国際連携・留学

短期留学体験記 シェフィールド大学/イギリス

研修校の特徴

◎付属の英語教育機関が実施する4週間のプログラム

◎グループディスカッションを中心とした参加型の授業

◎滞在先はホームステイまたは大学寮の選択制

参加学生からの声

  • 事前授業では、イギリス英語や地域特有のなまりに耳を慣らす練習などをして役にたった。現地の授業では、午後のオプションの授業で発音のクラスやイギリス文化が学べるクラス、IELTS対策クラスなど選択することができとても良かった。
  • 初めのうちはホストファミリーとうまく会話することができず自分の部屋に逃げてしまうこともあったが、時間がたち慣れていくことで、リビングで談笑することができるようになり、自分の成長を感じることができてとてもうれしかった。
  • 現地に行くまでは1か月の留学は長いと思っていたが、毎日新しいことを経験する日々だったため、あっという間に終わってしまった。最初は中学校で習うような英単語すら戸惑うことがあったが、現地の方々の優しさもあり乗り越えることができた。語学力の向上のためにも、さらに長い期間で留学をしてみたいと思うようになった。

留学体験記

2024年度

学部・学科 文学部 人文社会学科 西洋史学専攻
氏名 岩崎 蒼海
留学時の学年 3年生
なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
もともと海外に興味があり、現地での生活や勉強を体験してみたいと考えていたため、この留学に参加しました。1か月という時間を留学に使うことができるのは大学生でいる間だけであり、親元を離れて海外で過ごすということや、自分自身の持つ英語力などを試すことができるという点に惹かれました。新しいことへの挑戦という意味も込めて、この留学への参加を希望しました。
留学先を選んだ理由は何ですか?
イギリスには前年にも訪れており、人々の雰囲気や文化など、とても魅力を感じていました。そのため、同じイギリスのシェフィールド大学を選びました。治安の良さや、周辺の様々な地域に観光に行ける立地の良さもシェフィールドを選んだ理由です。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
英語学習は事前に少しずつ行っていました。現地で過ごすうえで英語は必須であり、前もって知識として身に着けておくことが大切だと考えていました。他にも、現地の情報を調べることも心掛けていました。公共交通機関の使い方や通信環境といった実用的なことから、観光地や名物料理、歴史、ニュースなども注目し、理解を深められるよう努めました。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
・授業内容、クラス・授業の雰囲気、現地担当教員について、宿題や課題について等
現地の授業では、グループワークを通して文法や語彙、イギリスの文化などについて学習しました。私のクラスには日本人以外に、韓国人・中国人・ウクライナ人の留学生がいました。教科書の話題に対して先生が質問を出し、それを班ごとに話し合うのが授業の基本的なスタイルでした。時には自分自身の考えを文章で書くこともあり、授業を通じて4技能の全てを養うことができました。授業の中には「ペアで新しい商品を考え、その宣伝をする」というものもあり、英語力と発想力の両方が試されるものもありました。先生や他国の留学生はみな優しくフレンドリーであり、楽しく授業に参加することができました。
滞在先はどうでしたか?
・楽しかったこと、大変だったこと、印象に残っていること、心掛けていたこと等
私は留学生用の寮に宿泊していました。寮は1人1部屋になっており、手入れが行き届いておりきれいでした。学校から近く、近隣にはスーパーもあるので、利便性の良い環境であったと感じます。市街中心部や駅からは少し離れていますが、歩いて行ける距離でした。街中も比較的清潔であり、治安も良く穏やかな雰囲気でした。市内には大聖堂、サッカースタジアム、ショッピングモール、パブ、博物館などがあり、また周辺地域は自然が豊かで、観光には事欠かないと思います。景色がきれいな所が多かったのも、とても印象に残っています。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
放課後にはよく市街地へ出かけていました。特に印象深いのはシェフィールド・ユナイテッドの試合を観戦したことです。夕方に試合があったため授業後に友人と観に行きました。現地の熱狂的なファンの応援は凄まじく、その間に挟まっての観戦はとても興奮しました。また別の放課後には、同じクラスの人たちと集まって料理を作り、パーティーを楽しんだりもしました。
休日は現地大学のバスツアーに参加しました。シェフィールド近郊に安く、一本で行けるため便利でした。中でもスカボローという海岸沿いの町は景色が非常に良く、イギリスで訪れた観光地の中では最も美しい町でした。バスツアーの無い日曜日には自分たちで行き先を決め、バスや電車を使いながら遠出をしていました。放課後も休日も時間がたくさんあったため、行きたい場所ややりたいことを思う存分できました。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
私はこの留学を通じて、実際に自分の五感を通じて体験してみることの重要性を学びました。確かに、現地に行く前には不安を感じることもありました。ですが、毎日過ごす中ではたくさんの発見や経験があり、1か月間とても楽しく留学することができました。「どんなことでもとりあえずやってみる」という姿勢を持ち、色々なことに挑戦することで成長できたと感じています。また、様々なバックグラウンドを持つ人と交流することも、新しい考えを知ることにつながり、とても大切なことだと実感しました。
私は今後の生活においても、まだ知らない新しいことに挑戦し、より多くの人たちと関わっていきたいと感じました。学内外を問わず、ボランティア活動に取り組んでみたり、社会人になった後もそのような意識をもって生活していきたいです。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
海外に興味がある人はもちろん、そうでない人にも、ぜひ留学に行ってみてもらいたいです。日本で生活している中では、知らないことや経験できないことがたくさんあると思います。実際に現地に行ってみて初めて分かることも多いと感じます。それらに触れることで、今まで持ち合わせなかった気づきを得ることができ、自分自身の視野の広がりを実感できるはずです。何か新しいことにチャレンジするのには勇気がいると思いますが、大学生の今だからできることを探してみてほしいです。

