中央大学サイエンスセミナー

2022年度 中央大学サイエンスセミナー

中高生の皆さんへ

2022年度中央大学サイエンスセミナー

主催:中央大学理工学部

後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー

中央大学では、中高生を対象にサイエンスセミナーを開催します。
大学のキャンパスで、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?

参加費無料

日時 :2022年8月18日(木)12:30
~16:30(受付12:00~)

会場 :中央大学後楽園キャンパス

対象 :中高生

スケジュール:
12:00~  受付
12:30~  開会式
13:00~  実験教室開始
16:00~  修了式

※本イベントの申込みは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

【実験コース一覧】

A.超伝導でエネルギー革命
A.超伝導でエネルギー革命 実験内容
金属の中には,冷やすと電気抵抗が突然ゼロになる物質があります。このゼロ抵抗状態を「超伝導」とよびます。超伝導は電気エネルギーを永久に蓄えることができるので、未来のエネルギー革命の鍵として期待されています。本コースでは、液体窒素を使った実験を通して、「超伝導」のふしぎな世界を覗いてみましょう。
対象 高校生
のみ
募集定員 8名
担当教員 佐藤 博彦(物理学科)
※橘高 俊一郎より当日変更
B.津波の力を知ろう!
B.津波の力を知ろう! 実験内容
仮想的な津波の力を模擬した実験を行い、それを見学していただきながら、水の力の強さを実感してもらいます。具体的には、本学の地下にある大型断面水路において、津波実験を行い、数十センチメートルの高さの津波が、何キログラムまで動かすことができるかを調べ、そのメカニズムを説明します。また、津波に対して、堤防をどのように作っているのかも紹介します。
対象 中高生 募集定員 10名
担当教員 有川 太郎(都市環境学科)
C.管楽器の音階が決まる仕組み
C.管楽器の音階が決まる仕組み 実験内容
管楽器の音階が決まる仕組みをご存知ですか。音楽の授業でリコーダーを吹いた時に、指で穴を抑える位置を変えると音階が変わりますが,共鳴という現象が発生しています。本コースでは、音響管内部の音圧の分布を実験データより視覚化して音階が決まる仕組みを理解します。また,数値シミュレーションで様々な空間で共鳴が発生している様子を見てみましょう。
対象 中高生 募集定員 15名
担当教員 戸井 武司(精密機械工学科)
D.ロボットプログラミング
D.ロボットプログラミング 実験内容
小型の移動ロボットをプログラミングすることによって思い通りに動かします。本コースでは、プログラミングおよびロボットに関する簡単な知識を身に付けたのち、ロボットの制御を体験しながら基礎的な理解を深めます。プログラミングはパソコンを用いて実施し、その結果をロボットの動作として確認します。
対象 中高生 募集定員 8名
担当教員 國井 康晴(電気電子情報通信工学科)
E.ペットボトルを原料に戻そう
E.ペットボトルを原料に戻そう 実験内容
私たちの身の回りにあふれているプラスチックを高圧高温の水で分解し、原料に戻すケミカルリサイクルについての実験です。プラスチック(ペットボトルやCD)を分析し、プラスチックの成分を調査します。実際に、高温高圧水を用いた化学反応でプラスチックを分解します。本当に原料に戻っているか、分析をおこない確認しましょう!
対象 中高生 募集定員 8名
担当教員 船造 俊孝(応用化学科)
F.人間の感性を測ってみよう
F.人間の感性を測ってみよう 実験内容
人間の心の動きは脳活動や視線の動きなどの生体指標に現れると言われています。例えばテレビ広告や Web 広告では、私たちはどこに注目して、どう脳で情報処理をして、興味を持ち、印象を感じるのでしょうか。今回の セミナーでは、脳活動や視線の動きなどを計測する実験をとおして、種々のコンテンツへの興味の持ち方や、コンテンツに接して感じる印象などの関係性を調べます。人間の感性と脳活動や視線にはどのような関係があるのでしょうか?
対象 中高生 募集定員 10名
担当教員 加藤 俊一、高橋 直己
(ビジネスデータサイエンス学科)
G.医用工学や言語処理などの世界最先端の情報工学体験
G.医用工学や言語処理などの世界最先端の情報工学体験 実験内容
医用工学分野において左右ペアの画像から奥行を推定したり、言語処理分野においてコンピューターが人と会話するプログラムを作成するワークなどを通じて、世界最先端の研究に裏付けられた情報工学の一端を垣間見る体験を提供します。内容は受講者それぞれの知識とスキルに合わせてその場で調整しますから、心配要りません。会話システムについては https://youtu.be/
Vnw0mEvfU_I
参照。
対象 高校生
のみ
募集定員 8名
担当教員 鈴木 寿(情報工学科)
H.水をきれいにする微生物を見てみよう
H.水をきれいにする微生物を見てみよう 実験内容
水を汚す原因のひとつがアンモニアです。アンモニアが多いと魚も死んでしまいます。しかし,何種類かの微生物のはたらきによって,水の中のアンモニアは,環境にも人間にもまったく無害なかたちで大気にもどされます。そうした微生物の姿とはたらきを体感してもらいたいと思います。
対象 中高生 募集定員 10名
担当教員 諏訪 裕一(生命科学科)
I.脳はうそつき
I.脳はうそつき 実験内容
私たちは世界をありのままの形で見ていると信じていると思います。でも、そんなことをしていては、脳は視覚処理だけでパンクしてしまうでしょう。実際に脳が行っているのは、限られた視覚情報の中から物事の特徴を捉えて、残りを補間するという省エネ作業です。本コースでは盲点補間という現象に着目して、実際には見えていないのに脳が勝手に作り上げる虚像を実感していただきます。
対象 高校生
のみ
募集定員 12名
担当教員 檀 一平太(人間総合理工学科)
J.水をきれいにするコンテスト
J.水をきれいにするコンテスト 実験内容
水の浄化で、砂ろ過は要です。見た目はただ砂に水を通すだけで簡単そうに見えますが、ろ過で使う砂やろ過層の厚さなどによって、その浄化性能は大きく異なります。今回は、いろいろなろ材を使ってろ過床を作ってもらい、水をたくさん浄化できるろ床を開発してもらいます。
演習を通して、ろ過の仕組みと水道水の作り方を勉強します。
対象 中高生 募集定員 8名
担当教員 山村 寛(人間総合理工学科)
K.大地をつくる小さな植物「ミズゴケ」を知る!
K.大地をつくる小さな植物「ミズゴケ」を知る! 実験内容
湿地は生き物の宝庫である。植物や動物、微生物などが水を賢く利用し、生きている場所である。この生き物の中で、「ミズゴケ」という小さな植物が水循環や物質循環において重要な役割を果たしている。ミズゴケの生態系における役割を探り、我々人間の暮らしとの関係について調べる。
対象 中高生 募集定員 8名
担当教員 シュテファン・ホーテス
(人間総合理工学科)

