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本学名誉教授 元本学学長 永井 和之が瑞宝重光章を受章

2021年04月30日

 本学名誉教授 元本学学長 永井 和之が、その長年に渡る教育研究の功労が評価され、令和3年春の叙勲において「瑞宝重光章」を受章しました。
 永井 和之名誉教授は、昭和44年に本学法学部助手として着任し、昭和49年同助教授、昭和56年同教授(平成16年から平成19年大学院法務研究科教授(併任))、平成28年に定年で退職されるまで、社会における企業の役割と企業からの要請、および、企業を対象とする法とそれ以外の規範を多面的に捉え、わが国の法体系において企業法を位置づけ、体系的に理解し、その発展をめざす研究を行われました。その成果は商法全般にわたり、海商法分野で日本海法学会小町谷賞奨学金を授与され、会社法分野では著書『会社法』に結実するなど、わが国の商法学・企業法学につき常に第一線で活躍されました。

 また、公認会計士二次試験試験委員、同三次試験試験委員、司法試験第二次試験考査委員などを務め、高度専門職業人の育成に貢献しました。

 さらに、平成17年11月より中央大学学長、同年12月より総長・学長として2期6年間に渡り本学の発展に貢献するだけでなく、財団法人私立学校通信教育協会会長、日本私立大学連盟常任理事、司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員などを務め、私学教育の発展に尽力されました。