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対面授業を前にウェルカムセレモニー  ―1年生が後楽園キャンパスへ

2020年09月19日

 新型コロナウィルス感染症拡大の影響に伴い、前期授業はオンラインによる実施となり、キャンパスに入構できない状況が続いていました。後期授業についても原則として、オンラインによる遠隔授業は継続するものの、対面が必要な授業に関しては、今後の感染状況次第で実施することになりました。

 面接授業の開始を前に、理工学部、大学院理工学研究科及びビジネススクールの学生が在籍する後楽園キャンパス(東京都文京区春日)では15~18日、理工学部全10学科の1年生を対象にウェルカムセレモニーを実施。この春入学した1年生861名のうち、4日間で後楽園キャンパスでの参加が約550名、オンラインでの参加が約100名、計650名が参加しました17日(木)午後1時半から行われた理工学部都市環境学科のウェルカムセレモニーは、教員の紹介や、グループワーク、キャンパスツアーなどが3密を避ける形で約2時間実施され、新入生が熱心に耳を傾けていました。ウェルカムセレモニーに出席した都市環境学科の東京都と神奈川県出身の学生は、 「きょう初めてキャンパスに来ることができました。とにかく友人と会えず、授業に関しても友人と相談したりできずに、一人で対応しなくてはならなかったので、厳しかった。きょう以降、面接授業などでキャンパスに来る機会が増えるとうれしいです」と語り、期待に胸を膨らませていました。

 ウェルカムセレモニー終了後、樫山和男学部長は、「新入生の元気な顔を直接拝見することができて、安心いたしました。参加した学生からも、大学生になった実感を得られ参加して良かったという声が寄せられています。また、準備していただいた各学科の先生方や職員の方々からも、実施して良かったという声が寄せられました。理工学部は実験・実習、演習などがあることから特に対面、面接による機会を必要としています。後期・秋学期は、このコロナ禍において、徐々に面接授業が再開できるよう、感染対策をしっかり講じた上で実施してまいりたい。」さらに、「この状況をチャンスと捉え、教職員が一体となり、オンラインを活用した新たな学生教育・サービスに取り組んでまいります。」

なお、今年の国家公務員総合職試験で本学出身者の合格者は60名となり、私大では2位。このうち理工学部、大学院理工学研究科から23名の合格者を出しています。

 都心にありながら、緑豊かな環境を持つ後楽園キャンパス。図書館や教室等もコロナ禍においてリニューアル。中央大学は感染症拡大防止に向けてさらに対策を講じ、安心、安全なキャンパス運営を継続してまいります。