商学部プログラム科目『グローバル・プロフェッショナル・プログラム』の授業科目である「グローバル・キャリア/タイ」で、海外インターンシップを実施しました。*国際経営学部と合同実施


日程:2023年9月2日~9月17日

授業内容

商学部プログラム科目『グローバル・プロフェッショナル・プログラム』の授業科目である「グローバル・キャリア/タイ」では、現地企業でのインターンシップに参加します。旅行や留学では得られない経験をすることができ、将来の可能性が大きく広がります。  *本海外研修は商学部学生は「商学部グローバルインターンシップ奨学金」により、渡航費用の一部補助を受けています。

学生コメント

池田 菜那|商学部 国際マーケティング学科 フレックス・コース 2年


私たちは9月2日~9月17日の2週間、タイでインターンシップを行いました。研修内容としては、現地の大学のPIMでビジネスミーティングに参加したり、学生と交流したりしました。また、タイロッテ・伊藤園からマーケティングに関する課題を頂き、現地のセブンイレブンやスーパーマーケットでリサーチをすることによって解決策を考えて企業の方々へスピーチを行いました。そして、休日にはパタヤへ行って半日海で泳いでシーフードを食べたり、アユタヤで観光したりしました。私は留学経験がなくこんなに長期間海外に滞在したのが初めてだったので、英語でコミュニケーションをとること、知らない土地で生活すること、ましてやインターンをすることがとても不安でした。しかし、実際に行ってみると現地の方々は私の拙い英語を理解しようと努力してくれて、むしろ正確な英語でないとしても積極的に発言すればみんな友達になってくれるし、私たちが参加する予定ではなかっただろうプログラムにも誘ってくれて、おいしいタイ料理屋さんにも連れて行ってくれました。さまざまなことに挑戦させてくれたこのプログラムでしたが、私にとって海外の友達ができたことはとても貴重な経験でした。

稲木 陵介|国際経営学部 国際経営学科 2年


今回のプログラムでは、タイ現地の教育機関でのインターンシップ、タイの日系企業へ訪問、日系企業から出された課題についての企業へのプレゼンテーションがメインの活動としてありました。教育機関では、現地のタイ人の学生との交流はもちろん、ビジネスミーティングにも参加させていただき、ビジネスミーティングがどのように進められていくか体感することができました。またミーティングには違う国出身の方々もいて、言語の大切さ、それ以上に世界で働く上で英語がいかに重要になってくるのかを理解することができました。
訪問先の日系企業では、母国から出て外国人としてタイ現地でご活躍されている日本人の方々からお話をお伺いでき、たくさんの刺激を受けました。そして漠然としていた「外国で働く」ことが可視化されたとても良い機会になりました。今回の最も大きな学びはチームワークの重要性です。企業から出された課題のプレゼン資料を作っていく際に、メンバーの意見と私の意見が異なることがあり苦労しました。最終的にお互いが納得する形で課題に取り組み、良いプレゼンを作ることができ、チームワークの難しさと共に楽しさを再確認することができました。そして、インターン先、訪問先でも会社の一人一人が協力し合い、チームで会社が動いていることを実感でき、社会もこのように全体が影響を及ぼし合っているのだなとわかりました。これらは普段日本でアルバイトしているだけではなかなか考えない事なのでプログラムに参加してよかったと思える大きな要因の一つになりました。総じて今回のプログラムは自分が将来どんなキャリアを歩んでいくか考える非常に素晴らしい機会となり、日本ではできない経験をたくさん積むことができ非常に有意義なプログラムでした。将来世界で活躍する人材になるべく、これからより一層国際経営の勉学に励もうと思います。

教員コメント

斎藤 正武|商学部 教授


商学部で初めてのグローバルインターンシッププログラムとして始まったタイのプログラムは、第1回の送り出しが2014年に遡ります。このプログラムは、タイの財閥であるCP(チャロン・ポカパン)グループの流通系企業CP-AllとそのコーポレートユニバーシティでであるPIM(パンヤピワット経営大学)と協定を結び、バンコクで2週間のインターンシップ体験を行うプログラムです。ASEANの中心地であるタイ・バンコクにおいて、英語を使いインターンシップ体験をすることは、将来の海外でグローバルに活躍する学生にとって、大変刺激的な機会になっています。タイは、多くの日系企業の進出があり、親日的なタイ人が多く、海外インターンシップ体験のみならず、タイの人たちと心が通じ合い、SNSなどを通じて長い付き合いになっているようです。このプログラムの経験者には、このプログラム終了後、1年間の留学等に繋げた学生が多くいます。このプログラムを契機として、人生を羽ばたいてくれることを望んでいます。

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