TOP

DX×新しい学びの空間 FOREST GATEWAY CHUO が竣工

2021年03月17日

 2021年3月16日、多摩都市モノレール「中央大学・明星大学駅」前にある「グローバル館(GLOBAL GATEWAY CHUO)」「国際教育寮(International Residence Chuo)」(2020年4月開設)と3号館(文学部、国際経営学部)との間に、新しい学びの空間FOREST GATEWAY CHUO が竣工しました。

 自然豊かな多摩キャンパスの玄関口に、新たな中央大学の顔となる建物として、あらゆる『知』が集合・発信される空間、学生同士や企業、地域の人々との交流拠点として、新たに開設したものです。

 随所に視認性、多様性、開放性に富む空間設計がなされており、また、SDGsへの取り組みとして、積極的に木材を活用し温かみのある空間とするとともに、標準的な建物と比べエネルギー消費を50%以上削減するなど、省二酸化炭素に資するよう自然環境にも配慮しています。

 この新棟は、仮称「学部共通棟」と呼ばれていたことが示すように、中央大学の学生すべての新しい学びの拠点として利用できるように、様々な工夫がなされています。中央大学では、2021年4月からの新学期において、面接授業と遠隔授業を組み合わせた学びの場を提供することとしていますが、従来の学部ごとに特化された施設に加え、教育のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に対応したFOREST GATEWAY CHUOを活用することで、COVID-19下における、新しい学びを大きく伸展させます。

 たとえば、FOREST GATEWAY CHUOには、大画面を備えた双方向会議・授業システムが設置されています。これまでの遠隔授業では、教員が発信する授業を学生が自宅で受信するという一方向のものになりがちでしたが、このシステムを利用することで、自宅だけではなく、後楽園をはじめとする都心キャンパスの教室、協定先海外大学や部活動遠征先など多数の拠点を結び、それぞれの拠点に学生と教員が集まって議論を重ねるといった、新しいタイプの遠隔授業が可能となります。COVID-19下で、留学が難しい中でも、海外の大学生に参加してもらうことで、現代社会の多様性理解を深めることができるでしょう。

 また、講義室、演習室、アカデミックライティングラボ、ホールなど、これまでの教室の考え方を覆す開放空間が広がり、そこに学生・教員・スタッフが気軽に、そして日常的に集うことで、交流と対話を通じた学びが可能となります。

 FOREST GATEWAY CHUOは、2021年4月から利用を開始いたします。今後、この新施設を利用した新しい学びと学生生活について、順次お知らせしてまいりますので、グローバルキャンパスを目指す多摩キャンパスと個性豊かな都心キャンパスの新展開に是非ご注目ください。