2019年度

学部・学科 法学部 法律学科
氏名 古舘 芽
留学時の学年 2年生
なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
大学ではこれまでに経験していないことに挑戦したいと思い、その一つが留学でした。大学のホームページの他、国際センターに置いてある留学体験者のアンケートなどから情報収集を行っていました。留学によって貴重な経験が得られたというアンケートを読み、自分も留学に行ってみたいという気持ちが強くなりました。
シェフィールド大学を選んだ理由は何ですか?
プログラムにあるロンドン旅行やエディンバラ旅行に魅力を感じ、シェフィールドを選択しました。ホームステイと寮の選択ができたことや、課外活動等が充実していることも決め手になりました。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
イギリスのガイドブックを買って行きたいところを事前に考えていました。滞在期間は長いようであっという間なので、優先順位をつけておくと効率よく行きたいところに行けるかと思います。留学する国の文化や歴史も調べておくと、現地での時間がより充実したものになると感じました。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
同じクラスには日本人の他、中国や韓国、サウジアラビアからの留学生もいました。授業はリーディングからリスニング、スピーキングまで幅広く練習できるような内容でした。私は特にスピーキングが苦手でしたが、少人数制のクラスということもあって、あまり緊張せずに参加することができました。グループごとにゲームを考えてプレゼンしたことや、地元の名所を紹介した授業が印象に残っています。現地の担当教員の方々も優しく、和やかな雰囲気のクラスでした。
滞在先はどうでしたか?
留学中に心がけていたことは、毎日日記を書くことです。就活生になった今、留学の経験を振り返ることもありますが、日記は当時を思い出すうえでとても役立っています。また、留学で最も印象に残っていることはロンドンとエディンバラの旅行です。「オペラ座の怪人」は中学生のときに映画を見てから大好きな作品だったので、それを生で見ることができたときは本当に感動しました。また、エディンバラでは友達に誘ってもらい、ミリタリータトゥーというパフォーマンスを見に行きました。このような旅行を含め、イギリスでの毎日は一生忘れられない思い出になりました。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
放課後は語学学校主催のイベントに参加することが多かったです。会話練習やスポーツなど様々な企画があり、友達と一緒に参加していました。他には街中を散策したり、寮生活だったため夕飯などを買いに行ったりして過ごしていました。
休日には語学学校のバスツアーに申し込み、日帰りでシェフィールド近郊の観光地へ行きました。また、リーズという場所へ行ったことも思い出に残っています。電車のチケットを買い、シェフィールドから片道約1時間かけて観光に行きました。往復チケットのうちの片方を紛失するというトラブルもありましたが、自力で問題を解決する対応力が身につきました。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
私は留学を通して、何事も挑戦してみることが大切だと学びました。留学へ行く前は寮生活のことなど色々と不安を感じていましたが、留学中は不安を感じる暇もないほど毎日が充実していて、あっという間の日々でした。多くの人と出会い、今までにない経験をすることができ、改めて留学を決意してよかったと感じています。留学を悩んでいた私の背中を押してくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。
留学をきっかけにさらに多くの人と交流して視野を広げたいと思い、帰国後から日本語の授業サポートの活動も始めました。現在は学内だけでなく、ハワイ大学のボランティアとしても登録し、活動を続けています。留学や授業サポーターの経験から学んだことは、社会人になってからも活かしていきたいと考えています。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
海外に少しでも興味があったらぜひ参加してほしいと思います。想像以上の経験がきっと得られるはずです。コロナの影響もあり留学に不安を抱えている方は多いと思いますが、今ではオンラインでの国際交流も広がり、短期留学を含め様々な選択肢があります。ぜひ幅広く情報収集をして、大学生のときにしかできないことに挑戦してほしいと思います。