学部・大学院・専門職大学院
三つの方針
学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
<養成する人材像>
商学部は、「実学重視」教育の立場から、商学にかかる各専門分野及びその関連領域における理論並びに実務に関する教育研究を行い、広く豊かな学識と優れた専門能力を有し、ビジネスをはじめとする各分野を通じて社会に貢献できる人材を養成します。
<卒業するにあたって備えるべき知識・能力・態度>
商学部では、所定の教育課程を修め、経営学科、会計学科、国際マーケティング学科、金融学科の各専攻にかかわる専門分野の知識を体系的・包括的に理解し、卒業に必要な単位を修得し、以下のような知識・能力・態度等を身につけた人材に対し、学士(商学)の学位を授与します。
- 専門性:
【経営学科】
企業などの経済活動の運営・管理や維持・発展について分析するために必要となる理論や技法を修得している。【会計学科】
企業などの経済活動を貨幣的に測定し、その情報を株主、債権者などのステークホルダーに伝達するための理論や技法を修得している。【国際マーケティング学科】
企業と顧客の間で行われる商品やサービスの取引活動や、それに関連する諸活動など、流通・マーケティングと国際貿易という2つの分野の理論や実務を修得している。【金融学科】
企業などの財務活動や資産運用、金融機関の活動、それを支える金融の仕組みなど、経済活動において必要となる、金融の理論や実務を修得している。 - 基礎知識・技能:経済や法律に関する知識及び人文・社会・自然科学分野に関する知識や外国語運用能力を含むコミュニケーション能力、情報処理能力、定性的・定量的分析能力など、専門分野を支える基礎的な能力を幅広く身につけ、それを活用することができる。
- 適応力・判断力・実践力:ビジネスをはじめとする様々な分野において、多様性を理解・尊重し、柔軟な適応力・総合的な判断力・確かな実践力を身につけ、他者と協働することができる。
- 主体的学修能力:知的好奇心、協調性やリーダーシップ、倫理観や社会的責任の自覚、自己管理力などを有し、主体的に学びを継続することができる。
※商業・貿易学科は2022年4月から国際マーケティング学科へ名称を変更しました。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
<カリキュラムの基本構成>
商学部では、学位授与の方針に掲げる専門性、基礎知識・技能、適応力・判断力・実践力及び主体的学修能力を修得できるよう、以下の点を踏まえて教育課程を編成します。
専門教育科目
- 商学部スタンダード科目
専門系統(経営系、会計系、商業・貿易系、金融系)の入門科目、商学分野の学びにとって基本となる経済科目、基礎的な学修・研究技法を身につけるリサーチ・メソッド科目、及び導入演習を通じて学生として有して欲しい一定水準の知識・技法を涵養します。 - 商学部分野別専門科目
経営系、会計系、商業・貿易系、金融系、経済・法律系の5系統に区分し、各系統においてコアとなる専門科目を配置すると同時に、隣接する専門分野の系統的履修を促します。 - 商学部アドヴァンスト科目
商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な位置づけとして、プログラム科目、専門演習科目及び学部・大学院共通科目に区分し、各区分において学生の選択と主体的な学びを促進します。
総合教育科目
- リベラルアーツ科目
人文・社会・自然科学に関して総合的に学修できる科目及び健康・スポーツ系の科目を配置し、幅広い教養を涵養します。 - グローバル科目
グローバル化の進展に伴って重要度が高まる英語及び第二外国語関連科目を、学生各自の習熟度、意欲、関心のあるテーマなどに応じて段階的に学修できるように促します。 - キャリア科目
自らのキャリアを探るための助けとなるように、インターンシップ(海外実習を含む)等の科目を配置し、自立した社会人・職業人としての自己実現を目指します。
<カリキュラムの体系性>
商学部では、科目ナンバリング制を導入することにより授業科目を体系的に配置しています。学生が段階を踏んで学修を進める環境を整えることで、学修成果の向上を図ります。
体系的な学びと並行して、キャリア科目やプログラム科目での学びにおいて、コミュニケーション能力やリーダーシップなど、組織人としての基本的素養を養います。
1年次から2年次にかけては、商学部スタンダード科目、グローバル科目、リベラルアーツ科目などを中心に学ぶことで、商学部で求められる基礎的知識・技法を身につけます。
また、2年次からは、商学部分野別専門科目で、経営、会計、商業・貿易、金融及び経済・法律について学びを深めます。
3年次からは、専門演習等において問題解決力を養いつつ、一段と高い知識と技能を身につけます。
これら4年間の学修を通じて自立した社会人・職業人として求められる専門性と教養を涵養します。
入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)
<求める人材>
商学部では、商学にかかる各専門分野及びその関連領域における理論並びに実務に関する教育研究を行うことにより、広く豊かな学識と優れた専門能力を有し、ビジネスをはじめとする各分野を通じて社会に貢献できる人材を養成することを目的としています。この目的を達成するため、次のような学生を求めています。
- 自ら学ぶ意欲、向上心及び知的好奇心を有する人
- ビジネスに関する実践・研究に対して強い意欲を持つ人
- 社会人・職業人として自己実現するためのキャリアプランを持つ人
以上に基づき、次のような知識・能力・態度等を備えた学生を多様な選抜方法によって受け入れます。
- 自ら積極的に学び、得た知識や技能をビジネスなどの場で活かす意欲を持つ人(知識・技能、思考力・判断力・表現力)
- ビジネスに関する実践・研究に対して意欲を持ち、因果関係を整理し分かりやすく説明できる論理的思考力、自らの意見を説明するための表現力を持つ人(知識・技能、思考力・判断力・表現力)
- 高等学校で履修する国語、地理歴史、公民、数学、外国語の内容を幅広くかつ十分に理解ししている人(知識・技能)
- 国語や外国語[英語・ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・朝鮮語など]の学習により、自らの考えを表現することができる人(表現力・思考力・判断力)
- 将来に対して明確な目標を持ち、その目標に向かって努力を続けられる人(主体性・協働性)
- 仲間との協働を通じて、リーダーシップやチームマネジメントを学びたい人(主体性・協働性)
- 社会現象に対して広く関心をもち、様々な角度からみる態度を有している人(主体性・協働性)
- 入学者選抜ごとの評価項目(193KB)