023年度 中央大学サイエンスセミナー

中高生の皆さんへ

2023年度中央大学サイエンスセミナー

主催:中央大学理工学部

後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー

中央大学では、中高生を対象にサイエンスセミナーを開催します。
大学のキャンパスで、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?

参加費無料、昼食付

日時:2023年8月17日(木)11:30~17:00(受付11:00~)

会場:中央大学後楽園キャンパス

対象:中高生

スケジュール :
11:00~  受付
11:30~  開会式
12:00~  昼食会
13:00~  実験教室開始
16:00~  修了式・Tea Party

※本イベントの申込みは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

【実験コース一覧】

A.夢の物質 超伝導体で遊ぼう
A.超伝導でエネルギー革命 実験内容
100年以上も前に、電気抵抗が完全に0になり、電流が永久に流れ続ける「超伝導」という不思議な現象が発見されました。現在、この現象は低温でないと出現しませんが、近いうちに室温で出現する物質が見つかるかもしれません。この実験コースでは、YBCOという物質をマイナス196度の液体窒素で冷やすことにより、超伝導の不思議な現象を体験してもらいます。
対象 中高生 募集定員 12名
担当教員 佐藤 博彦(物理学科)
B.セメントを使った工作と破壊現象の体験
B.セメントを使った工作と破壊現象の体験 実験内容
セメントを使った物作りをしてみよう。誰が作った物が最も強いのか,強さコンテストも実施します。どのような物を混ぜると,強い物が出来上がるのか?。
対象 中高生 募集定員 10名
担当教員 大下 英吉(都市環境学科)
C.人工筋肉で動くミミズ型ロボットを作って動かしてみよう!
C.人工筋肉で動くミミズ型ロボットを作って動かしてみよう! 実験内容
本実験コースでは、ロボット開発について実践を通した学習により、考える力を伸ばすことを目指します。参加者それぞれがミミズの移動原理について考えながら、チームごとに分かれて、人工筋肉によって動くミミズ型ロボットを作製します。その後、速く移動させる方法について、ロボットを駆動するための工夫を加え、実際に作製したロボットを動作させます。最後は、各チームでロボットのタイムを競い合います。作成した人工筋肉は各自持ち帰れます。
対象 中高生 募集定員 15名
担当教員 中村 太郎(精密機械工学科)
D.小型ロボットプログラミング
D.小型ロボットプログラミング 実験内容
小型ロボットを用いて、基礎的なプログラミングを行います。またプログラミングの内容をもとにロボットを実際に操作して物体運搬などロボットの基本技能を学びます。
対象 中高生 募集定員 10名
担当教員 國井 康晴(電気電子情報通信工学科)
E.「クロスカップリング反応」で光る物質を合成してみよう
E.「クロスカップリング反応」で光る物質を合成してみよう 実験内容
2010年のノーベル化学賞は「パラジウム触媒によるクロスカップリング」に授与されました。この反応では、触媒を使って2つの有機分子を効率よく結びつけることができるため、さまざまな応用が行われています。今回は、開発者の名前をとって「鈴木・宮浦カップリング」と呼ばれる反応を利用して、光る物質(蛍光物質)を合成してみましょう。
対象 高校生のみ 募集定員 12名
担当教員 石井 洋一(応用化学科)
F.人間の感性を測ってみよう
F.人間の感性を測ってみよう命 実験内容
人間の心の動きは脳活動や視線の動きなどの生体指標に現れると言われています。例えばテレビ広告や Web 広告では、私たちはどこに注目して、どう脳で情報処理をして、興味を持ち、印象を感じるのでしょうか。今回の セミナーでは、脳活動や視線の動きなどを計測する実験をとおして、種々のコンテンツへの興味の持ち方や、コンテンツに接して感じる印象などの関係性を調べます。人間の感性と脳活動や視線にはどのような関係があるのでしょうか?
対象 中高生 募集定員 15名
担当教員 加藤 俊一(ビジネスデータサイエンス学科)
G.AI開発体験
G.AI開発体験 実験内容
左右ペアの画像から奥行を推定したり、言語処理分野においてコンピューターが人と会話するプログラムを作成するワークなどを通じて、最先端の研究に裏付けられた情報工学の一端を垣間見る体験を提供します。内容は受講者それぞれの知識とスキルに合わせてその場で調整しますから、心配要りません。会話システムについては https://youtu.be/HtsplrCifbkhttps://youtu.be/SvsgBJJ7kwg 参照。
対象 高校生のみ 募集定員 8名
担当教員 鈴木 寿(情報工学科)
H.命の始まり -受精と卵割を観察しよう-
H.命の始まり -受精と卵割を観察しよう- 実験内容
たくさんの細胞からできている生物の体も、最初は1つの受精卵が分裂してできたものです。受精後の分裂は卵割とよばれる特殊な細胞分裂ですが、これはどのように起こるのでしょう。このセミナーでは、実験動物として世界中で用いられているツメガエルを使って人工授精をおこない、顕微鏡を使って精子の動きや卵割の様子を観察します。あなたも命の始まりを体験しましょう。
対象 中高生 募集定員 12名
担当教員 福井 彰雅(生命科学科)
I.クモ類の不思議で魅力的な世界をのぞいてみよう
I.クモ類の不思議で魅力的な世界をのぞいてみよう 実験内容
クモ類にどのような印象をお持ちでしょうか? 嫌われることも多いクモ類ですが、実はその形質や行動は大変おもしろく魅力的です。また、いろいろなところで私達人間の役に立っていたり、環境の指標生物として使われたりしています。実験室で生きたクモ類の形質や行動を観察してみましょう。
対象 中高生 募集定員 8名
担当教員 高田 まゆら(人間総合理工学科)
J.脳はうそつき
J.脳はうそつき 実験内容
私たちは世界をありのままの形で見ていると信じていると思います。でもそんな事をしていては、脳は視覚処理だけでパンクしてしまうでしょう。実際に脳が行っているのは、限られた視覚情報の中から物事の特徴を捉えて、残りを補間するという省エネ作業です。本コースでは盲点補間という現象に着目して、実際には見えていないのに脳が勝手に作り上げる虚像を実感していただきます。
対象 高校生のみ 募集定員 12名
担当教員 檀 一平太(人間総合理工学科)
K.水をきれいにするコンテスト
K.水をきれいにするコンテスト 実験内容
水の浄化で、砂ろ過は要です。見た目はただ砂に水を通すだけで簡単そうに見えますが、ろ過で使う砂やろ過層の厚さなどによって、その浄化性能は大きく異なります。今回は、いろいろなろ材を使ってろ過床を作ってもらい、水をたくさん浄化できるろ床を開発してもらいます。
演習を通して、ろ過の仕組みと水道水の作り方を勉強します。
対象 中高生 募集定員 8名
担当教員 山村 寛(人間総合理工学科)

