社会・地域貢献

2015

中高生の皆さんへ

中央大学では、中高生を対象に今年もサイエンスセミナーを開催します。
机の上の勉強からちょっと離れて、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?

  1. 主催 :中央大学理工学部
  2. 後援 :文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
  3. 日時 :2015年8月21日(金)11:00~17:00
  4. 会場 :中央大学後楽園キャンパス
  5. 対象 :中高生
  6. 参加費:無料(昼食付き)
  7. スケジュール
    ・11:00~  受付
    ・11:30~  開会式
    ・12:00~  昼食会
    ・13:00~  実験教室(下表参照)
    ・16:00~  修了式 Tea Party

本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【実験コース一覧】

A.止まらないコマを作ろう!
担当教員 宗行 英朗
対象 中高生
募集定員 10名
実験内容 みなさんはコマを回したことがありますか?コマはずっと回り続けることはできません。でもこの実験コースでは、ずっと止まることなく回転し続けるコマを作ります。そんな魔法のようなことができるのでしょうか?もちろん、タネもしかけもあります!ほんの少し電気と磁気についての勉強をして、工作を楽しんで、その不思議な世界を身近に感じて下さい。
B.水に関する災害と防災を学ぼう!
担当教員 山田 正
対象 中高生
募集定員 15名
実験内容 実験水路(川の大きな模型)と流域の模型を使って、水に関する災害と防災について学びます。実験水路では、東日本大震災で起こった川を津波がのぼる現象(津波の遡上)を見学します。また、流域の模型を使って洪水の再現を行い、防災対策について考えてもらいます。さらに雨天時には、最新鋭のレーダを使って雨のリアルタイム観測を行ってもらいます。
C.人工細胞をつくってみよう!
担当教員 鈴木 宏明
対象 中高生
募集定員 6名
実験内容 ものづくりといえば、機械や電化製品などのカタイものを想像すると思います。でも、生物を物質からつくってしまおうという研究がされているのはご存知でしょうか?怖い話ではありません。人間や動物のようなものは当然できません。でも、生物の一番小さい単位である細胞のようなものなら?精密機械工学科で、DNAが細胞膜にはいったものをつくってみましょう。
D.ロボット技術を応用した福祉機器を体験してみよう
担当教員 諸麥 俊司
対象 中高生
募集定員 10名
実験内容 ロボット技術を応用したさまざまな機器が、私達の暮らしの中に広がりつつあります。今回は障害者福祉の分野に目を向け、ロボット技術を応用した福祉機器についてみなさんと一緒に考えたいと思います。当日は手に麻痺を負った人のために開発された電動式革手袋を紹介し、その仕組みについて一緒に勉強します。
E.光で水素を出してみよう!
担当教員 張 浩徹
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 光の照射によりクリーンエネルギーである水素を取り出す実験を行い、水素社会の可能性やそれを支える物質を紹介します。
F.人間の感性を測ってみよう
担当教員 加藤 俊一
対象 中高生
募集定員 15名
実験内容 「このデザイン、カッコいい/イマイチ」などと感じたりするのはなぜでしょう?原因は、デザインそのものだけでなく、見る人の心の中にもあるのです。この実験では、デザインの特徴を測ると共に、それを見る人の感じ方(感性)の特徴を測る方法を実験します。そして、コンピュータを利用して、想定するお客さんにカッコいいと思ってもらえるデザインに挑戦してみましょう!
G.折り紙と宇宙
担当教員 鮏川 矩義、東川 雄哉
対象 高校生のみ
募集定員 8名
実験内容 みなさんは「ミウラ折り」って聞いたことがありますか?紙の折り畳み方の一種なのですが、対角部分を持って広げたり閉じたりするだけで全体が連動して開閉する仕組みになっています。このミウラ折りは、地図の折り畳みから人工衛星の太陽光パネルの折り畳みまで、幅広く応用されています。セミナーでは、折り紙をはじめとする身近な遊びの裏に隠された深遠な数理の世界を体験してもらいます。
H.空中に浮遊した粉の動きを光ファイバーを使って調べてみよう
担当教員 幡野 博之
対象 高校生のみ
募集定員 10名
実験内容 容器内につめた粉や粒を空気の力で空中に浮遊させると泡が出来て粉が激しく動きます。これらの様子を観察するために、光ファイバーを使ったプローブを製作しましょう。また、他の方法も使って浮遊した粉の特徴やどんな所に応用できるか考えてみましょう。
I.脳はくまなく世界を見ているか
担当教員 檀 一平太
対象 高校生のみ
募集定員 12名
実験内容 私たちは世界をありのままの形で見ていると信じていると思います。でも、そんなことをしていては、脳は視覚処理だけでパンクしてしまうでしょう。実際に脳が行っているのは、限られた視覚情報の中から物事の特徴を捉えて、残りを補間するという省エネ作業です。本セミナーでは盲点補間という現象に着目して、実際には見えていないのに脳が勝手に作り上げる虚像を実感していただきます。

【お問い合わせ・お申込み】

お問い合わせ

中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー担当 電話:03-3817-1742

お申込み

Webサイト(パソコン)からのお申込み

下の「★Webサイトからのお申込みはこちらから★」の文字をクリックしてください。

本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

携帯電話からのお申込み

下のQRコードから申込みサイトにアクセスしてください。
「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。

QRコード

スマートフォンからのお申込み

下のQRコードから申込みサイトにアクセスしてください。
「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。

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応募締切

2015年7月7日(火)

