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コロナ禍に鑑みた2021年度学生支援策について
新入生一律5万円給付並びに在学生対象「経済援助給付奨学金」支給(総額約5億円)

2021年03月01日

コロナ禍に鑑みた2021年度学生支援策について
新入生一律5万円給付並びに在学生対象「経済援助給付奨学金」支給(総額約5億円)
 

2021年3月1日
学校法人中央大学  
理事長 大村雅彦
中央大学     
学長 福原紀彦

 

 受験生、新入生、在学生の皆さんには、新型コロナウイルスとの戦いが続いている現状の中で最善の努力をされているものと、敬意を表します。

 学校法人中央大学は、昨年4月末、新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑みて授業を急遽オンライン方式へ切り替えるにあたり、学生の皆さんに情報環境を整備して学びを継続してもらいたいという趣旨で、1人あたり5万円の支援(総額13億円)を実施する方針を決定しました。これは返済不要の奨学支援金であり、対象は通学課程に在籍する全学生でした(大学院生、専門職大学院生を含む)。この特別支援策に加え、コロナ禍により家計が大きく悪化した学生に対して、本学は一定の要件の下に「経済援助給付奨学金」も支給しました。

 その後およそ1年を経過し、本学は2021年度の新学期については、社会における新型コロナウイルスの感染状況の推移を見守りながら、安全・安心を確保するための措置を講じて、在学生、新入生をキャンパスに迎える準備を進めています。しかし、新型コロナウイルスはまだまだ収束したとは言いがたく、授業については、オンライン方式を併用しつつ、対面で参加できる授業の割合を相当程度確保して実施することを予定しています。

 そこで、学校法人中央大学は2021年度も、(1)新入生(学部・大学院・専門職大学院の新1年生、約6,000人)を対象として、情報環境支援等の趣旨で一律5万円の特別支援を実施することを予定しています。これに加えて、(2)コロナ禍による急激な家計悪化により授業料の納入に困難を抱えている新入生・在学生に対しては、別途、昨年よりも緩和された要件の下に、拡大された内容をもって、「経済援助給付奨学金」をより広く支給することに致します。

 これらの支援措置は、本学卒業生によって設立された「公益財団法人白門奨学会」および同窓会組織である「中央大学学員会」からの温かいご配慮による支援(総額5億円)、さらには、多数の卒業生や教職員のご芳志による寄付金によって支えられています。

 また、学部に在籍する学生のご父母をもって組織する父母連絡会からの学生への温かい想いの込められた支援により、これまでに各キャンパス入口の充実した検温体制を整備することができております。

 ご関係の皆様にはここに篤く御礼を申し上げます。

 このように中央大学には家族的情味とスチューデント・ファーストの伝統が息づいており、コロナ禍の状況下でも、教職員、卒業生、さらにはご父母が学生の皆さんをさまざまな形でサポートして参りますので、新入生の皆さんも安心して入学していただきたいと思います。なお、支援策の詳細が確定しましたら、随時ウェブサイトにてお知らせ致します。

 本学のユニバーシティ・メッセージは「行動する知性。」です。学修意欲をしっかりと持ち、安全を確保するための行動をとり、みんなで工夫・協力しながらこの困難を乗り越えていきましょう。