【お申込み・お問い合わせ】

お申込み

「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。

申込期間

2023年6月20日(火)~7月10日(月)

※応募多数の場合は抽選にて参加者を決定いたします。
抽選結果につきましては、7月末日までにメールにてご連絡いたします。

※希望コースは第三希望までお知らせください。
応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

※同じ方より複数の応募があった場合、最初の1件以外は全て無効とさせていただきます(最初の1件目で選択したコースにエントリーされます)。

※同伴者の方は、実験教室に参加・見学できません。
お友達・兄弟・姉妹と一緒に実験教室に参加したい場合は、参加者ごとにそれぞれお申し込みください。
その際、申込フォームに該当者のお名前とご関係をご記入いただければ、抽選時に考慮させていただきます。

キャンセルについて

参加が決定した方(当選した方)で、やむを得ない事情により参加をキャンセルする場合、必ず理工学部事務室サイエンスセミナー担当までご連絡ください。

お問い合わせ

中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー担当
電話:03-3817-1736

【個人情報保護について】

サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、参加通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。

2023年8月17日(木)に、サイエンスセミナーを実施しました。

イベント概要

主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
日時:2023年8月17日(木)11:30~16:30
会場:中央大学後楽園キャンパス
対象:中高生
参加費:無料

スケジュール
11:00~  受付
11:30~  開会式
12:00~  昼食会
13:00~  実験教室(以下参照)
16:00~  修了式・Tea Party

参加・申し込み状況

ご好評により、毎年多くの方にお申込みおよびご参加いただいております。(応募者多数のため、参加者は抽選のうえ決定しております。)今年度もたくさんのお申し込みを頂き、ありがとうございました。

申込者 458
参加者 104

参加者の声

★インターネットや本では得られない体験、そして更に深い知識を得ることができ、この大学で更に知識を深めたく思う。

★簡単な実験でありつつもしっかりとコンクリートの性質が理解でき、とても楽しかったです。

★ミミズ型ロボットをつくって動かすというのが面白かったです!班ごとに作戦会議をして競うのが楽しかったです。研究室見学も実験も新鮮で、有意義な時間を過ごさせていただきました。貴重な体験ができてよかったです。

★貴重な体験をありがとうございました。頭の中でのイメージも大切ですが、実際に触れて体験することが、いかに貴重で自分に対して影響力を持つのかを実感しました。講師とアシスタントさんの対応が温かくとても楽しめました。

★ロボットの操作(方向)が少し難しかったが、プログラミングができてよかった。最後のゲームが一番楽しかった。

★実験のデータをアンケートで収集する際に、どのような質問をするかがとても重要だと感じました。大学院生の方々が気さくに話しかけてくださり、実験の説明も丁寧にしてくださったのでとても良い雰囲気の中で楽しめました。

★AIの根本的な仕組みの知識を得ることができ、とても有益な時間となりました。現役の大学院生の方からお話を聞き、大学やその後の進路について考えを深めるきっかけになりました。このような機会を設けていただき、ありがとうございました。

★学校の授業の映像では見たことがあったが、実際に目で見たことで理解が深まった。

★脳は視覚をだましていると知り、自分が見ている世界は実際のものと異なっているという点がとても興味深いと思いました。

★実験を自分で考えながら楽しく行うことが出来た。最後に分かりやすい解説と補足があって良かった。

★普段高校では学べないようなことも学ぶことができて良い経験になった。化学の深いところまで学べて楽しかった。

ギャラリー

みなさまの笑顔とともに、今年もサイエンスセミナーを無事に開催することができました。
たくさんの方々にご参加頂きありがとうございました。