※募集定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、予めご了承願います。
なお、抽選結果につきましては、当落に関わらず郵送にてご連絡いたします(7月中旬発送予定)。

※希望コースは第三希望までお知らせください。
応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。

※参加が決定した方(当選した方)で、やむを得ない事情により参加をキャンセルする場合、必ず理工学部事務室サイエンスセミナー担当(03-3817-1742)までご連絡ください。
次点の方に参加の確認をさせていただく場合があります。

※パソコンあるいは携帯電話、いずれか一方よりご登録ください。
同じ方より複数の登録があった場合、最初の1件以外は全て無効とさせていただきます(最初の1件目のコースにエントリーされます)。

※申込みフォームのメッセージの項目には同伴者についてご記入ください。
同伴者の方は実験に参加・見学できない場合がございますので、お友達・兄弟・姉妹などで実験参加者として応募したい場合は、それぞれお申し込みください。その際、ご関係をご記入いただければ、抽選時に配慮させていただきます。

【個人情報保護について】

サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、参加通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。

2015年8月21日(金)に、サイエンスセミナーを実施しました

イベント概要

主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
日時:2015年8月21日(金)11:00~17:00
会場:中央大学後楽園キャンパス
対象:中高生
参加費:無料(昼食付き)

11:00~  受付
11:30~  開会式
12:00~  昼食会(学食)
13:00~  実験教室(以下参照)
16:00~  修了式 Tea Party

参加・申し込み状況

ご好評により、毎年多くの方にお申込みおよびご参加いただいております。(応募者多数のため、参加者は抽選のうえ決定しております。)今年度もたくさんのお申し込みを頂き、ありがとうございました。

男女内訳 申込者 343(男:189、女:154)
参加者 87(男:41、女:46)
学年内訳 申込者 高校生:124名<1年:70名、2年:43名、3年:11名>
中学生:219名<1年:88名、2年:75名、3年:56名>
参加者 高校生:55名<1年:32名、2年:20名、3年:3名>
中学生:32名<1年:12名、2年:9名、3年:11名>
地域内訳 申込者 東京:192名、神奈川:56名、埼玉:42名、千葉:39名、茨城:5名、栃木:5名、その他:4名
参加者 東京:50名、神奈川:15名、埼玉:9名、千葉:10名、茨城:1名、栃木:1名、その他:1名

※参加者については当日の欠席者を除く

コース紹介・実施風景・参加者の声

当日の実施風景や参加者の声を中心に、ご紹介します。

1.開会式

いよいよサイエンスセミナーが始まります。

2.昼食会(学食)

実験前に、同じコースの仲間や実験担当の先生、お手伝いの学生・大学院生たちと、学食で昼食をとり親睦を深めました。

3.実験教室

実験教室の始まりです。コース別に実験を行います。

Aコース「止まらないコマを作ろう!」宗行 英朗

★電磁石や音のしくみがわかってとても面白かった。

★身近なもので興味深い実験ができて、とても面白かったです。

Bコース「水に関する災害と防災を学ぼう!」山田 正

★普段は見られないような場所にも行け、レーダー観測ができたのでよかった。

★実際に水の流れを間近で観察して、障害物があるだけでこんなにも流れ方が変わると知って面白いと思いました。

Cコース「人工細胞をつくってみよう!」鈴木 宏明

★どんなものができるのか全くわからないまま、やり始めましたが、人工細胞がちゃんと作れてよかった。

★人工細胞は思っていたよりも小さく、興味深かった。

Dコース「ロボット技術を応用した福祉機器を体験してみよう」諸麥 俊司

★細かい作業が大変だったけど、実際にセンサーを作れてよかったです。

★小さなものでも非常に役に立つのだと改めて思いました。

Eコース「光で水素を出してみよう!」張 浩徹

★普段行えない実験を行えて興味深かった。水素で新しい実用的なエネルギーを開発してほしい。

★たくさんの器具や新しい器具に触れたり、研究室で実験する機会が持ててよかったです。

Fコース「人間の感性を測ってみよう」加藤 俊一

★自分の夢がデザイナーなので、色に関する実験はすごく興味深かった。これを自分の夢にも活かしたい。

★同じチームの子と楽しくできたので良かった。実生活で色の配色を考えるのに役立ちそうだと思った。

Gコース「折り紙と宇宙」鮏川 矩義・東川 雄哉

★1つの平面図形から様々な立体をつくることができるのが、感動ものでした。

★身近にある折り紙で、頭を使いながらも楽しく実験できた。

Hコース「空中に浮遊した粉の動きを光ファイバーを使って調べてみよう」幡野 博之

★自分の知らない光ファイバーの使い方を知り、もっと光ファイバーについて知りたくなった。

★今までにやったことがない、大学でしかできない実験で新鮮で楽しかった。

Iコース「脳はくまなく世界を見ているか」檀 一平太

★脳のはたらきの説明もわかりやすく、錯視の体験をたくさんできて、とても面白かったです。

★普段は気にすることのない分野だったけれど、今回参加してすごく興味がわきました。

4.修了書の授与Tea Party

実験の成果を称え合い、理工学部長 石井靖より修了書授与が行われました。実験や昼食会を通して参加者の皆さんと学生の皆さんが仲良くなり、チームごとに盛り上がっていました。

★なかなか大学の研究を体験することがないので、とても貴重な経験になりました。

★すごく楽しく、施設も沢山あり食堂の雰囲気や研究室の中も見れて、学校のことを知ることができたのでよかった。

★学校の授業とは違った面白さがあった。来年もまた参加したい。

たくさんの方々にご参加頂きありがとうございました。