【お問い合わせ・お申込み】

お問い合わせ

中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー担当 電話:03-3817-1742

お申込み

本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

申込期間

2022年6月21日(火)~7月10日(日)

※応募多数の場合は抽選にて参加者を決定いたします。
抽選結果につきましては、7月末日までにメールにてご連絡いたします。

※希望コースは第三希望までお知らせください。
応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。

※参加が決定した方(当選した方)で、やむを得ない事情により参加をキャンセルする場合、必ず理工学部事務室サイエンスセミナー担当(03-3817-1742)までご連絡ください。
次点の方に参加の確認をさせていただく場合があります。

※同じ方より複数の登録があった場合、最初の1件以外は全て無効とさせていただきます(最初の1件目のコースにエントリーされます)。

※申込みフォームのメッセージの項目には同伴者についてご記入ください。
同伴者の方は実験に参加・見学できない場合がございますので、お友達・兄弟・姉妹などで実験参加者として応募したい場合は、それぞれお申し込みください。その際、ご関係をご記入いただければ、抽選時に配慮させていただきます。

【個人情報保護について】

サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、参加通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。

2022年8月18日(木)に、サイエンスセミナーを実施しました。

イベント概要

主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
日時:2022年8月18日(木)12:00~16:30
会場:中央大学後楽園キャンパス
対象:中高生
参加費:無料

スケジュール
12:00~  受付
12:30~  開会式
13:00~  実験教室(テーマはこちら
16:00~  修了式

参加・申し込み状況

ご好評により、毎年多くの方にお申込みおよびご参加いただいております。(応募者多数のため、参加者は抽選のうえ決定しております。)今年度もたくさんのお申し込みを頂き、ありがとうございました。

申込者 365
参加者 94 ※当日欠席者11名

参加者の声

※実施後の参加者アンケートより一部抜粋

★最初は計算したり、原理が難しい物理を想像していましたが、普段できない貴重な液体窒素の実験などをすることができて本当に楽しかったです。すぐには理解出来なかったですが、講師の方や大学院生の方が丁寧説明してくださったのでやりながら納得でき、高校で学ぶ知識はこういうところで役に立つのだと感じました。

★高校ではなかなか揃っていない高度な実験用具を使った本格的な実験ができて、貴重な体験ができた。

★津波の強さやどのようなときに一番速くなるのかを知れて、いい体験ができた。

★80㎏のタンクが押し流されていくのが印象的だったのと同時に、水の力の強さを実感することができて面白かった。

★実験内容は難しかったが、グラフにした時に自分たちがした数値が可視化されていて、実験の楽しさと音の面白さを感じられました。研究室も実際に見学させていただいて、大学の雰囲気が感じられてとても楽しかったです。

★中学の授業ではやらないことを詳しく学べてよかった。

★音響モードによる振幅比の変化を知ることができて良かった。音が人に与える影響(精神面、特に不安)を体験し、知ることができて興味深かった。

★PowerPointを使って分かりやすく教えてくれて、とてもよかった。大学生側から話しかけてくれるので、わからないことがあっても、すぐに解決できた。

★実際に複雑な機械を使って実験するのはめったにできないことなので良い経験となった。

★AOBやNOB、ボルボックスなどさまざまな微生物が見れてよかった。

★大学の研究室では具体的にどのように研究してどのように結果を出しているか、またどういう生活をしているのかが以前よりわかってよかった。

★脳波を初めてみて、面白かったです。

★撮った写真をきれいに立体にできたからすごいなと思った。

★Pythonはいずれ使ってみたいと思っていたので、触れることができて楽しかったです。講師の方もとても丁寧で親しみやかったです。

★目的を持って助けてもらいながらもプログラムを組むという工程がとても面白く感じました。

★実験室でミニ浄水場を作って水をキレイに知ることが出来て良かったです。透明度で1位を取れたのでとっても嬉しかったです。また浄水場がどのようにして汚い水をキレイにしているかが分かりました。色々勉強になりました。

★最初は難しかったですが先生やお手伝いの先生のおかげでよく理解できました。

★植物や生物が好きだったので楽しく実験できました。

ギャラリー

みなさまの笑顔とともに、今年もサイエンスセミナーを無事に開催することができました。 たくさんの方々にご参加頂きありがとうございました。