国際連携・留学
カナダ ウィニペグ大学
学部学科 | 総合政策学部国際政策文化学科 |
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氏名 | 植村 南美 |
留学開始時の学年 | 2年次 |
留学期間 | 2023年9月~2024年4月 |
留学を志した理由
私が留学を志した理由は三つあります。一つ目は多文化主義を掲げる国について実際に現地で学びたかったからです。私は、日本が差別のない多文化共生社会を実現するにはどうしたらよいのかをゼミで研究しています。そのためには多文化主義を実現する国に行き、現地の人々の実態を自分の目で見て、生の声に耳を傾けることが重要だと考え、留学先はカナダを選びました。二つ目は日本について海外で発信したかったからです。3歳から書道を続けている私は、日本の文化の素晴らしさを海外の人に伝えたいと思っていました。日本語や日本文化を教えるボランティアを行い、カナダの人たちに日本に興味をもってもらいたいと考えました。三つ目は実践的な英語コミュニケーション能力を磨きたかったからです。自分の意見をしっかりと英語で表現できるようなりたいと考えました。また、異なる価値観や習慣を現地の人と触れ合う中で知ることも大切だと思いました。
現地の授業について
ウィニペグ大学の授業では、専門科目をHuman Rights の分野から3科目履修しました。Introduction to Global Citizenshipでは、国家単位ではなく地球単位の市民権について学び、国境は解放すべきか地球規模の市民権はどのように維持できるのかなど視野を広げることのできる内容でした。History of Human Rights in Canadaでは、カナダの人権に関する歴史について学び、多文化共生国家と呼ばれるカナダはどのようにして作られたのかを知ることができました。そしてRefugees, Resettlement and Resilienceは学生たちのディスカッションを交えながらの授業で、各々の経験を共有したり意見交換をしたりして難民への理解を深めました。日本では得られない視点で世界について考えることができ、現地の学生との議論は大変刺激になりました。他にも、大学でボランティア登録をして毎週金曜日にフードバンクの運営を手伝ったり、市内にある日本文化センターで中学生に日本語を教えたり、授業外での活動に積極的に取り組んだことも、貴重な経験になりました。

キャンパスはこじんまりしたアットホームな場所でした。少人数教室が多く、先生と生徒たちの距離はとても近いことが利点です。

クリスマスホリデーにホストファミリーの親戚に会いにアルバータへ連れて行ってもらった際、カナディアンロッキーに登りました。