国際連携・留学

短期留学体験記 ハワイ大学マノア校(NICE)/アメリカ

研修校の特徴

◎ハワイ大学マノア校の英語教育機関が実施する3週間のプログラム

◎コミュニケーション能力を伸ばす会話中心の授業

◎ホノルル周辺や公園での屋外授業やハワイ大学の学生との交流

参加学生からの声

  • 少人数でのコミュニケーションを重視した授業スタイルだった。週2回行われるインターチェンジというハワイ大学の学生と交流する場では、2~3人のグループでテーマに関するディスカッションをし、長い時間会話の練習をすることができた。この機会を通して、学生と友達になることもできた。
  • 学校での授業やワークショップを通して、ハワイの言語、文化、歴史について学ぶことができた。また、毎日のホームワークや授業でのインタビューなどを通して英語に触れる機会も多く、とても勉強になった。
  • ホームステイの経験を通して気づいたことは、なるべく簡単な表現を使って話すということだった。自分の言いたいことが言えないとき、すぐにスマホや辞書に頼るのではなく他の表現方法を使い、自分がわかる英語だけでホストファミリーに自分の意見を伝えられるか考えるよう意識した。これにより、会話の実践力がついたと思う。

留学体験記

安田 岳広(経済学部 経済学科)

なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
私がこのプログラムに応募したきっかけとしては、やはり海外での生活に大きな憧れを抱いていたということがあります。長期休みの期間に、海外旅行をする機会があり、そこでの経験が私にとってとても刺激的だったので、一度は留学して、海外での生活をしてみたいと思うようになりました。そんな時、語学の授業でこのプログラムのチラシを見て、参加することを決意しました。
ハワイ大学マノア校を選んだ理由は何ですか?
ハワイを選んだ理由としましては、まだ慣れない海外での生活にも、ハワイであれば日本人へのサポートが手厚いと思ったことと、ハワイにおける独自の文化に興味があったことなどがあげられます。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
留学するにあたって事前に準備したこととしては、もちろん大学での授業や普段の生活での英語の学習に以前よりも力を入れるようになったのですが、それに加えて海外での生活に備えて、生活必需品などもそろえました。現地では日本で慣れ親しんでいる製品はなかなか手に入らないので、いくつか日本から持って行ったことで役に立ったことが何度かありました。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
現地の研修では、多くの留学生がいくつかのクラスに分けられて、現地の先生から英語で授業をしていただきました。2週間に及ぶ本格的な英語の授業を通して、自身の英語の能力が向上したことはもちろん、同じクラスの仲間たちとの交流を深めることもできました。また、キャンパス内での特別授業も印象的で、チョコレート工場のオーナーにキャンパス内で食べられる草を集めてもらい、サラダを作っていただきました。日本ではなかなかできない体験ができてとてもためになりました。
滞在先はどうでしたか?
滞在先で感じたことは、やはり物価の高さです。円安の影響もあり、日本を出発する前から物価の上昇は承知していましたが、実際に現地に行くとそれを改めて実感することになりました。例えば、ランチを食べようにも一食2000円は当たり前で高いものでは一食3000円なんてものもありました。また、ワイキキなど観光地に近いほど物価は上昇し、ワイキキのマクドナルドではビックマックセットが2000円であったのに対して、パールハーバーの近くにあったマクドナルドでは1500円だったなんてこともありました。もう一つ、生活面に関して私が感じたことは、日本人にとって生活しやすい環境であるということです。やはり日本からの観光客が多いということもあり、街中には日本語があふれかえっています。また日本人への信頼度は非常に高く、日本のパスポートをお店で見せると、日本人ならいいかと気を許してくれることが多々ありました。さらに驚いたことが、ワイキキの近くにあるドン・キホーテがあまりにも日本のものと違いがなさ過ぎたということです。特に生鮮食品のコーナーでは日本語のポップがメインで、英語がサブタイトルのようになっていました。当時日本の食べ物が若干恋しくなっていた私にとってはとても安心感があったことを覚えています。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
現地研修以外の時間では、ハワイならではの観光地を巡りました。特に印象的だったのはダイヤモンドヘッドで、早朝に上り、頂上から見た景色は一生忘れることはできません。様々な国籍の人々が訪れており、ハワイの観光地としての素晴らしさに改めて気づかされました。また、休みの日にオフキャンパスツアーとして、パールハーバーを訪れました。現地での様々な資料や、施設を通して、当時の惨状やその歴史について多くのことを学ぶことができました。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
私は現地での活動を通して、様々なことを感じましたが、やはり一番感動したことは、ハワイという場所の美しさや素晴らしさと、それらを観光地として最大限活用することができているハワイの町としてのすごさです。何気なく生活している中でも、やはりそのすごみというものを改めて感じることができました。日本にも素晴らしい場所や観光地は存在しますが、やはりその魅力を最大限引き出すことができている地域はなかなかありません。その点において、現存する美しい自然環境を整備した素晴らしい観光地、またその間でのアクセスの良さ、観光客に対する受け入れ態勢、景観の整備など、日本が学ぶべきことはいくつかあると考えます。観光業について興味がある私にとっては、このような発見ができたことは大きな財産となりました。今後は、今回学んだことを糧として、日本がハワイに負けないような素晴らしい観光地を作り出し、世界にアピールできることに貢献できる仕事に就くために日々努力を重ねていきたいと考えています。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
やはり、海外で活動をするということには不安もあるし、ある程度の資金も必要になると思います。それらが原因で海外での活動をあきらめてしまう人も少なくありません。しかし、せっかく学生を支援していただける制度があるのだから、思い切って行動に移してみるべきだと思います。実際に私自身も最初はためらっていましたが、現地に行ってみると、新たな発見や出会いがたくさんあり、自分自身の行動に非常に満足しています。また、渡航前ははっきりと定まっていなかった自身の目標が明確になりました。機会があったらまた次の活動もしてみたいと考えています。私のように新たな挑戦をする学生が一人でも多く増えてくれたらうれしく思います。

