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【商学部 グローバルインターンシッププログラム】パンヤピワット経営大学の学生によるインターンシップ成果報告会が実施されました

2024年06月20日

就業体験を中心に、日本語講座、ゼミ交流等、充実した2週間のプログラムを体験しました
 商学部では、2014年よりタイのパンヤピワット経営大学(以下:PIM)と連携を結び、インターンシッププログラムを実施しています。本プログラムは、グローバル・プロフェッショナル・プログラム(GPP)の一環で、PIM学生を受け入れる一方、本学学生をタイに派遣する、双方向型のグローバルインターンシップです。今年度のPIM学生による日本でのインターンシップは、2019年度以来の開催となり、各インターンシップ先をはじめとする関係者の皆様のご協力の下、無事に終えることができました。

 5回目の開催となる今年度は、「日本で働くことの意味」を理解してもらうことを目的とし、2024年6月2日(日)~6月16日(日)の15日間、PIMよりタイ人学生5人が本学へ派遣されました。学生の皆さんは、中央大学生活協同組合、八王子市と三鷹市の小学校・中学校、飲食店での就業体験のほか、日本語講座、ビジネスマナー講座、ゼミ交流、工場見学など、実りある2週間を過ごしました。

 プログラム最終日の6月14日(金)には、ヒルトップ2階Gスクエアにて、本プログラムでの成果報告会を行い、2週間のプログラムを通じて学んだこと等をひとりずつ発表しました。その後は、インターンシップ修了式・懇親会が行われ、PIM学生の皆さんは、最後までプログラムを楽しむことができたようです。

日本語でインターンシップの成果報告会を行いました

▲日本語でプレゼンしました

  インターンシップ成果報告会には、学生らを引率してくださったPIM教員(教養学部ビジネス日本語学科)の田島先生や、商学部の斎藤正武教授(プログラム担当)、二宮理佳教授(日本語講座担当)、ほか商学部事務室職員や本学学生が出席しました。

 PIM学生の皆さんは、それぞれ10分間のプレゼンを事前に作成し、日本語で発表しました。プレゼンでは、「タイと日本の学校の違い」、「今回のインターンシップで学んだこと」、「楽しかったこと」、「大変だったこと」など、それぞれが実際に体験したことや感じたことを一生懸命に伝えました。プレゼンの終了後、聴講者からの質問に対しても、日本語ではっきりと受け答えをするなど、2週間で大いに成長した姿が見られました。

■PIM学生によるプログラムの感想~報告会のプレゼンから

▲緊張の中、笑顔も見られました

●日本での生活について何が印象的でしたか?
日本人はとても優しい。日本の料理(特に天ぷら)が美味しかった。とても涼しかった。休日にみんなで浅草に行ったのが楽しかった。日本は移動手段が徒歩メインで大変だった。

●インターンシップについて何が印象的でしたか?
どの活動もすごく楽しかった。日本語をたくさん話すことができた。挨拶が大切だということを学んだ。ルールやマナーが多くて覚えるのが大変だった。日本とタイでは時間の考え方が違った。年の差があっても相手から話しかけてサポートしてくれるのがうれしかった。

●これからの大学生活をどのように過ごしていきたいですか?
また日本でインターンシップに参加するので今回学んだことを活かしたい。日本語をもっと勉強して上達したいと思った。日本語教師になれるように頑張る。またこのプログラムに参加したい。

■プログラムを担当した教員からの講評

▲発表後の質疑応答でも日本語で答えました

学生によるインターンシップ成果報告の後、インターンシッププログラムを担当した教員から講評をいただきました。

PIM  田島先生
「皆さん、2週間お疲れ様でした。プレゼンテーションは本当によく出来ていたと思います。3年生の2人はもちろん、1年生の3人はまだ日本語を学び始めてから日が浅いのにもかかわらず、大変上達したと思います。これからタイへ帰っても引き続き、頑張っていきましょう。また、本プログラムを無事に終えられたこと、関係者様には感謝申し上げます。ありがとうございました。」

商学部  二宮教授
「すばらしいプレゼンでした。皆さんがこうして中央大学に来てくれることで、あちこちで交流が起こります。交流が起こると皆いろいろ学びます。皆さんだけでなく私たち教員も職員も学生も交流から様々なことを新しく学びます。中央大学に来てくれてありがとうございました。来年も待っています。」

商学部  斎藤教授
「2週間お疲れ様でした。プログラムの初日から皆さんのことを見てきて、本当によく成長したと思います。また、実際に日本人と話してみると日本語の難しさを感じたと思います。皆さんが熱心に学ぶ姿勢が、本学の学生や各インターンシップ先でも十分に伝わったからこそ、多くのことを教えてもらえたり、やさしくしてもらえたりしたと思います。これからもその心を忘れず、勉強し続けてください。」

修了式と懇親会を行いました~2週間お疲れ様でした!

 インターンシップ成果報告会の後は、ヒルトップ2階の食事スペースで、修了式と懇親会を行いました。
 修了式では、商学部長 井上義朗から、一人ひとりにプログラム修了書とお土産を授与しました。PIM学生の皆さんは名前を呼ばれると、とてもうれしそうな表情で受け取っていました。井上学部長からは、「2週間という期間ではありましたが、無事にインターンシッププログラムを実施できたこと、学生の皆さんが成長できたことを非常にうれしく思います。タイへ帰ってからも、引き続き勉強してください。」と、挨拶で述べました。

 懇親会は、斎藤教授の乾杯の挨拶で始まり、PIM学生と商学部生のほか、Gスクエアの学生スタッフ、PIM学生の友人学生(他大学に留学中)も参加し、笑顔でいっぱいの交流ができました。 食事はお寿司やデザート、ジュースなどが用意され、残り少ない交流時間を満喫し、最後は記念撮影で本プログラムの全日程を終了しました。
★PIM(教養学部ビジネス日本語学科)学生の皆さん
【3年生】Mr. Chayutapong Marneerat(フィーファー)さん、Mr. Kridtithee Jannim(プーン)さん
【1年生】Miss. Sirikan Amplang(ビュー)さん、Miss. Pattranid Sangjam(アーンジー)さん、
     Mr. Akkarachai Samgkhamchai(エーテン)さん

★お世話になったインターンシップ先
八王子市立第三小学校、八王子市立川口小学校、八王子市立川口中学校、三鷹市立第四中学校、三鷹市立第五中学校、
セコンド、キューピー株式会社、中央大学生活協同組合