工藤 若菜(理工学部 人間総合理工学科)

なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
中央大学の短期留学プログラムの制度は、大学入試をする前に大学案内パンフレットを通じて知りました。
大学入学当初、留学する気は全くなかったのですが、大学生活を送る中で、私自身の国際的な視野や言語力の乏しさを痛感し、留学に行くことを決めました。
中央大学には短期留学プログラムと長期留学プログラムがあり、留学期間を選ぶことができるのですが、私は旅行でも海外に行ったことがなかったので、短期留学を選びました。
ハワイ大学マノア校を選んだ理由は何ですか?
ハワイ大学マノア校のプログラムを選んだ理由は、初めての海外でハワイならば何かあったとき、日本語で対応してもらえると考えたからです。また、ハワイには中央大学パシフィックオフィスがあり、困ったときに日本語で相談できる存在がいたことは心強かったです。 学外にも留学プログラムがあることは知っていましたが、少しでも不安のない状態で留学へ行きたかったので、サポートの手厚い中央大学の留学プログラムを活用しました。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
留学先の文化や法律を調べてから行きました。日本では当たり前のことが、留学先では法律違反だったりするので、事前学習は重要です。
私は、市販の海外旅行本を購入し、これを使ってある程度は文化や法律を理解してから留学へ行きました。分かりやすくまとめてあるのでお勧めです。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
・授業内容、クラス・授業の雰囲気、現地担当教員について、宿題や課題について等
私のクラスはハワイの言葉を学んだり、自分の気持ちや考えを英語で伝えあったり、インターチェンジと呼ばれる授業でハワイ大学の学生と会話をしたりしました。また、一週間に一度課外学習の日があり、私のクラスは「POW!WOW!HAWAII」と「ダイヤモンドヘッドハイキング」へ行きました。
現地担当教員の方はとても親切で優しい方でした。困ったことがあるとすぐに相談に乗って下さりました。
宿題や課題は毎日出ますが、そこまで心配する必要はないと思います。
滞在先はどうでしたか?
・楽しかったこと、大変だったこと、印象に残っていること、心掛けていたこと等
私は、運良くルームメイトにもホストファミリーにも恵まれ毎日充実した生活を送ることができました。
特に楽しかったことは、カードとコインを使ったギャンブルゲームです。毎晩夕食後にホストファミリーと一緒に遊んでいました。このゲームを通じて、ホストファミリーとの距離がぐっと近づいたと思います。
大変だったことは、ホームステイ先の家の方まで走るバスが1時間に1本しか来ないことでした。基本的にバスは時間通りに来ないので油断していたら、バスが既に発車していたことがあり、ルームメイトと1時間何もない所でバスを待ち続けたという事件が発生しました。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
放課後は、ルームメイトと観光もかねて現地の有名なお店などに行き毎日色々なものを食べたり、ショッピングしたりしていました。ワイキキビーチ周辺の知識はかなりついたと思います。
休日は、同じ中央大学の留学プログラムの仲間と一緒にレンタカーを借りて、The bus(ハワイのバス)で行くと時間のかかる場所へ観光に行ったりしました。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
本留学に参加したことによって、日本の英語教育では学ぶことが出来ない、英語におけるネイティブとのコミュニケーション力を高めることができたと思います。また、英語が話せないと何もできないという危機的状況に追い込まれた結果、日常生活で使う英単語を自然と身につけることができました。
今後も、本留学で培った力をより深めていき、研究活動を行う中で様々な国の人と意見を交わせるようになりたいです。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
The bus(ハワイのバス)は、次のバス停の名前が一瞬しか表示されない為、ぼーっとしていると降り損ねます。そのため、私は土地勘がつくまでGoogle Mapで自分の位置情報を常に確認していました。また、Google Mapは自分の利用したいThe busがあと何分くらいで来るのかも表示されるので大変便利です。ハワイ大学短期留学への参加を検討している方は、留学前にGoogle Mapのダウンロードをお勧めします!

吉田 光花(商学部 会計学科)

なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
大学を卒業するまでに、学校の留学等で英語を公用語とする国に全て行くという目標を達成したかったからです。中学3年生から大学3年生の夏まで、海外修学旅行・留学・語学研修・海外インターンシップで、ニュージーランド(3週間)・カナダ(3か月)・シンガポール(1週間)・フィリピン(3週間)・オーストラリア(1か月)に行った経験があり、中央大学に入学した時から、この短期留学プログラムに参加するつもりでした。私は、色々な国に行って見聞を広げたい為、留学期間が長い長期留学ではなく、行った国の数を重視し、短期留学にしました。
ハワイ大学マノア校を選んだ理由は何ですか?
英語を公用語とする国の中で、アメリカにまだ行ったことがなかったからです。又、中学1年生から高校3年生までアメリカ英語を習っていたので、自分の英語力の実力試しが出来る良い機会だと思いました。外部の留学プログラムを使って留学をしていた友達も何人かいましたが、大学のプログラムの方が同じ大学の子が何人もいる為、交流も深めやすく、安心できるというメリットがあると思い、外部の留学プログラムを選びませんでした。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか。
海外に行く時は、忘れ物をしたら絶対に現地で買えるという保証がないので、足りない物があったら買いに行く時間が取れるよう、日にちに余裕を持って荷物の準備をし、忘れ物が必ずないようにしました。又、スーツケースに収まる範囲内で少し多めに服や日用品を持って行きました。帰りは予想以上に荷物が増えるので、手提げ袋を持って行きました。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
・授業内容、クラス・授業の雰囲気、現地担当教員について、宿題や課題について等
私のクラスでは、貧困や安全について、配布された資料に基づいてディスカッションをしたり、与えられたテーマを基にオリジナルストーリーを作って会話練習をしたりしました。とても発言しやすい雰囲気でした。
現地担当教員は、祖父母と妻が日本人の日系人で、私と同い年くらいの娘が2人います。先生は毎回1人1人に目を配り、気さくに話しかけてくださる優しい人でした。
宿題は週に3日間、先生が添削できるように1行ずつ行を空けて1ページ以上の日記を書くというものでした。又、Final Projectという、社会問題を1つ取り上げて自分の学部と関連付けた解決策を発表するという最終課題がありました。
滞在先はどうでしたか?
楽しかったこと、大変だったこと、印象に残っていること、心掛けていたこと等
寮は綺麗で、ルームメイトも良い人だったので、特に大きな問題なく生活出来ました。ただ小さな虫をよく見かけました。
楽しかったことは、キッチンに中央大学のこの短期留学プログラムに参加したメンバーが集まって、ルームメイトの誕生日パーティーをしたことです。クラスが違ったり、部屋がある階が違ったりで、普段なかなか話せなかった子と話せて、良い思い出になりました。
大変だったことは、洗濯です。洗濯機が2台しかなかったにも関わらず、2台とも頻繁に壊れ、2台とも壊れていて洗濯が出来ない日もありました。その為、洗濯機があまり使われていない平日の夕方に洗濯をしていました。又、1人で1台の洗濯機を使うともったいないので、ルームメイトと一緒に1台の洗濯機を使い、お金を払う人と洗剤を使う人で役割分担をしていました。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
授業が夕方まであったので、放課後に観光に行く時間はありませんでした。私は、現地の物を色々と食べてみたかったので、3週間1回も自炊をしませんでした。その為、放課後は寮の近くのスーパーで夕食を買ったり、月曜日は課外授業でワイキキの近くの美術館に行ったので、ワイキキで夕飯を食べたりしていました。
土曜日はアクティビティでFarmers Marketと真珠湾に行き、日曜日はルームメイトと海に行ったり、指輪を作りに行ったりしました。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
私のクラスは12人中5人が韓国人で、授業中は韓国人の隣に座っていたので、韓国人の英語の訛りに慣れることができました。又、クラス分けテストで1番上のクラスになったので、自分の英語力に自信が持てるようになりました。そして、ハワイに留学しに来る日本人の数は想像以上に多いことを学びました。
今後は、海外と関わりがある仕事に携わり、英語の勉強をコツコツすることで、留学で身につけた力を活かしていきたいです。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
3つアドバイスがあります。1つ目は、Google Mapや写真を撮る為に頻繁にスマホを使うので、完全に充電が終わっているモバイルバッテリーを常に持ち運ぶこと。2つ目は、ハワイの雨季は毎日にわか雨が降るので、折り畳み傘も常に持ち運ぶこと。3つ目は、私が使っていた教室は冷房に鍵がかかっていて温度調節が出来ず、寒すぎて風邪をひいてしまったので、授業を受ける際は、上着を持っていったり、長ズボンやロングスカートをはいていったりした方が良いです。